日本絶賛の声

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地震が起きたのを知ったとき、さほどの被害でもなさそうだというのが最初の印象でした。ところが段々と入って来る情報を見てこれは半端じゃないのが分かりました。でも地震の大きさにしては被害は少ないかもしれないと思いました。

そしてまた続々と入って来る被害状況。被害が少ないどころか大変な事になっていた。日が変わるごとに被害の確認がどんどん増える。本当に日本を襲った歴史的大災害であるのがやっとつかめてきました。

死者行方不明者の総数が今の時点で6000人(警視庁発表)。宮城県だけでも万を越えるだろうとさえ言われている。

亡くなられた方々の冥福を祈り、一日も早い救助、そして復旧、復興を願うしかないことに無力さと苛立ちを感じます。

そんな時に、一抹の希望。今回の大災害にも関わらず平然と行動をしている日本人への賞賛が海外からあいついでいる。原発のこともあるけれど、是非心を一つにして復興にまい進してもらいたいと思います。

海外からの声。

震災下でも「文化に根ざす規律」 東京滞在の米学者
2011.03.14 Mon posted at: 08:52 JST

(CNN) 略奪行為も、食料を奪い合う住民の姿もみられない。震災下の日本で守られる規律は、地域社会への責任を何より重んじる文化のたまものか――。東京に滞在している米コロンビア大学の日本研究者は、大地震への日本人の対応をこう評価した。

同大ドナルド・キーン日本文化センター所長のグレゴリー・フルーグフェルダー氏は会議のため来日し、11日の地震発生時は東京の国会図書館内にいた。「図書館は閉館を1時間半遅らせた。通常のスケジュールが変更されるのは非常に珍しいことで、災害の規模の大きさがうかがえた」と振り返る。

深夜になって地下鉄が運転を再開した時、きちんと列を作って待つ人々の姿に感銘を受けたという。「普段から社会的秩序と規律が守られているため、日本人は習慣通りの行動を容易に続けられるのだろう」と、フルーグフェルダー氏は話す。日本文化の根底にある共同体意識は、災害のストレス下で平時よりさらに強く働いているというのが、同氏の見方だ。「looting(略奪)という行為は日本では発生しない。われわれがこの言葉から受けるのと同じ意味を持つ日本語の単語が存在するかどうかも疑わしい」という。

米ボストン大学で日本文化を研究する人類学者のメリー・ホワイト教授は、「米国社会で略奪が起きたり秩序が乱れたりするのはなぜかを考える必要がある」と話す。同教授によれば、背景にあるのは社会的疎外や階級格差の問題。「日本にも疎外や格差はある程度存在するが、暴力に訴えたり、他人の所有物を奪ったりすることは文化的にとにかく受け入れられないのだ」と、同教授は分析する。

フルーグフェルダー氏によれば、米国人は個人主義に基づいて行動する。自分の利益を守るために全力を尽くし、他人も皆そうするという共通認識の下に、「見えざる手」ともいうべき秩序が生まれる。「日本人の場合は違う。秩序は集団や地域社会から、個々の要求を均等化するものとして発生する」と、同氏は語る。こうした傾向は大地震からの復興に役立つかとの問いに、同氏は「ひと言でいえば、そうだ」と答えた。

中国、日本人の冷静さを絶賛 「マナー世界一」の声も

地震多発国で東日本大震災への関心が高い中国では12日、非常事態にもかかわらず日本人は「冷静で礼儀正しい」と絶賛する声がインターネットの書き込みなどに相次いでいる。短文投稿サイト「ツイッター」の中国版「微博」では、ビルの中で足止めされた通勤客が階段で、通行の妨げにならないよう両脇に座り、中央に通路を確保している写真が11日夜、投稿された。

 「(こうしたマナーの良さは)教育の結果。(日中の順位が逆転した)国内総生産(GDP)の規模だけで得られるものではない」との説明が付いた。

 この「つぶやき」は7万回以上も転載。「中国は50年後でも実現できない」「とても感動的」「われわれも学ぶべきだ」との反響の声があふれた。大震災を1面で報じた12日付の中国紙、環球時報も「日本人の冷静さに世界が感心」との見出しで報じた。(共同)

「日本には人間の連帯が今も存在している」 タス通信東京支局長

2011.3.13 20:25

 ロシアの独立系紙ノーバヤ・ガゼータ(電子版)は13日までに、東日本大震災の甚大な被害にもかかわらず日本人が社会的秩序を失わず、互いに助け合う姿を「日本には最も困難な試練に立ち向かうことを可能にする『人間の連帯』が今も存在している」と称賛するゴロブニン・タス通信東京支局長の記事を掲載した。

 ゴロブニン支局長は、震災を「第2次大戦直後の困難にも匹敵する」大災害だとしつつ、「重要なのは、ほかの国ならこうした状況下で簡単に起こり得る混乱や暴力、略奪などの報道がいまだに一件もないことだ」と指摘。

 震災当日の11日、公共交通が止まってサラリーマンが帰宅の足を奪われた東京でも「人々は互いに助け合っていた。レストランや商店はペットボトル入りの飲料水を無料で提供し、トイレを開放した」と驚きをもって伝えた。(共同)

「被害の中でも規律保つ」インド紙が称賛の声紹介

 天井や壁が完全に崩れ落ちるような災害の中でも、すべての規律が保たれていた-。インド紙ビジネスラインは13日付で、日本への出張中に被災したインド人技術者が日本人の冷静な対応を称賛する声を紹介した。

