過去に大国はどう衰退したのか これからアメリカはどうなる? 日本は、私達はどう生きる?

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目次

時代の大きな転換点と、来るべき危機

しかしまぁこれから世界がどうなるのか。全くわからないけれど、何もせずに流されるだけじゃ生きていけない。

私が我が人生で経験した「暴落」とか「崩壊」というのは【盛り上がりすぎた欲望によって作られたバブルが崩壊する】というもので、国家や通貨が「崩壊の危機」にあったわけじゃない。

ところが「今、見えている危機」ってそんなもんじゃなくて【時を待てば持ち直すだろう】なんてレベルじゃない。

今日、書くことは「どう仕事をすればよいのか」「どう投資すればよいのか」ではなくて、もっと根源的な、そして【将来をどう生きるか】というところにフォーカスして私の考える事を書きたいと思っています。そこをしっかり見つめないと「どんな仕事、投資で生きるにしても砂上の楼閣となる」と思うから。

歴史が示す「覇権国・没落の法則」

長い歴史の中で「ローマ、スペインやイギリスが世界を席巻していた」様に【現代はアメリカという覇権国が中心で動いてきた】わけですが、かつての大国の没落のトリガーは【莫大な借金】とそれを返済するための「大量の通貨発行」であり、それがもたらした【通貨の価値の崩壊】なのは間違いがないと思うし、それと同じことが【アメリカに起きるだろう】と読めてしまうとこに問題がある。

誰も経験したことのない「巨大な波」

つまり景気も大国の栄華衰退も【波】があるわけだけれど、今、心配されているのは「数百年の周期で動く巨大な波」が来るだろうということ。誰も「実体験したことがない」特大の津波が来る可能性があるし、その津波から逃れることができた国は歴史上存在しない。

この数百年の変化を見れば、常に覇権は入れ替わってきた歴史がわかるし、それは今後も同じで、「良いことはいつまでも続かない」のがこの世の道理。

ハイパーインフレの中でどう生き残るか?

大国が破綻する前にほぼ確実に来るのは「ハイパーインフレ」で、それが「通貨の価値の崩壊」を決定づける。

私達は「ハイパーインフレの中でどうやったら生き残れるのか」。これが私にはさっぱりわからない。

世界は間違いなく金(ゴールド)や株式市場、不動産市場のような「現物資産」に資金を逃そうとするだろうけれど、それらが大きく値上がりしても「それは利益ではない」し、コカ・コーラ一本が5ドル、10ドル、20ドルと値上がりする中で「自分が利益だと思っているものはどんどん無くなっていく」し、働く人たちの収入が増えるにしても「価値は通貨で表される」から【所得税はごっそり掛かってくる】し、課税基準額は上がって行くにしてもインフレの伸び率に追いつくことはない。

国家がインフレを容認するインセンティブ

逆を言うと、「ハイパーインフレで国家が破綻したら大ごと」だけれど、それをうまく操縦できれば【国家の莫大な借金】はかなりのスピードで(額面の数字は変わらずとも)減っていくのは間違いがなくて、どの国家も「口には出さずともそれの効果を狙う」ことはあると思う。【借金の減価と税の増収】が期待できるから。

また「借金が多い企業や個人」もどんどん借金が減っていくのと同じ事が起きる。

これは「慢性的なインフレがあるオーストラリア」の場合、私達家族がオーストラリアに上陸した1991年当時は【お金を貯めるという概念がオーストラリア人には無い】と思ったくらい。持っている現金はもちろん、借金をしてでも「物に変える」ことをしないとインフレでどんどん全てが高くなっていくからで、日本とは真逆の感覚がある。

大津波を乗り越えるための生存戦略

またハイパーインフレの世界で助かるのは「持たざる人たち」だとも私は思っていて、極論を言えば「現物支給」「物々交換」の世界になっても「労働の対価」として生きる糧は手に入るかもしれない。

しかしそんな大津波が来る中で「仕事があるか」と言えば、「大不況になる」のは間違いなく、それは「近代にハイパーインフレになった国々」を見ればすぐにわかる。そしてAIやロボットが人間に替わる時代に突入しているし、「アメリカのアーミッシュと呼ばれる人たち」の様に【自給自足で生きてきた人たち】は助かるかもね。

これは「労働の提供でもない、投資でもない、無くなることのない自然の恵み、あるいは自然現象から生きる糧を得ることが出来る」ということでもある。

「大津波さえ、そこから利益を得られないか」という発想が重要だと私は昔から思っていて、だから私は「投機、超短期売買」の道を選んだとも言えるわけです。景気の良し悪しも関係なく「市場さえ開いていて、そこにアクセスできれば生きていける」方法。これは簡単に言えば「自然現象とも言える【値の揺らぎから利益を得る】という方法」。

これは「他者に依存することもない」し、「自給自足の中に入れても良いかも知れない」と思う。でも私のもう一つの「債券投資」は【100%他者に依存する】方法で、【どれを選ぶか】という選択肢しか自分にはない。それは株式、インデックス投資と同じ。

