ダラダラやるのは嫌いなので超短期のトラリピが成り立つかどうかのシミュレーションは結構やったのですが、長期のバックテストが出来ませんでした。長期のティックデータがなかったから。
昨日どうにか手に入ったので、3月1日から10月27日の8ヶ月間のバックテストをしてみました。
AUDJPYで買いトラリピのみ。仕掛け幅は30PIPS。利益幅は60PIPS。建て玉は1万ロット。資金は5万ドル。まぁ、私が考える標準的なセッティング。
かなり計算に時間が掛かるので放置しておりましたが、チェックをしたところ途中で止まったまま。どうしたのかと思って調べましたら、なんと途中で破産。ドローダウン(塩漬け)が5万ドルを超えてしまったのでそこで終了。
え~、そんなにドローダウンが大きいのか~、と思いつつセッティングを変更。建て玉を10分の1の千ロットに。他はいじらず。
PCが遅いのかメタトレーダーがこんな程度なのか結構時間がかかりました。その結果は
最終日に建て玉は全て手仕舞いですからドローダウンはそのままマイナスになりますが、結構すごいんですねぇ。この期間のアップダウンはかなりありましたし、最終値はちょうどその中間点ですが、もっと利益がドローダウン分をカバーしているんじゃないかという期待は裏切られました。
総トレード数294で勝ちトレードが258(87.76%)。月平均30ちょっと。負けが36で(12.24%)、最終利益はマイナス567.04。注目すべきは最大ドローダウンで6650.70(13.02%)。千単位の建て玉でこれですかぁ。期待利益の2000ドル程度にしてはドローダウンが大きすぎ。これじゃ危なくて建て玉を大きくするのは難しそう。
月平均300ドル弱の利益でこれですから、もし1300ドルぐらい(約10万)を狙うなら28800ドル(約230万)のドローダウンに絶えないとならなかったということ。
トラリピに興味を持つ人って私もそうですが「楽をしたい」と考える人だと思うのですが、そういう基本があると細かな作戦を立てたりチャートを見ながら変更を加えていくことをしない人が多そう。株を買ったらそのまま上がるまで放置という良くあるパターンと同じような感じがします。そして塩漬けに悩む。
この結果を見て思うことは、ネットを見るとトラリピ万歳みたいな人もいますが、大半の人はちょっと利益が出たら止めようと思っているんじゃないか、そんな気がしてきます。それもまた株を買う多くの人と同じかも。
で、ここで諦めたらなーんも始まらないわけで、私としてはここからがスタートとなりますが、いろいろシミュレーションをするにもPCが遅すぎ。メタトレーダーがそもそもこんな程度かもしれませんが、こんなシミュレーションでも2時間近く掛かるようじゃ、あれじゃこれじゃテストは不可能。
なーんも考えずに放置するとこういう結果という、それはそれなりに意味があるテストだと思います。ただ、勝つか負けるかは「いつ止めるか」に掛かっていると言う投資もギャンブルも同じ理屈で、あまりにも当たり前の結果がちょっと残念。
ま、ボチボチテストを重ねてみます。