ケチ?合理的?

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オーストラリア人を見ていると、ほんとーにこの人達はケチだな、やだねー、と思うことがあります。また、この人達は合理的で凄いなと拍手を送りたいと思うこともある。

ケチと合理的ってまるで印象がちがうわけですが、非常に似ていると私は思っています。重なる部分も多いはず。

で、自分はどうなのか?

さぁどうなんでしょう。世の中にはわけのわからんことが多くありますが、私にとって自分自身ほどわけのわからんものはないです。自分の定規で自分を測れば、これがちょうど良いという答えが常に出るのが当たり前で、それを信用するわけにはいきませんものね。自分の定規ほど怪しく、自分自身を惑わす物はこの世に存在しないと思ってます。世界で一番信用できないのが自分自身。

ただ、私はケチだと言うと、いやいや貴方は合理的なんですよと言ってくれる人が出てくる。逆に、私は合理的なんですよと言うと、いやいやお前はただのケチだと言う人が出てくる。

さぁ、どっちがいいか?

私は前者を取りたいと思います。(笑)

冗談はさておき、実際にどうなのか自己判断をしてみると、変なところに拘りがある性格だということだけはよくわかります。でもそれが良いのかどうかは全くわからず。また金銭的にはヒジョーーに細かいところもありますが、ずぼらなところもあって、大きな穴を空けることも少なくない。

前にも書きましたが、予想もしなかった出費ってのは結構あるけれど、予想もしなかった収入は皆無。これを最近つくづく感じまして、ちょっと過去を振り返ってみるとこの予想もしなかった出費の大きさにびっくりします。きっとその金額の総計は今の私の金融資産と同じくらいかもしれない。

それを考えると結構慌てるわけで、自分が今考えている将来設計の中には予想もしない出費ってのが入っていないんですね。でもその額は過去においては怖ろしいほど大きかった事実があるので、将来もそれが起きるであろうと考えるのが妥当。でもそれはどのくらいの大きさかというのが全く想像がつかない。

予想していない出費って、じゃぁ気をつけていれば減るのかどうか、それさえもわからない。

これは資産形成を行っている年代ならまだ良いと思うんですよ。取り返しはいくらでも出来る。ところが隠退生活をするようになってヘマをこいたら取り返しなんか絶対に出来ない。恐いですね~~。

そこで海外移住を考えてみます。私の場合はお国替えですが、これほど大きな転機って人生にはあまりないわけで、自分の予想を超える事がいくらでも起こりうる。少なくとも私にとっては想定外の事の連続でした。経済的にも同じ。私としてはマレーシアにも精神的、肉体的、そして経済的にまさかの落とし穴が大きな穴を空けて我々を待ちかまえていると思って間違いがないと思っています。

当地ゴールドコーストに渡った来た日本人もたくさんいますが、この19年間にいろいろな人生ドラマを見させてもらいました。あれを見たら渡ってこない人もいたかもしれない。いや、俺は絶対に大丈夫、あんなヘマはしないって誰でも思うんですよね。

慎重の上に慎重を重ねて、熟考の上に熟考を重ねて、マレーシア~~~なんて頭に血が上った状態でいろいろ計画をしてそれで大丈夫なのかどうか、よーーーく考える必要があると思ってます。

私はもう失敗はしたくないし、金銭的に失う物があったら取り返しは絶対に出来ないし、ケチに徹しろ!!危ないことに出を出すな!!と自分に言い聞かせています。

また、マレーシアに移住だ永住だと大げさに考えなくても、美味しいところ取りをする生き方もあるわけですから、それを考えるのが実は一番賢いのではないかと思う今日この頃。だから私はマレーシアに永住、移住する気は全くありません。通過点の一つだと割り切っています。で、オーストラリアで19年経ったのと同じようにマレーシアで20年になるかもわかりませんし、1年かもわからない。取りあえずは3年住んでみようと思ってますが、その後のことは全く考えていません。というか3年を一つの区切りにして残りの人生の計画を立てようかと思っています。

とかなんとか言って、結果的にマレーシアに骨を埋めることになったりしてね。

前にも書きましたが、今マレーシアに渡った両親が、特にあの頑固で我が儘なオヤジがマレーシアが一番で日本に帰る気は全くない、俺はもう飛行機にも乗らないと息巻いているのが面白いです。

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