また日本でも「山籠りして生きる人達」がいるし、オーストラリア人もそういうのが元々好きで「文明とは距離をおいて生きる人達」がいる。【相場の揺らぎを利用して利益を得る】のはそれと同じかもしれなくて、そういうハイパーインフレが起きれば【広い意味での自給自足】じゃないと生きるのはかなり難しく、「労働の対価として収入を得る」のも含めて【他者に依存する生き方】では、収入源は閉ざされ、浮浪者が増え、犯罪も多くなるのは歴史が証明している。そして豊かだと思っていた人たちも資産の価値がどんどん減っていく。

だから「歴史上、戦争が絶えなかった」わけで、他国へ侵略して【富を奪う】ことを人類はしてきた。【個人も同じ】であることを忘れちゃならないと思う。

アメリカの自滅と戦争のリスク

アメリカが自滅していく過程で、「何をするか」が気になる。トランプは本当に戦争嫌いなのは昔から間違いがないようだけれど、アメリカの立て直しに失敗して再び「民主党のアメリカ」になれば、アメリカの歴史を見るとわかるように「民主党は戦争を始める」可能性が大。

またアメリカが衰退すれば、それの特大の影響を受けるのが我が日本。

リーマンショックを思い出すと、日本も大変だったけれど「意外に大きな影響はなかった」と私は思っていて、それは日本は「バブルの崩壊」を経験していて【投資も控えていた】ことが幸いした。

これからどうなるんですかね~。

資産防衛の要「金(ゴールド)」が抱える矛盾

やっぱり金(ゴールド)は外せないんだろうなぁ。

金(ゴールド)を各国が保有しているし、個人もそうだけれど、【現物を手元に置いている額は少ない】ですよね。金(ゴールド)の装身具を身につける習慣を持つ人たちは多いけれど「それはとりあえず混乱を生き延びる」ためであって、資産保全のためじゃない。資産保全のために金(ゴールド)の現物を身につけたり、家に隠したとしてもとんでもない重さになって動かせない。持って逃げることも不可能。

そして【金を保有していてもそこから利益が生まれない】という事実。ここが一番の悩みどころで、「下落は資産減に直結する」「下落分を補填する術がない」のが大問題。だから「金投資ではなくて【金鉱山に投資する】道を選ぶ】人も多い。

どちらにしても金(ゴールド)を持っていると言っても【証書を持っているだけ】が多いのは国家も同じ。

じゃぁ現物はどこにあるのかというと「イギリス」だったり「アメリカ」だったり。

でも最近は「本当にそこに現物があるのか?」と疑問視されたり、「実は偽物だ」なんて都市伝説みたいなことも言われているけれど、「トランプが現物チェックをしようとした」のもそういう疑惑があるからなんでしょう。

で、最近、中国が自国でも保管サービスを始めた。それは自国の金だけではなくて世界に向けてそのサービス提供をする。つまり中国にも「中国元建てで取引する巨大な取引所ができる」ことを意味する。

これは戦争を含めた「世界の混乱が起きた」場合のリスクを考えれば当然で、ウクライナに進行したロシアの資産があちこちで凍結されたことを考えれば、中国としては当然だと思う。

だから「金(ゴールド)を持つ」のは資産保全の一助になるのは間違いがないにしろ、【当てに出来るほどのことはない】と私は考えます。【気休めにしかならない】と考えるほうが当たっているかも知れない。

また中国は「米国債の保有率をどんどん下げている」のも同じ理由だと私は思っていて、米ドルの価値が低くなってくれば国債を保つ意味はないし、米国債もアメリカにデータとして存在しているし、アメリカは「戦争が起こり、敵国となればそれを没収する権利を持っている」と聞いた。

次なる覇権国は現れるのか?BRICSへの懐疑

アメリカの衰退が来ると世界は見ているし、また弱くなるアメリカだからこそ「アメリカの統制から逃れるチャンス」だと考える国々は増えて、BRICSが自らのシステムを構築しようと動き出したのは当然だと思う。

でもねぇ、これはブログに何度も書いていますが、中国を始めBRICS諸国を見ても「次の覇権を取れる国か?」と私は思うんですよ。まず「政治の安定性がない」し、「自由主義、資本主義が本当に機能しているか?」、「通貨の信用度」なんて無いとは言わないけれど、「完全な変動相場制ではない」し、私は「有象無象が集まって、次は俺たちの時代だ」なんて声を上げても、うまくいくとは思えず。

人と金の流れが示す真実

そもそも中国人、ロシア人、インド人、ブラジル人に限らず、「なぜ金持ちはアメリカに移るのか」を考えればすぐにわかることで、また「中国元やインドルピー、ロシアルーブル、ブラジルレアルで稼いで、それをそのまま溜め込むなんてことはどの国もどの金持ちもしない」じゃないですか。つまりそれらの国の指導者層、富裕層にしても「俺達の国は駄目だ」と思っているのがミエミエで、衰退するアメリカの受け皿になろうなんて気はサラサラ無いと私は思う。

私達も「稼いだお金をインドルピーやブラジルレアルで持とう」とは思わないのが普通で、多少は「投資のつもりで持つ人」はいるにしても、「その国の通貨を持ちたい」という「その国だけが覇権国に成れる」と思う。

