何週間か前ですが、とある銀行から連絡が入りました。
なんと、2月にみずほ銀行が出資証券を出して、それの利回りがなんと14%もあったそうです。
なんで今頃連絡してくるんだ、アホ~~!と思いましたが、それがすぐ売り切れて、今はそれが値上がりしていて、それでも利回りは12%は確保できるとのこと。
ああ、これ、米ドル建てです。
これ買おうと思うんですが、どうでしょう。
米ドルに関してはいつか破綻するという考え方が頭の隅にまだありますし、実際の所、私は米ドルの持ち分比率が低くないので、これ以上増やしたくないのですが、でもやっぱり12%ってのは食指が動き出してしまいます。
しかし、現実的にはアメリカはゼロ金利で国債も2%あたりをうろちょろしているのに、どうしてみずほがこんな利回りを約束してまで米ドルを集めようとしているんでしょうか。
日本の銀行が自己資本を増やさないとならない状況になっているというのは聞いていますが、世の中の投資家はみずほの債権(今回は出資証券だけれど)の価値をそんなに低く見ているというのがよくわかりません。
逆を言えば、将来ドルが暴落するという前提があれば、今、ドルでお金を集めておけば後で償還、返済するときに安く済むという狙いがあるのかと勘ぐってしまいます。
どちらにしても、みずほの価値が利回りでいうと12%に回るぐらいのものでしかないってことは確かなんですね。信用度としては一番とされる国債が2%程度なのに、みずほが12%ってことはそれだけリスクがあるということ。
みずほが破綻する可能性があるんでしょうか。また米ドルを抱え込みたくないという考えが投資家にあるんでしょうか。そういうこともまるでわからず、12%という利回りに惚れ込んで、よーし、買うぞーなんて考えているのはただのマヌケなのでしょうか。
破綻に関してはヘッジのしようがありませんが、米ドルの下落リスクヘッジならFXで出来ますよね。米ドルを同額売ったとしてもたいしたスワップの支払いは起きませんし、ヘッジのコストは非常に低い。
世の中の投資家はどうしてみずほの12%なんていう高利回りを放っておくんだろうか、その理由を知りたいです。
誰か教えてくだせーーーーー。
あ、そうそう、HSBCですが、本当にこの銀行ってずるいというか、なんていうか、まぁ、個人投資家にとっては面白くない銀行です。今のオーストラリアドルの金利って1.7%しかつかないんですよ。
オーストラリア内の銀行でも4.5%はつけていますし、その他海外の銀行でも同じような利子を付けてくれるところもあるのに、HSBCは駄目。
それとGEがありますよね。General Electric。あそこが豪ドルで債権をだしているんですが、それの利回りがいま8%程度あるんですよ。定期より債権の方がリスクがあるわけですが、どうですか?General Electricが破綻する可能性はどんなもんでしょうか?
リスクを数値化して投資管理している人なら、GEの豪ドルで8%という利回りが安いのか高いのかわかると思いますが、どうなんでしょう。みずほの米ドルで12%というのも高いのか安いのか。
世の中わからないことばかりなり。
でもその中でどうにか素人は素人なりにやっていくしかない。誰かこの辺の考え方をどうするべきか教えてくだせ~~。