私としては「株価が好調」でも【現実との乖離が大きい】と思っているのはいつも書いていること。
今はホルムズ海峡がどうするかが喫緊の課題ですが「ちょっと良さそうなニュース」で【株価が大きく上がる】のにはかなりの違和感を感じていました。イランとアメリカのやり取りは「キツネとタヌキの化かし合い」みたいなもので、「言ってることとやっていることが全く違う」「コロコロ変わる」、ましてやイランは「誰が実権を持っているのか」が見えない中でのやり取りでしたし、世界は「ホルムズ海峡が気になる」にしても、イランもトランプも「問題の根本は【核開発】である」のは明確で、トランプは絶対に折れない。イランもいつか核装備をするのは国家最重要目標で降りるわけにはいかない。つまり問題の解決とは「イラン現政権の実質的な崩壊」しか無いと私は思っています。
簡単には解決しないにしても、「解決するかも知れない」としたら【株価は大きく跳ね上がる】のは間違いがなくて、でも「絶対はない」わけで、そんなときにどうするかといえば、「コールオプションを買う」ケースが多い。これは「損失限定で利益は無限大」なわけで、まさにギャンブルと同じ。
ところが「オプションを買う」ということは「売主は売る」わけで、「オプションの売りは勝率は高いけれど、負ける時には大きく負ける事が多い」という特徴がある。だから「ヘッジをする」のが普通で、そのヘッジ方法としては「先物、現物を買う」のも一つの手。これが増えれば先物は上がるわけで、先物が上がれば「現物も上がる」し、インデックスも上がるし、ETFも上がる。またコールオプションを大量に買った勢力がインザマネー(利益が出る状態)となるように先物を買い上げることもする。
ちなみに「先物だけ上がる」ということはありえなくて、先物と現物との価格差が大きければ「裁定取引が増えて差は縮まるのが普通」。
また「株価が異常に高い」と思えば、同じ様に「大きく下がる」事を狙って【プットオプションの買いが増える】わけで、大規模な攻防戦が始まる。
そして最近、「オプションの売り上げが過去最高の大賑わい」とのニュースが入ってきていたのを思い出します。
ああ、これが最近の値動きの原因なのかと。
賭博場になっていると思う。
S&P500コールオプションの取引高は過去最高の2兆6000億ドルに達し、個人投資家が殺到してガンマスクイーズを引き起こ…
オプションには「期限がある」わけで、特に3月6月9月12月が期限の取引が大きい。
そしてその期限(SQと言われる)が来ると「勝敗が決まる」わけで、問題は「誰が勝つか」ということもあるけれど、「勝負が終わった後は、買われている現物や先物は手仕舞われる」事が起きる。つまり売られるということ。また売られている先物、現物は買い戻される。
過去最高のコールオプションが買われているなんて異常事態で、それの攻防戦はすでに繰り広がれていて、それが「今の株高」となって現れている面は否定できない。
となればですね、6月のSQが「一つの大きな山場になる」わけで、それは「日本は6月の第2金曜日6月12日。アメリカは第三金曜日6月19日」。
要注意じゃないですかね。
日本 6月12日
アメリカ 6月19日
これからこれに関する情報が増えてくるはずで、見逃さないほうが良いと思う。
デイトレーダーとしては「大波乱は大チャンス」なので、楽しみにしようと思う。