だからどの国が覇権を握るかは「人と金の動きを見ればわかる」はずで、今は「強すぎるアメリカの弱みを叩いて、自国の立場を良くし、利益を狙っている」だけだと私は思う。金持ちはもちろん一般人でも「海外に出たい」と思う国が「覇権国になることはあり得ない」でしょう。

でも「行きたい国、持ちたい通貨」が「覇権を決める」のかもしれないし、私は日本もそうなる可能性がないとは思っていませんが、今は問題が多すぎると思っています。

だから意外に「本当にアメリカが危なくなる」ときには、彼らさえも「アメリカを支える存在になる」かもしれない。「俺が次のリーダーだ」なんて偉そうにしても「アメリカから富を吸い取る立場の方が良い」のは彼らが一番良く知っているんじゃないですかね。

ただし「ある日ある時、戦争に勝った国が覇権国になる」ことはあり得るわけで、それが中国でもインドでも連合国でも「その国へ行きたい、その通貨を持ちたい」と思うようになるかもね。というか「それが世界の歴史」だったのかもしれない。ここの可能性をやっぱり無視してはならないし、「それを画策する国は常に存在する」と考えるのが正しくて、世界じゃなくて「地域」を考えれば普通に起こり得るんでしょうし、各地の紛争は「覇権争い」と言っても間違いがなくて、【それが世界大戦に広がった】のが世界史かもしれない。

BRICSの経済成長、その実態は?

またBRICSのGDPの躍進も、私に言わせれば「それ、自分で稼いだの?」と聞きたいくらいで、そもそも中国の巨大な輸出にしても「中国という生産拠点に各国が投資をしたから」なわけで、iPnoneの莫大な売上は中国のGDPを押し上げるし、それはマレーシアもタイも同じで「不動産業」みたいなもんじゃないですか。だからこそ「他国のために生産をしながらも【自前の製造業を発展させる】ことに躍起になる」のは中国がまさにそれだし、でもそれが「部分的には成功して欧米を抜きつつある」のを無視するべきではないけれど、私は「国内消費が大きくない限り覇権は取れない」と思うんですよ。

まさにそれは「トランプ関税」を見てもわかるわけで、それで大打撃を受ける国が「次の覇権は俺が取る」って何を偉そうなことを考えているのかと私は思う。

覇権の不在、すなわち「多極化」という混乱の時代

【覇権を取る国】とはお金も人も集まる国で、その国の国内消費が莫大だから「そのおこぼれを貰おう」と各国は動くわけで、そういう意味でも「アメリカはまだまだ強い」と思うんですよ。でも陰りが見えているのは間違いがなく、「トランプ関税」なんて手を使わないとならないほど「アメリカは衰退している」のは間違いがない。

だから「BRICSが次の覇権を取る」のではなくて、やっぱり【多極化する】という見方が正解なんだろうと思う。

でも私は「多極化とは混乱を意味する」と考えていて、投資をするにしても仕事をするにしても「ターゲットを定めて集中投資するのが難しい時代になる」と読んでいます。

混乱の時代における投資戦略

どうすりゃよい?

世界の動き続ける情勢なんて毎日の生活に忙しい個人にわかるわけもなく、投資するとしたら「高配当株ETF」「オールカントリー」がやっぱり良いのかと思う。自分で「投資先を決定するのは難しい」けれど、プロにそれを任せるのは決して悪くないと思う。

でもここでも問題があって「世界中の人たちが同じ事を考える」から、そういうファンドは「高値で推移する」のは間違いがなくて、【投資効率は悪くなる】のが当たり前に起きる。

そしてそういう「比較的安全に見えるファンド」も世界に何か起きれば「暴落する」のは同じ事。

でも「タイミングを見ることができる投資家」なら、「上昇トレンドを探して乗る」「下降が見えたら逃げる」事でどんな投資対象でも生き残れるし、それがわからない人たちは「時間とともに消えていく運命にある」のはどんな投資でも同じなんでしょう。

それと上にも書いた「他者に依存せずに、値のゆらぎという自然現象から利益を得る方法」を選ぶか。

「タイミングなんかわからない」と思うなら、「学ぶ」か「投資しないか」の二者択一しかないと思う。下手に手を出せば「相場の世界の肥やし、カモになる」しかないのだから。

究極のサバイバル方法とは?

