経済、株式市場の【予想合戦】が面白い

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皆さん、アメリカの動きを注視してますか~~?

私は「アメリカが世界をリードしている」と考えますので結構気にして細かく見ていますが、自分であれこれ調べるなんてややこしくて時間がかかることは出来ませんから、ユーチューブの情報発信を頼りにしているのはいつも書いている通り。

中心に見ているのは「2つのチャンネル」で、一つは【PAN米国株投資ちゃんねる】でもう一つは【レバナス1本リーマン】で、このブログでも何度か紹介しています。

今、この二箇所の「読み」が両極端に分かれているのを感じます。

【PAN米国株投資ちゃんねる】の読み方って、ある意味、一般的というか多くの投資家やトレーダーが考える読み方だと思います。だからこのチャンネルを見ていると「効率よく、知りたいことがわかるチャンネル」だと感じます。

【レバナス1本リーマン】はちょっと変わっていて、それこそありとあらゆる指標を見、その内容も細かく見ていくタイプで、これほど細かく見て解説しているのを私は他に知りません。ここの良さは「データを元にしている」ってところ。

そりゃ誰でも思いつきで情報発信しているわけじゃないのは当たり前ですが、「深読みをしているかどうか」って非常に大事だと思うんですよ。そういう意味で、私は【レバナス1本リーマン】は非常に大事な情報源だと思っています。

どちらもそれぞれ調べていること、見ている事象から【将来を予想している】のね。その内容はどちらかというと【PAN米国株投資ちゃんねる】は楽観論で、【レバナス1本リーマン】は悲観論。

面白いですね~。

多くの人達は「これからどうなるのか」「どう読むべきか」と思って彼らの情報を見ていると思うのですが、私は全く違うのはいつも書いている通り。

【私は予想、予測はしない】

彼らの主張を聞いていると、「視聴者のニーズに合わせている」とは思うものの、決して【トレーダー向きではない】と思うんですよ。

でも一般的な投資家にはあれで良いのだろうとは思うのね。「どう将来を読むべきか」を考えて【行動を決める】という点で、ほとんどの人がそうやっていることですから。

ところが私としては、そうやって「好き勝手に予想をして行動を決める」から【勝ったり負けたりが続く】し、XXXXの予想が当たったとか、YYYは外れたとか、では次からは誰の言うことを聞くべきかなんて考えるようになると思っているわけです。

これって競馬競輪と同じだと思いませんかね。

な~~んて言ったら失礼で、普通、事業を行う企業は必ず「将来を予想する」のが当たり前ですよね。何も考えずに新規事業や撤退を決めるなんてことはありえない。貿易会社なら「為替の行方を予想する」のは非常に大事で、それなくして商品やサービスの【価格】を決められない。買う側だとしても、価格が安いのか高いのか妥当なのかもわからない。【実際に商品の受け渡しをして、決済するのは将来だから、その時点の為替を予想しないわけには行かない】のは当たり前のこと。

