今年中には見切り発車でマレーシアに行くしかなさそうに思っています。
マレーシア行きを計画したのは2008年で、MM2Hの承認がおりたのが2008年の暮れ。ですから本来は2009年の6月ごろにはKLに行く予定だったのですが、リーマンショックのせいで予定が大幅に狂ってしまいました。
何が影響したのかというと、ソレントにある自宅が全く売れる状況ではなくなってしまったということ。
売らなくても良いじゃないかと思う人もいるでしょう。日本に自宅を置いたままというロングステイヤーも多いですし。
でもねぇ、我が家は売るしかないんです。まぁ、とんでもなく経費も手も掛かる家で、あれを残したまま行くなんてことはできません。またもう築年数も20年を超えていますから限界に近い。こちらは家の建て替えって少なくて、半分壊してとか付け足し、外装、内装だけ変えるなんてのが多いのですが、どちらにしてもなんらかの行動を起こさなければならない時期に来ている家です。ただ売るのがわかっているのに大きな金を掛けるのは馬鹿げていますし、中途半端な金を掛けるとおかしな家になってしまいます。
ですので、何もせずに「現状」ということで安く売るのが得策だと不動産屋の友人からもアドバイスをもらっています。そういうことで安く売るつもりではいるのですが、その安さでも売るのが難しいほどゴールドコーストの不動産市況は落ち込んでいる。
そんなこんなでもう4年目に入っちゃったんですね。これって考えてみると馬鹿みたいで、4年間にオーストラリアに払った所得税(KLに行けば払わないですむ税金)、そして4年間に出せたであろう家を売ったお金の運用益を考えると結構な額になってしまいます。リーマンショックで大慌てしましたが、あの時に叩き売っても結局はそのほうが良かったという結果。
で、今の不動産市況は多少は持ち直したかというとそういうこともなくて、どんどん悪くなっているとしか思えません。
世の中の構造がどんどん変わっているようで、景気は循環しているから待っていればどうにかなるという今までの考え方が全く通用しないように感じるのです。かといってゴールドコーストがこのまま衰退するようにも思えないのですが、今までボケーっとしていた4年間という年月の長さに恐ろしさを感じるようになりました。
あと20年生きれるかどうかわからないような年齢になってきていますから、1年1年が非常に大事です。そんな状況なのに4年間も棒に振ってしまった。ここまで待ったのだからもう少し待つという考え方もあるのかもしれませんが、どうもそれは得策には思えないのです。
だから売れる値段で売ろうと思ってます。
でもこれって、塩漬けにした株がどんどん下がって、もう我慢できないと叩き売ったところが大底だったてのと同じ状態のような気もしてきますから心穏やかではありません。
ただ次男坊の就職も決まりましたし、長男も今年は間違えなく大学を卒業できそうですし、親としての負担も軽くなるのと同時に、我が家も新しい時代に入ってきた感じがするのです。ですからこの辺で、整理するものは整理して一歩踏み出したほうが良さそう。
家を叩き売ったとしても、KLに行けば税金もないわけですから生活費を落とせば数年で取り返せる可能性もある。あるいはまたKLで頑張って稼ぎ出せば良いじゃないかと自分のお尻を叩いています。
ま、そんなことでこれから我が家に動きが出てくることになりそうです。