しかしまぁ「投資も難しい」「起業はもっと難しい」「サラリーマンも楽じゃない」となれば、究極のサバイバル方法は【自給自足の生活+タイミングを見た投資行動】みたいな気がしますね。(笑)

私は「自給自足の生活」に非常に興味があって、その手のユーチューブ動画を見るのも好きだし、自給自足を始めた青年に「時々だけれど少額のお金やモノの応援」をしたり。

ま、自分が、あるいは家族がそういう生活をするとは思えないけれど、「彼らが考えていること」ってかなり人として重要で賛同できる部分は多いし、興味がつきません。

50年、100年先を見据えたリスクコントロール

そしてそれの延長線上に「国家として自給自足できる国に住む」という考え方が出てくるわけで、そういう意味でも我が家は「食料も資源も売るほどあるオーストラリアとは縁を切らずにいよう」と思うし、いつでもオーストラリアに住める状況は維持しています。それが我が家のリスクコントロールで、そういう考えを持っていると「日本の、それも大都会で生活する」のはやっぱりいろいろと気になるわけです。「何も問題もない平穏な時代を過ごす」なら【日本がベスト】という考え方を持っていますが。

日本の第二次世界大戦の戦中戦後には「食べるものもなかった」と言いますが、多くの人は「疎開した」したし私の母もそうで、「田舎から食料を調達する」なんてことは普通に行われていた。だったら「あの当時、田舎はどうだったのか」に注目するべきで、「なんだか都市部は食べ物もないし爆撃で大変なことになっとるらしいぞ」「んだべなぁ」なんて当時を生きていた日本人も多いはず。

これは「世界的に見ても同じ」で、アメリカは本土での戦いはなく、「アメリカには戦争があったことさえ良くわかっていない人たち」が存在するという。これは今のウクライナやロシアも同じで、私達が心配する「戦争」とはちょっと違う生き方をしているウクライナ人やロシア人がごっそり世界にいるじゃないですか。

それはつまり、私達もそういう生活を選ぶことは可能なことを意味していて、でも「小さなガラパゴス島で生きる」ことしか考えられない人には「その地に留まり恐怖におののくしか無い」ことになる。

本当に世界には何が起きるかわからないし、もう年寄りの私達夫婦はどうでも良くてどこで野垂れ死のうと構わないにしろ、息子たちや孫たちとダボ家は続いていきますし、50年100年単位で考えた「リスクコントロールの基本理念」は繋げていくつもり。

その基本理念を何から学ぶかといえば、それは「世界の歴史」を見れば大筋は見えてくるはずだけれど、まず【日本人は世界史から学ぶことができていない】と断定しても良いと思うんですよ。

日本人はなぜ世界史から学べないのか?

「稀に見るラッキーな国」だった日本の成り立ち

それは「日本の成り立ち」が【世界を見る必要がなかった】からで、日本は「アジアの辺境に位置する島国」で「広大な農地も資源もない」、そして【海】という鉄壁の守りがあったから独自の文化が生まれ育って、「世界は侵略の歴史」なのに、日本にはそれが起きなかったという「稀に見るラッキーな国」だった。

歴史的に見ると一番の日本の大変化は、私は縄文時代から弥生時代への変化だと思っていて、1万年以上続いた「平和な縄文時代」に大量の移民が入ってきて新たな技術、農耕も広がり、そして「戦争」という概念も持ち込まれた。これは出土する日用品である土器、装身具や武器の変化を見れば明らかで、まるで違う国に変貌した。でもそれ以降、大きな侵略や移民の流入はなく、そして日本は「世界を席巻した元による侵略」を二度に渡って防いだこと。これはまさに「奇跡」であって、元によって滅ぼされた国々のようなことにはならなかったし、あそこで「鎌倉武士」たちが負けていたら、今の日本はまるで違う国になっていたはず。

まずその辺の「いかに日本はラッキーだったか」を知ることが重要で、「日本は世界最古の王家(?)を持つ国」「2600年続いている」という奇跡もただ単に自慢するのではなくて、それが続いた理由を知ることは重要だと思う。

「侵略の歴史」こそが世界のスタンダード

と同時に、「島国」として比較できるのがイギリスで、でもイギリスは「大陸に近すぎた」「強国が近かった」のが日本と違うところで、度重なる侵略に侵された国で、イギリスはもちろんヨーロッパ本土に目を向けると「先住民族」なんてとっくの昔に滅ぼされて「入れ代わり立ち代わり他国の侵略を全ての国が経験した」と言っても良いはず。

それは中国も同じで、4000年、5000年の歴史というけれど、「それはその土地の文化の歴史」であって、中国の支配者は「他民族によって何度も入れ代わった国家」であり、今の中国という国は100年の歴史もない。それはアメリカも中南米も似たようなもの。いや、日本以外の世界は全て同じ過去を持つんじゃないですかね。

そういう体験をその民族がしているかしていないかの違いは大きくて、それが「生き方」にも大きく影響があるはず。

それはお隣の「韓国」もそうで、なんでああも日本人と発想が違うのかは「彼らの長い歴史」「国の成り立ち」「何が起きたか」を知ればすべて納得がいくことで、「日本人と発想が似ていたらその方が異常だ」と私は思う。

だから韓国人には「日本人を理解できない」。でも日本人には彼らを理解できるはずで、というか「世界の標準に合わせて考えれば理解可能」なわけで、それを元に「付き合い方を考えるしか無い」のであって、「日本流を理解しろ」という方がおかしい。無理筋だと思う。