あるいは設備投資をするなり新規の事業を立ち上げるときに、将来の予想は必ずする。あるいはその読みによっては「撤退」も決める。

これは個人の小さな商店も同じだし、フリーランサーとて同じ。

この将来の読みが自分の未来を左右してしまうのだから。

これが「世の中の常識」ですよね。【予想しないなんてことはありえない】

だから多くの人達は、自分もいっぱしの投資家になったつもりでああじゃこうじゃと考え悩むんじゃないですかね。そしてそうすることに「何の疑問も感じていない」様子。

私にしてみると、そういうやり方って、おかしいなぁ、不思議だなぁ、疑問を感じないのかなといつも思うんですよ。

貿易をしているわけでもない、企業で新たな事業を始めるわけでもない、今後の事業計画の見直しをしているわけでもないのに。

私は【何のしがらみもない一般投資家】が大手の投資家や事業会社と同じになったつもりで考えてどうすんの?って思うんですよ。

大工には大工のやりかたがあるわけで、大手企業の作戦会議に参加して「巨大モール建設プロジェクトの是非」を一緒に考えてどうするの?ってこと。

あるいはこういうふうに考えたらいかがでしょう。

誰しも大地震や大津波からは逃れたい。これは企業も店舗も個人も皆、同じ。

だから専門家も国も真剣に調査、研究をして「予知」と「対策」を考える。

では「大地震が来るはず」「大地震なんか来ない」と専門家の予測が別れた場合、貴方ならどうします?どちらが正しいか寝ずに考えれば答えは見つかります?

これは企業や店舗に取っては無視できないことで、ああじゃこうじゃと考えをめぐらすのは当たり前。

でも私は思うんですよ。

大地震が来るかもしれない。そして大津波も来るかもしれない。だとするならば「それの準備はちゃんとしておこう」と。

でもその予測を聞いて「今、逃げよう」とか「このまま居続けよう」とは考えないのね。

そんなのどうなるかはわからないから。(笑)

ただし、「警報発令」とか「地震が起きたら、予定通り避難しよう」と思うわけです。まさかいつ地震が来るかもわからないのに、家族揃って今すぐに避難するなんてことはしない。また避難は簡単ではないから「大地震なんか来ない」「そういう話をするのはやめよう」なんてことも思わない。

私にはどうなるのかわからないのですよ。

だから「実際に起きた」あるいは「かなりの確率で来る」「その予兆がはっきり見えた」ら行動を起こすだけのこと。

ここでは投資の話をしているわけですが、ここでいう投資って「株式投資」や「インデックス投資」ですよね。先物でもファンドでもなんでも良いですが、【準備に何年も掛けた】わけでもないし、【撤退も簡単には行かない】わけでもない。

【売ろう】【撤退しよう】と思ったら、1時間後にそれは完了できるじゃないですか。

逆に【買いだ!】【買い増しだ】と思えば、5分後に注文は出せるはず。

だから慌てる必要なんてまったくないんじゃない?

「お化けが出るぞ~~」と脅かされたら逃げますかね。それとも「絶対にお化けは出ない」と無視しますかね。

私は「お化けが出るか出ないか」はわからないんですよ。お化けが存在するのかどうかもわからない。

でも「お化けが出る」という人の話を無視しようとも思わないのね。だって「お化けは出ない、お化けはいないことを証明できますか?」と問われても私には何もわからないのだから。逆に「お化けは出ない」と言い切る人には、「どうやってそれが証明できますか?」と聞きたい。

お化けだろうが地震だろうが、「出るかもしれない、起きるかもしれない」ことだけは想定して準備をしておいて、「出た~~~」となれば、逃げればいいじゃないですか。(笑)

簡単な話だと思うんですよね。

これからは「円高に動く」とか「来年は不景気になる」とか「来年も好調でしょう」なんて話になんの意味があるんでしょうか。

多くの人は「当て物が好き」なのは間違いがなくて、「きっと明日はこうなる」なんてことを考えるのが好きなのね。そして当たれば「ほらね?」なんて胸を張り、はずれれば「何もなかったように知らん顔」するんじゃない?

そんなのに付き合うほうが無駄で、多くの人が多くの予想をするわけで【必ずどれかは当たる】けれど、【どれが当たるのかは誰にもわからない】じゃないですか。

私は世の中の投資家、トレーダーを見ていると、「当て物ごっこをしている」ように思うんですよ。

でももし当て物ごっこをするのであれば、「いくつかの想定をするべき」で、そのどれが起きても対応できるように準備するべきでしょう。

私は投資やトレードって戦争だと思っているんですよ。敵がいて競合もいる中での「生き残りの戦い」をしている。

さて、「敵はどういう状態なのか」「彼らはどう攻めてくるのか」を想像し研究し予想するのは大事ですが、では「実際に攻めてきた時にどうすればよいのか」がいちばん重要なはずなのね。「攻めてこなかったらどうするか」「右から攻めてくると予想していたらそのとおりだった」「予想とは違って左から攻めてきたらどうするのか」。

