アメリカの大統領選に向かい、共和党の候補者選びが始まりましたね。
今回、共和党には7人の候補者がいて混戦状態との事。それでもトップを走っているのは前マサチューセッツ知事であるミットロムニー候補。そして2番手に控えているのはロンポール候補。
このロンポール候補が2日になんと在日米軍の撤退を公約した。この人はそもそもイラク戦争の開戦に強く反対するなど、他国に対する徹底した不介入主義で知られている人。
撤退ってことは沖縄だけじゃなくて、横田、嘉手納、三沢、横須賀、厚木、佐世保、座間とか全ての在日米軍を撤退させるということでしょうか。横須賀なんて第七艦隊の母港なのに、ここから撤退したらどこに母港を置く?やっぱりグアム?
これって日本が裸にされるのと同じだと思うのだけれど、またもし撤退と言っても全部が全部ってことはないのだろうけれど、でも非常に大きな政策転換なのは間違いが無くて、アメリカが助けてくれるという考え方は絶対に排除されなくてはならなくなりますね。
これって今の時点でもそれは同じであって、面倒なことが起きたらアメリカが助けてくれると盲信する考え方は変。日本が関わることは日本がどうにかするべきであって、アメリカが俺に任せろって出てくるわけじゃない。
日米安保にしてもアメリカが出てこれるのは1ヶ月間だけなんですってね。その後は議会の承認が必要で、議会が駄目と言えば知らん顔。この20年アメリカを見ているだけで、アメリカって自国の利益にならなければ何もしない国だというのが良くわかる。ってそれはどこの国でも当たり前か。
このロンポール候補が大統領にならないように日本は願うことになるのでしょうか。
私としては日本は防衛においても自立するべきだとは思っているけれど実際問題としてそれってかなり難しいでしょうね。そして半端でないお金も掛かる。
50年後、100年後を見据えて日本の変革を推し進められる政治家っているんでしょうか。
朝鮮半島からはいつまでも嫌味を言われ続け、そして中国にはおべっかを使いながら生きる道を模索する日本になるのか。どんどん軍備を拡張する国に対して、果たして話し合いで物事が解決するのでしょうか。話し合いの後ろ盾になるのは軍事力、経済力、そして政治力であって、後ろ盾なくしてどうにかなるはずもないですよね。
平和主義者は警察官も水鉄砲を持っていれば良いみたいな言い方をするし、自衛隊は暴力装置だと考える人たちが今の政権を握っているし、さぁて、これからどうなりますか。
安倍さんももうちょい頑張ってくれないかなぁ。返り咲いて欲しい。