我々はどうすべきか?世界史とユダヤ人に学ぶ

まず同じ島国のイギリスを中心に「歴史」を知るのは良いと思うし、私は「島国なのに、嘘だろ?侵略の歴史しかないじゃないか」と思うくらい。そしてそれが世界の歴史で、「日本だけが違う歴史を持っている」ことをまず知る必要があるし、それは幸せではあったけれど、それだけに「日本が特別で世界に目を向けない性格となってしまった」ことを自覚したうえで【これからを考える】必要があると思う。

今の時代は「武力を使った侵略は認めない」ようになったけれど、そのかわり「経済、技術、文化による侵略」を積極的にやる時代になっただけで、刀や鉄砲で殺し合わないだけのことで「侵略をどの国も考えている」のを忘れてはならないと思うのね。それは特に【中国を見ているとわかる】はずで、香港やチベット、ウイグル、南モンゴル、アフリカ、南太平洋で何が進行しているのかは絶対に直視するべきことで、中国の日本に対する態度も「そういう将来のための足がかりを構築している」のはわかるじゃないですか。まさに「台灣」はその渦中にある。

日本は地政学的に見ると「昔は海という鉄壁に守られていた」けれど、今の時代は「非常に危ない場所にある」と思うし、このままだと巨大化する中国の経済に飲み込まれる運命にあると私は思っているのだけれど、中国の経済圏に組み込まれれば、日本の政治も経済も安全保障も「中国の意向によって動くようになる」のは当たり前で、「ビザの発給、移民の受け入れ、選挙権」も大きく変えられてしまうし、「縄文時代の次に弥生時代が来た」のと同じことが起きるかもしれない。

ではどうするべきか。それに関してはこのエントリーの一番最後に書こうと思う。

まず、このイギリスの歴史を真剣に見て欲しい。「これが世界か?」と驚くはず。

そして次に知るべきは「ユダヤ人の歴史」であって、国家・国土を持てなかった民族がいかに世界に散らばって生き延び、「ユダヤ人社会の基盤を作ったのか」を知る必要がある。そうすればどうして「アメリカを筆頭に西側諸国はイスラエルを守る動きをする」のかも簡単に理解できるはず。

私が若い頃、マクドナルドが日本に上陸して銀座の三越の一階に「初店舗を開いた」のは衝撃的で、あそこから日本の商業が大きく変化したと思うし、「ユダヤ商法を学べ」というブームが起きたのもその時代。

要はですね「世界をしっかり見ないと戦略も思いつかない」ってことだと思うんですよ。

ジャパン・アズ・ナンバーワンから「失われた30年」へ

日本はまさに「ガラパゴス島」で生き延びた民族と同じだから、「そのガラパゴス島でどう生きるかしか考えない」傾向が非常に強い。でもその閉鎖的な世界で過当競争、生存競争にさらされてきたから「日本人独特の特殊技能」と言っても良い民族性も培われて、それが「鉄砲の伝来」後は「世界一位の鉄砲保有数」になったり、「識字率は世界一」となったり、明治維新後に世界の文明をキャッチアップするのは「異常な速さ」だったし、戦後の焼け野原からの復興のスピードも「奇跡」と言われ、「一人あたりのGDPはアメリカも抜いた」し【ジャパン・アズ・ナンバーワン】と世界から羨望と称賛の目で見られる国になった。

そんな日本がなぜ「バブルの崩壊」から「衰退するばかり」なのか私は正直なところ、良くわからないんですよ。でもそれは事実。

もしかしたら「ガラパゴス島の限界」に達した後の【生き方】が日本人には見えていなかったのかもしれないと思っていて、それは【異常な自信】によって「世界を見つめることをしようとしなかった」のかもしれない。もしも世界のトップクラスに躍り出た日本に「ユダヤ人的な発想」があったとしたら、【世界の覇権を握る国、世界一裕福な国】になっていたかもね。

ガラパゴス島から世界へ ― 日本人が持つべき新たな視点

ま、レバたらはどうでも良いけれど、やっぱり「世界に目を向ける」ことは重要で、私はそれが近年は「一般国民にまで段々と広まってきてはいる」と思うんですよ。

そもそもかつては「海外旅行さえも制限があった」わけで、私が初めてグアムに行ったときも「500ドルしか外貨の持ち出しは禁止されていた」はずなのね。ハワイに行ったなんてのも羨ましがられる時代で「洋行帰り」なんて言葉もまだあったし、「留学」なんてまさに「選ばれた者」しかできなかった時代。

でもその時代から「企業家たちはどんどん世界に出て、起業し、あるいは支社・支店や生産拠点を作り、海外の市場を食い、また投資も増やした」。でもまだまだ「それが出来るのは限られた人たち」だったと私は思う。

その後、円高で「国内生産じゃ勝てない」と多くの企業が世界に出て、それにぶら下がる形で中小企業も世界に出て、「日本の空洞化」が始まり、日本のGDPは頭打ちになった。そして「輸出立国日本」とは誰も言わなくなった。

しかし今は、「ラーメン店」「回転すし店」も積極的に海外に出るようになったのは、私は素晴らしいことだと思うんですよ。同時に、名も無い個人が世界に出て起業をする時代なった。これは私としては「人類が初めて月面に降りた」のと同じくらい凄いことだと思う。