 インドの部品メーカーの技術者らは栃木県内にあるホンダの研究開発施設を訪問中に被災。「素晴らしい緊急時の態勢ができていた。すべてが精密時計のような動きだった」。揺れが収まると社員らは集合場所に素早くそろい、あらかじめ決められた各自の役割をきびきびとこなしたという。

 施設から市内に出ても大きな混乱はなかったといい、「冷静さが保たれており、通信状況も含めてすべてが秩序だって行われていた」と評価した。(共同)

その他、このブログの読者から教えていただいたツイッター。海外からの声だそうです。

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日本人にしてみると当たり前の行動が外国人には不思議に見えるようで、嬉しいやらびっくりするやら。

こういう日本人気質、民度の高さが世界の奇跡と言われる日本の歴史を作って来たのだと思います。と同時に気持ちが萎えてくるとこれも横並びになってしまう危険もあるし、また軍国主義にまい進する、あるいは過度の自虐にも通じているような気がします。

私としては今回の事から、ほら、世界の日本批判はどこかおかしいのがわかるだろ?って言いたいのですが、あれとこれとは別なのでしょうか。でもオーストラリアにいる限りでも、あるいは昔グアムで聞いた話、かつて台湾の山奥に入り込んで「ある種の竹」を探していた頃に聞いた話。日本人そのものを知っている人たちから悪い話は聞いたことがありませんでした。ただ日本人を知らず、歴史教育の上でしか日本を知らない人たちばかりがグズグズいうのは幾度と無く体験しました。

歴史の話を横に置いといて、日本人に一目置く外国人は非常に多く、また今回の事がそれに拍車を掛ける事になるのだろうし、日本人は最低な民族だと信じている人たちにも、なんか変だなぁと歴史教育に疑問を持ってくれたらこれほど嬉しいことはありません。

ただ、これをもって、日本は他国に侵略するような、残虐行為をするような国では無いと声を荒げるのも、覚めた目で見ている外人からするとちゃんちゃらおかしな理屈でしかなく、逆効果であると私は思うのです。

今回の数多いニュースの中で気になるのもありました。今見つけようとしても見つからないのですが、ある地域では食料がかなり減っているようで、料理をして食べるのも隠れてするような動きが出てきたという現地の方の話。

まさに人間が人間であるためには足りるべきものが足りていないとならないという事の証明がこれだと思いました。どんな綺麗ごとを言っても、生きるか死ぬかになると人間は変わるはずで、これは日本人とて同じだと思います。ただ、その限界がどこにあるかという話になれば、日本人はかなり我慢強く、自分を律することができるのでは無いかと良い方に考えています。

でも、戦争は別。どんな高邁な理念があろうと、現場も指揮官も人間であることを忘れる瞬間は必ずあると思うのです。ですからそこだけを突かれれば極悪非道の人間だといわれても仕方が無く、またそれは日本に限った事ではなく、どこの国も同じ。それどころかお前の国は普通でも極悪非道じゃないのか?なんて言いたくなる国もあるわけですが、それを議論のネタにも出来ず、事実は事実、認める潔さは必要だと思います。と、同時に、他国のそれを隠す行為を見逃すのも絶対に駄目だと思います。アメリカに原爆を使った事を反省させることが出来なければ、我々日本も、そんな侵略も虐殺も無かったと言い張るのと似て、本来あるべき解決方向へは向いていないと思います。

先日、右翼団体が対馬へ行き、韓国人観光客に対して罵声を浴びせている映像を見ました。確かに民度の違い、常識の違いがありますから、日本人なら考えられない行動を韓国人旅行者がやっている事実もあるのでしょう。でも、拡声器を使い、韓国人旅行者に向かって「朝鮮人は対馬へ来るな」「竹島は日本の領土だ」と叫ぶ姿にはいささかびっくりしました。

あれはもしかしたら、彼らこそが日本を売り、隣国の怒りを煽り、問題を複雑化している張本人ではないかと思ったくらいです。

人間の価値は過去の肩書きでもないし、背負ってる看板でもないし、過去に何をしたかということでもなく、今、どうなのか、将来どうなのかが一番大事なはずで、過去をいい意味でも悪い意味でも引きずることなく、淡々と前に進みたいと思いました。

日本頑張れ!東日本頑張れ!東北頑張れ!

復興に全力を向けるべきなのは当然として、それと平行してやっていかないとならないことがあると思います。

それは危機管理能力も無く、自国民のやる気を削ぎ、外国から圧力にはなんら手を打つ事もできない政権を一日も早くその座から降りてもらうこと。そして彼らに二度と権力を渡さない事。

私は民主党政権の良かったところもあると思っています。そもそも前の総選挙では民主党に一度勝たせるべきだと私はこのブログでも主張してきました。それはいかに民主党が駄目な政党であるか、彼らの根本思想は左翼的であり国のためにはならないというのをはっきりさせるためです。

あの時民主党が勝たなければ、民主党とはどういう党なのか、彼らの危険思想がどういうものなのか、それがはっきり示される事がないと思ったからです。もしあのまま自民党が勝っていたとしたら、我々国民は民主党に後ろ髪を引かれる事になり、それがいつまでも尾を引くと思ったのです。でも民主党が政権を取り、いかに彼らが酷く、根底にあるものは危険な左翼思想であるのがはっきりしたと思うのです。

でも問題は引き継ぐ党がないということ。どこまで日本は不幸なのでしょうか。

しかし党に関係なく個別の議員を選ぶ事は可能ですから、一人ひとりの主張をしっかり聞いていたいと思います。

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