さようなら JAL

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とうとうJALは上場廃止。私の中でも一つの区切りが付いた感じがします。

生まれて初めて乗った飛行機はJALでした。羽田からグアムへ飛ぶジャンボ。18歳の時。もう40年近く前になるのに、ついこの間のようにあの時の光景が目に浮かびます。また、姉がJALのCAをやっていたこともあり我が家は飛行機といえばJAL。海外で寂しさに耐えられなかった時に、飛行場までJALの機体を見に行ったこともありました。あの翼の日の丸。あれを下から仰いで日本を思い浮かべたことも数え切れないぐらいありましたし、本当にJALが大好きでした。

株が好きでいじっていた頃にもJALは何度か売買しました。そしてオーストラリアに渡って、こちらにはANAは飛んでいませんし、やっぱり使うのはJAL。

そうこうしている間にマイレージに興味を持って貯めだして、JALグローバルクラブの会員になるために行く必要もないところに飛んだり(修行という)、支払いはいつもJALカードでポイントを貯めたり、あるところのポイントをキャッシュで買ってそれをマイルに交換したり、まぁ、マイレージオタクとしていろいろやってきました。

そんなある日、JALがもう駄目だという話が広がって、社会問題になりつつあった。株価はどんどん下がって、倒産してもおかしくない状態だという。

そんなバカな・・・・・・

JALが段々と衰退してきたり、サービスも機内食もどんどん悪くなってきたのはこの数年実感していたけれど、JALファンとしてはそんなことはJALを使わない理由にもならないし、JALはいつかどうにか復活してくれると信じていました。

で、見ているだけにすればいいのに、JALの株を買ってしまった。確かにスケベ根性もあったのだけど、みんなが見捨てる時にこそ大好きなJALの株を買いたいという変な心理が働きました。

JALがこうなってしまったのはもちろんJALの怠慢さ、見ていて愚鈍だと思うほどの商売の下手さ(競合するカンタスは頭が良い)、そんな坊ちゃん育ちに見えるJALですが、日本政府、政治家との持ちつ持たれつの中でこうなってしまった部分がなきにしもあらずで、政府は簡単にJALを切るはずがないと、変な自信というか期待があったのも確か。

でも上場廃止が決まった時、銀行の担当から電話があり、投げましょうと言われました。もしあの電話がなければ最後まで付き合ったかもしれないくらい私はJALに入れ込んでいたのですが、JALの事は彼に任せました。

結局投げたものの、全ては売れずに比例配分で86パーセント売れただけ。それも単価は37円。残りは後日単価7円。

この売れた単価を聞いたのも1週間以上経ってからだったでしょうか。聞く気も起こらず、ただ呆然としていたって感じかなぁ。損をしたというより、そこまで追い詰められたJALに無念さを感じるばかりでした。いくら損したかという細かい計算書もいまだに見ていませんからはっきりした数字は把握していないのですが、多分、マレーシアで3,4年は充分遊んで暮らせる額は逝っちゃったはず。こんな話は女房にも内緒ですし、投資仲間にもバカにされるだけですから、近しい友人にちょっと愚痴として話しただけ。

まぁ、バカな事をしたとは思うのですが、大好きなJALに最後まで付き合ったみたいな変な満足感はあります。そしてJALへの昔からの思い入れはこれで吹っ切れたような気もします。

これからの新生JALには頑張ってもらいたいけれど、今までみたいな思い入れは全く感じません。全くの別会社みたいな感じがします。今まで何度となく利用した 成田 - ブリスベン の路線も撤退する可能性が大きいようで、JALとの繋がりはどんどん薄くなる感じ。

とは言いつつ、まだマイレージが20万マイル以上残っていますし、これはこれで使いたいと思いますし、グローバルクラブの権利も保持するつもり。

さようならJAL。今まで有り難う。そしてご苦労様でした。

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