ここで非常に重要なことは、「海外に進出する場合、ヘッドクォーターをどこに置くか」ということで、これを考えずに「支社、支店という形の海外進出」だと、【未来永劫、日本の規制や税制から離れられない】ことを意味する。つまり「利益は海外利益を合算して日本で課税される」し、中小企業が海外進出で大成功しても「日本でも課税される」し、【創業者一族】はどれほどの資産を作っても「子供に事業の継承も難しい」し、「次の孫の時代」には【相続税で多くの資産は日本政府に没収されるようなこと】が起きる。

だからこそ、前にも書いた「武富士は香港在住の息子に2000億円の贈与計画」を持ったのだろうし、また今は名前も知らない人が多いだろうけれど「日本のスーパーマケット」である「ヤオハン」が「本社を香港に移転する」なんてことも起きた。そしてあのホンダの本田宗一郎も「これ以上、税金を取るなら、ホンダは本社を海外に出す」とまで公言した。実は今でも「いつかトヨタは本社を海外に出すんじゃないか」なんて囁かれる。

だからこそ「法人税は下げないとならない」し、「取りやすいところから税金を取る」という【基本は変わらない】し、【消費税は上がり続ける】のは「日本国家としては避けられない」と私は思うし、「国民の生活が~~~~」なんて一般が騒いだところで「日本の経済の根幹が崩れる」様なことを政府は絶対にしない、できない。

また日本は「規制緩和」も遅いから、「海外で起業する若者」も多いのが「暗号通貨業界」では当たり前に起きている。そしてそれは「暗号通貨を持つ人たち」「一般的な金持ち」も同じで、何億、何十億、何百億もの資産を持つ人たちはどんどん日本から出ていく。

私の知っている銀行からも「シンガポール支店の日本人スタッフを増やした」と聞いた。その理由は「金持ち日本人がシンガポールに多く移住してきているから」で、そういう日本人の「生活サポートまでやっている」と。「どの程度の金持ち?」と聞いたところ、「三世代で移住してきて、一族の1年の生活費は1億円を超えるレベル」ですとさ。

私はそれは「止められない」と思うし、そもそも皆も「海外を見て、将来を決める」べきだと思う。

つまりですね、「俺の生きる場所はガラパゴス島」じゃない、【世界が俺の庭だ】という人達が増えるべきだし、それは「日本が衰退する原因になる」のではなくて、【未来の日本を活かすためにも必要なこと】だと思うんですよ。

だから日本人はもっと「国家国土も政府さえ持たなかったユダヤ人」から学ぶべきだと思うし、それがまさに「グローバル化を避けられない世界での生き方を学ぶポイント」になるんじゃないですかね。またアイルランドは昔から「世界に大量の移住者を送り出した国」ですが、アイルランドが苦境に陥った時、「海外の同胞がそれを助けるために動いた」という事実も、ユダヤ人の生き方に通じるものがあるし、日本には多い「ブラジルからの日本人移住者の子孫が多い」のも【出稼ぎだろ?】とは違う観点から考えてみる必要もあると思う。

海外に出る日本人を止めようとしても無理で、海外に出た日本人をどう利用するかを国家が考える時代に入ったと思う。

世界を動かす人々から学ぶ

また前にもブログにちょっと書きましたが、世界には昔から「王族」がたくさんいて、彼らの多くは表舞台から消えたけれど、「その血統は脈々と生きていて、それを繋いで、守っている」という事実。そして彼らは当然、「大手の財閥」と繋がりを持つし、財閥と言うと大手のいくつかしか思い浮かばないけれど、大中小、極小まで含めて皆が【有機的につながって世界、政治をも動かしている事実」を見るべきだと思うんですよ。

まだダボス会議、世界経済フォーラムなるものがあるけれど、それの「参加者のバックグラウンド」を無視してはならないと思う。

「自分みたいな雑魚がそれにどんな関係があるのか?」と思うはずだけれど、ああいう「選ばれた人たち」と言っても良いような人たち、それは「王族」や「大中小含めた財閥」、はたまた「フリーメイソン」しかり、【彼らが歴史を作ってきた】のは間違いがないのだから、ああいう人達、一族を数人ピックアップして「どういうバックグラウンドでどういう生き方をしてきたか」を研究するだけで、【自分はどうするべきか】が見えてくると私は思う。

私を含めて家族も親族も「地べたを動き回るゲジゲジ」みたいな存在だし、「井の中の蛙」どころか、そのカエルに食われるコバエみたいな存在だけれど、【すべての人達はそこからスタートしている】のは間違いがない事実で、それはどんな王族も財閥も大企業も、トヨタやイーロン・マスク同じで、やっぱり私は「上を見て登ることを続けたい」と思う。

そのやる気を維持するのは簡単で、「地球儀を見つめること」なのね。(笑)

労働者+消費者からの脱却。プラスすべきは投資&副業

これに関しては今更、細かく書く必要はないと思うけれど、それをせずに「労働の提供だけ」で一生を、それも豊かに全うするのは難しい時代になったのは間違いなくて、自分だけではなく家族や子孫のことを考えると、彼らがどうなるのかも「自分の考え方、やり方でガラッと変わる」ことだけはしっかり自覚しないとですね。

