コンプライアンス

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近年、コンプライアンスという言葉が日常使われるようになって来ていますね。主に法令遵守ということですが、最近のオリンパスの損失隠しにも今時そんなことをやっているのかと驚きましたし、東電にしても本当にそれが守られているのかが疑問。

責任ある立場なのですから守るべきことは守ってくれないと困る。

ただ、面白いと思うのは企業に対してそれを言うくせに、個人としてはどうかというと甚だ疑問に思うことが多いのです。

特にこのブログのように海外で住むとか、また資産を海外に出して運用するとかの話になると不思議に声が小さくなるのが税金の話で、私にしてみるとそれってなんなんだと思うのです。

どうも脱税を意識的にしている、あるいは小額だから申告しないでも構わないと考えている人が多いように感じるのです。

こういう国民がいるから企業だって同じで、見つからなければなんでもするのでしょう。

私はこういう企業、こういう個人とは繋がりを持ちたくないと考えています。

隠れてコソコソしなくても正々堂々と納税を免除される方法があるのだからそれをやれば良いと思うし、コソコソ行動する人って、きっと他人に対してもそういう発想で接しているのだろうと思うし、どうやって、何を信じて、そういう企業や人と付き合えば良いんです?

貧すれば鈍する。これは企業も個人も同じで、そうならないで済むような生き方を模索したいといつも考えています。

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私がこういうことを書くとすぐにメールをくれる人がいるのですが、人それぞれが何を考え何をするかはその人の責任において決めれば良いわけで、私は自由に発言するし、他の方も自由であるべきで、違う意見であったとしてもああしろこうしろと言っているつもりは全くありません。

私とて生まれ育ったのは脱税の温床と言われる飲食業の家ですし、また優良大企業のサラリーマンをやっていたわけでもありませんから、世の中で何が起きているかぐらいはわかっています。でもそういう飲食業の中でも脱税や過少申告が良いなんて言う人はいないし、悪いことは悪いことなりにそれぞれ自分の責任、リスクにおいてやっているはずで、その方法を教えあったり、見つからないといいねみたいな話はしないでしょう。

でもネットの中では危ない話が結構あちこちで行われている(これって犯罪)。

大震災が起きて、世界中から日本人の行動に賞賛の言葉が送られ、日本人の民度の高さが証明されたという人が多いですが、私としては日本人として常識的な行動をとっただけだと思っています。

そういう意味では「納税義務」に関してどう考えるか、どう行動するかというのがその国の民度を計るのに適していると思います。税金を払うのが嬉しい人はいないはずで、だからこそそれとどう向き合うのかというところで民度が問われると思っています。

これは個人ベースでも全く同じで、税金の話をするとその人の倫理観がどういうものであるのかが簡単に想像付く。

また、節税だか脱税だかはっきりわからない微妙なグレーゾーンは存在していると思うし、でもそれを利用するのが当たり前だという話の展開になると、世の中おっちょこちょいはいくらでもいて、それをやっても全く問題がないと信じちゃう人も少なくない。そしていつの間にやらそれが常識化して広まっていく。中には額が小さいから無申告でも構わないと主張する人がいたり、今まで長年ガラス張りで税金を払ってきたのだからそのぐらいの恩恵(?)は当然だと私に食いついてきた人もいます。

私はこれは絶対にうまくないと思っていて、納税するべきものはするという基本を崩すべきじゃないと信じています。

でもそういう態度を表明するとダボは変だってなるんですね。私に言わせれば狂ってるのはどっちだ?と言いたいです。

さて、貴方はどっち?

(一番良いのは何も言わずに黙ってること? 笑)

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