それが「現実であって」、予想ばかりしていて勝てるんですかね。

それとも「予想が当たれば勝てて」「予想がはずれれば負けて殺される」のが当たり前、それで良いってことなんですか?また「予想が当たれば勝てる」のは間違いがないんですかね。「予想がはずれたら勝てる可能性もなく、反撃も不可能」なんですかね。「予想がはずれて負けそうなら、敵側に寝返って大戦に勝つ方法もある」んじゃないですかね。

予想は重要なのは当たり前ですが、実際に「どう動くのか」がもっと重要なはず。

そういう意味での「Nobu塾のNobuさん」の考え方はまともだと思うわけです。

では「将来のことは考えない」としたら、では「今、どうするべきか」。

簡単じゃないですか。今、動いている方向に乗るだけ。そして「過去と今の動きだけが【真実】」じゃないんですかね。私はこの【真実のみ】を大事にして【流れに乗ること】のみが唯一の【勝つ方法】だと思っています。

そしてもし「流れが見えない」としたら、【何もしないで待つ】べきでしょう。この「待つことを許される」のは我々弱小投資家、トレーダーのみの【特権】であって、大企業や機関投資家が【わからないから何もしません】なんてことはあり得ないでしょう。

また「関ケ原の戦い」にいたとして、状況を見ながら豊臣側に着いたり、家康側に着いても全く問題ないし、「危ない」と思ったら戦線離脱して高みの見物をしても構わないわけです。そうしたところで誰に何を言われることもなければ、【それしか生き残る方法はない】んじゃないですかね。

私が長らくやっていた「小幅取り」の瞬間芸ですが、それをこういう風にたとえていました。「大戦の真っ只中に入るのではなくて、【どちらが優勢か見極める】ことをして、優勢な方の後ろにくっついて、【自分の出番がある】と思ったときだけ最前列に出て【敵に一撃をくらわせてからすぐに後ろに逃げる戦法】だと。(笑)

アメリカがリセッションに入ろうが、円安が続こうが、円高になろうが、【そんなことと一緒に討ち死にする必要はない】わけです。

私はそういう「卑怯な生き方」はしたくないと思うなら、お好きなようにどうぞとしか言いようがありません。

これからは円高だ~、アメリカ株は好調だ~、いや恐ろしいことになるなんていうのは「宗教を信じるのと同じ」で、そこまで信じ込む必要はなくて、【円高に動き出したらそれに乗れば良い】【株価が動いた方へ乗る】だけのことじゃないんですかね。

雨が降っていれば傘を持って出かければ良いし、晴天なのに傘を持っていくか悩む人っておかしくないですかね。

でも、いつどう何が変わるか、将来のことは誰にもわからない。

とは言いつつ、「起きるかもしれない」という考え方に一理ある場合は多いから、その準備をして出かけるのは良いことだと思う。でも雨が降っているのに傘をささないとか、晴天なのに傘をさすことはない。

投資も同じじゃないんですかね。それなのに、不思議に「雨が降っているのに傘をささない」「天気なのに傘をさす」人が多いのがこの世界。面白いと思いませんか?

だから最近の【PAN米国株投資ちゃんねる】や【レバナス1本リーマン】を見ていると面白いなぁと思うわけです。

でも「どういう事が起きうるのか」「その理由はなにか」を知ることは非常に大事で、それを理解して初めて「それが起きた時の対処法」を考えることが出来るのね。明日のことはわからないのだから、何も考えないで良いってことじゃない。