また投資とは株式投資だけじゃないわけで、広い世界を見渡せば本当にいろいろあることに気がつくはずで、その中にはきっと自分に合うものがあるはず。

それと「必ず副業を持つ」のが良いと思う。主と副ではなくて、主と主という複業という考え方も重要かもしれない。私がそれで、同じ相場の世界でもやっていることもリスクも効率もまるで違う「投機」と「債券投資」の複業で、それを選ぶコツは「やっていて楽しいこと」が非常に大事じゃないんですかね。

「非常に重要な仕事をしている」としても「趣味の世界がある」はずで、「趣味と実益の両立を狙う」のも大事で、それじゃないと長続きしないし、私の場合は「投機」と「債券投資」も【趣味から始まった】と言っても過言じゃない。

逆に私には「本業がない」と言っても良くて、でもやりたいことがないわけじゃなくて、【趣味の助けがなければ出来ない本業】というのもあると思う。

とにかく「労働の提供だけ」というのは本当にもったいなくて、それは「自分の命を切り売りしているのと同じ」だと思う。「自分の時間の切り売り」でもあるし、「切り売りができなくなること」って結構あるはずで、怪我や病気をすれば切り売りは出来ないし、誰しも歳を取れば切り売りは必ず終了する。売りたくても売れない時は必ず来る。

でも家の裏に田畑があればそこからの収穫はプラスになるし、裏山に入って何かしら動物も含めて穫れればそれだけでも生きていけるのは古代から世界中の人類がやってきたことじゃないですかね。縄文時代の日本人は「栗の木を大量に植えて育てた」のは遺跡からはっきりしているし、それはまさに「金のなる木を植えた」のと同じで、それで家族も仲間も子孫も生き延びることが出来たのは注目するべきことで、現代はそういう「木々がたくさんある」のに目を向けないのはおかしいと思う。

かつては「労働の対価を得る」ことが副業だったんじゃないですかね。近代でも「季節労働者として出稼ぎに行く人達」がいるけれど、まさに労働の対価を得るのが副業。

同じ様に「労働の対価が十分じゃない場合」、人類は何をしたのかを歴史を見ればいろいろアイデアがでるはずで、そういう視点で世界史を見るのも重要だと思う。

「投資」という範疇でも「他者依存型」が殆どでそれを投資と呼ぶ人が多いけれど、「市場で常に起きている自然現象と言っても良い動きから自らの意志で利益を狙うことも出来る」のは上に書いた通り。

ただし、世の中に片手間でうまくいく仕事がないのと同じで、たとえ趣味だろうが投資だろうが【片手間でやってうまくいくことはないのであって】、片手間でやることは全て「時間潰しでしかない」のが正解だと思う。

気づき一つで人生は変わるし、ではその気づきを得るためにはどうしたら良いか。

「夢を持って諦めないこと」。これのみだと思う。そうすれば【凡人】でもどうにかなる。私はそう信じて生きてきました。

ただし「禁忌(きんき)」が一つだけある。「出来ない言い訳は探さないこと」。それだけで人生どうにかなっちゃうと思う。(笑)

 

---(追記)---
 

追記:日本の「自主独立」という幻想

私は保守思想を持っていて、今の日本は「自立、独立していない」と思っているのだけれど、それは「日本人の精神文化伝統を守る」という意味であって、「自立、独立して生きていけるのか」という現実を考えると、【自主独立は無理】であるし、それを狙うには「あまりにも大きなコストと犠牲を伴う」はずで、それを狙うと「自主独立どころか自滅しかねない」とも思うんですよ。

「侵略の歴史を持つ海外」は「やるかやられるか」の歴史で、強くあるためには多大のコストと犠牲を払ってきたわけで、「それをする必要がなかった日本」だからこそ「経済発展にすべてのリソースを注ぎ込んで発展し、戦後の奇跡の復活」もなし得たはず。だから今更「軍備の拡充」だ「鉄壁の守りだ」なんてことにこだわると「防衛費だってGDPの10%あっても足りない」わけで、現実的とは思えず。

だからやっぱり「連携、連帯」が必要で、私はそれは「日本の戦国時代」を見ても、その辺は「日本はうまいかもしれない」と思っているんですよ。私は日本国内の戦乱の歴史は【兄弟喧嘩】みたいなものだと思っていて、「天皇を排除する」「民衆も皆殺し」「奪えるものはすべて奪う」ということはしなかったし、それは「日本の城」を見ると海外と違うのがよく分かる。

またあの「元」も同じで、行く先々で皆殺しにしていたらアジアからヨーロッパに広がる領土の管理なんかできない。それはアレキサンダー大王の遠征も同じ。

日本の戦乱は「兄弟喧嘩」だった

日本の城は「城主と家来たちがその中にいる」だけで、町民は城外に城下町を作ったし、農民は当然、城から離れた農地に点在していたわけで、戦乱が起きても「農民は丘の上から合戦を見ている」なんて状態で、それは町民も同じで【家財私財を持って逃げ惑うことは基本的になかった】ですよね。虐殺はなかったとは言わないけれど、海外では普通の【大虐殺】はなかったし、住民は皆殺しにして「田畑も奪い、勝利者の一族、部下、民がその地に移り住む」こともなかった。

でも海外では「大虐殺、大略奪」が当たり前で、だからこそ海外の多くの城は「住民が城の中に逃げ込める」様に作られているのが普通。これが日本との大きな違いで、それはまさに文化と歴史の違い。

日本の将棋は他国のゲームと違っていて、「取った相手の駒は自分で使える」という不思議なルール。これがまさに日本の文化であって、「戦いとは敵を殲滅することではなくて乗っ取ることを意味していた」と思うんですよ。

連携なくして生存なし ― 安倍元首相の功績

当然そこには敵も味方も「横のつながりがあって、それを重視する政治」が行われるし、それが「連携、連帯」につながってそれなくしては戦えなかった。

私は日本はそれに長けているかもしれないと思ったのは、安倍さんが提唱した「インド太平洋戦略構想」で、日米だけではなくてインド、オーストラリアも巻き込んで「連帯」を呼びかけてそれが実現した。また私はかつてTPP論が出てきたときにはそれには反対だったのだけれど、TPPは「中国包囲網として重要」だということに気がついてからは賛成派に回ったなんてこともありました。

やっぱり安倍さんは大した人で、「インド太平洋戦略」に各国が乗って、あのアメリカが「アメリカ太平洋軍」という名称の大きな統合軍で歴史ある軍隊を「インド太平洋軍」という名称に変えたのを知らない日本人も多いと思う。当然、名前だけが変わるわけじゃなくて、中の組織や作戦立案も大きく変わったことを意味する。私はこれは「安倍さんの功績」として特筆すべきじゃないかと思うくらい。だからオーストラリアも「日本から潜水艦を買う」「フリゲート艦を買う」なんて話も出る様になったわけで、潜水艦は結局フランスから調達することになったけれど、結局それは破棄され、オーストラリアは「原子力潜水艦建造」への道を選んだ。この動きは韓国に伝わり、韓国も将来的に原子力潜水艦を持ち、日本でも小泉ジュニアが「禁断の原子力潜水艦」に言及するような変化が出てきている。

韓国が原子力潜水艦を持つ意味は非常に大きくて、それは「アメリカ軍との密接な関係を最重要視する」ということであって、もしも韓国が中国とアメリカの間をフラフラするような言動が見えたら、瞬時にその原子力潜水艦は動かなくなる。当然、メンテや修理もアメリカは知らん顔することになる。でも韓国はその原潜をお土産に中国に付くなんてこともあるような気がしないでもない。でもそれは当然、アメリカは想定しているはずで、原潜と言えども「機能は推して知るべし」かもね。

これからの日本のポジション

結局、「連携、連帯が重要な時代」になるのは間違いがなくて、【日本の自主独立論】は幻想でしか無いのかもしれないと思うように私も変わってきました。かと言って「大国の顔色を見るだけ」「ATMとしてお金を出すだけ」じゃ困るわけで、その連携の中でどういうポジションを持つかがこれからの日本の課題。

日本の歴史、地政学的に【日本はどうあるべきか】の動画がありました。これ、なるほどと思う。

また「産業の空洞化」も大きな問題ですが、日本は早くから「生産地の分散を経験してきた」とも言えるわけで、それを日本の欠点と見るのではなくて、「新しい時代への準備、経験を積み重ねてきた」ということも可能なのは「新たな視点」だと思う。

資源がないからと「何でもかんでも日本に持ち込んで生産し輸出する」ということのほうがおかしいのかもしれない。日本でも言われる「地産地消」は経済の原点かもしれず、海外では常に問題となる「働く人としての優秀なリソース」も日本には豊富にあるし、海外で産業を育成するには「日本の力」が重要なのははっきりしているし、それが「信頼」に結びついて「日本そのものの存在を助ける」ことに繋がると思う。

どちらにしても「ガラパゴス的発想」では進歩がなくて、山形で生まれ育ち、浦和に住み、東京で仕事をするのと全く同じで、ガラパゴスに生まれ、マレーシアで学び、仕事はフィリピンでも良いじゃないかという考え方が浸透する時代になると思う。

「日本を出た」なんていうと「日本を捨てたんだろ?」というような反応をする人がこのブログの読者にもいるけれど、もうそういう「ガラパゴスのゾウガメ」みたいな人の言うことは無視するのが良いと思う。

でも私は思う。「日本はいつも私のど真ん中に存在している」と。

このユーチューブチャンネルは興味深い動画がいろいろあるので、暇なときには見てみると「考え方、見方が変わる」こともあると思う。チョ~~オススメ。

やっぱり広い世界を俯瞰して眺めることは重要で、時間さえも超えて過去の歴史を学び、未来を想像することが【はじめの一歩】だと思う。それのない「計画」はただの思いつきかもね。

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知識は、読んで終わる時代から、“体験して覚える”時代へ。 ジオトリは、地図とAIビジュアルを使って、 歴史・地政学・未来…

 

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