私は【PAN米国株投資ちゃんねる】も【レバナス1本リーマン】も、どちらも大したもんだと思うし、尊敬もしているし感謝もしています。

ただ見ていて思うことは、お二人共「トレーダーではない」と感じるんですよ。でも「投資家受けは間違いなくする」と思う。

彼らの話を聞くときに何に注意して私が聞いているかと言うと、「将来こうなると思う」とか「そうはならないと思う」とかの読みに興味があるんじゃなくて、【そうなった時】【そうならなかった時】に『どう行動するべきか』をちゃんと説明しているかどうかなのね。

でも残念ながら、自分の考え方を披露して「そうはならないかもしれない」という断りは必ずいれるものの、【ではその時、どうするべきか】の話がないのね。

私達は「将来を当てるギャンブルをしているのではない」のであって、【将来、景気や市場がどう動くか】ばかり拘られても困るわけです。

そういう意味でNobu塾のNobuさんは「トレーダー」だと思うわけです。

「こうなったらこうする」「ああなったらああする」というのが根本にある。そして「そういう想定を常にいくつか持つべきだ」と主張する。

全くそのとおりだと私は思っています。

つまり「明日雨がふる」のも「明日は雨はふらない」のも【同じこと】なんですよ。どういうことが起きる可能性があるか、そしてそれが起きたらどう対処するかの想定をいくつかしたいわけです。

私達は「当て物を楽しんでいるのではない」のですから。

でも「知識として知っておくべきこと」は山のようにあるわけで、そういう意味での【PAN米国株投資ちゃんねる】【レバナス1本リーマン】は「絶対に見ておくべきチャンネル」だと思っています。

私達に必要なのは「どういう可能性があるのかを知ること」であって、【実際に何が起きるのか】は二の次で、気持ちとしては【理屈はどうでもいいから何が起きるのかだけを知りたい】というのが私達の本音でしょう。でもそれは【神のみぞ知る事】だと思っています。また「可能性がわからなければ、想定さえもできない」のは間違いがない。

是非、「予想も予測もしない」という前提で考えてみてください。その時、貴方は何をしますか?

あたかも「将来がわかった」ようなつもりで行動を決めるのは【神に対する挑戦である】のと同時に、それを巷では【ギャンブルと呼ぶ】んじゃない?

では「何を頼りに売買するのか」ですが、私は【物理法則に則っていれば良い】と考えているわけです。

投げたボールを見れば、それがどういう飛び方をして、どこに着地して、どんな動きをするのかは物理法則から読めるんじゃないですかね。まさか放物線を描いて飛んでいるボールが、突然、上昇したりストンと落ちることはないし、着地した瞬間、そこで止まることもない。

私は「相場の動き」にも似たような法則はあると思っているわけです。全てが全てその法則通りに動くことはないにしろ、全く想像もできない動きをすることは非常に稀。

でもそういう動きも無いわけじゃないから、【ストップロス注文】も入れておくわけです。あああああ、どうしよう~~~なんて悩む前に「離脱が可能」ですから。

勝つためには「正確な予想が必要である」と考える必要はないんじゃないですかね。【予想をするから間違える。勝ったり負けたりする】という事実をまず知るべきじゃないかと。そしてどれほど勉強し研究しても【将来を当てることは出来ない】ということ。人類が誕生してこの何十万年の中で、それが出来た人はいない。

将来を当てることが出来るのなら、天才レベルの人達が集まる機関投資家や大企業が投資で失敗するなんてあり得ないじゃないですか。彼らにも出来ないことをなぜ私達が出来ると考えるのか。

私達は「川の流れに身を任す【落ち葉】」だと思えば良いんじゃないかと。

落ち葉には右へ行きたい、左へ行きたい、ここで止まりたい、戻りたいなんて欲望は一切なく、【流れに乗っていくだけ】。

私はこれが相場の真髄だと思っています。

ではどうやって「流れ」を見るのか。

それは間違いのない過去と現在を表す「チャートに聞け」ってことじゃないかと。

真実はそこにしかない。

と、まぁ、テクニカル分析オタクは考えるわけです。(笑)

 

 

 

 

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