毎年、終戦記念日近くになると必ず見る動画があります。このブログでも何度も紹介していますが、今年もまたその時期になりました。一年って早い~~。
しかし一体大東亜戦争ってなんだったのか、これは本当に難しいと思っていて、この動画は見るたびに感動して涙が出てくるのですが、しかし本当に日本はアジアから欧米諸国を追い出して植民地解放の切っ掛けを作った英雄なのかどうか。
この動画にもあるように、全くその通りで本来自分たちが戦うべき戦争だったと言う意見が多い国もあるんでしょう。しかし逆に、日本の侵略戦争だという国もあれば、あの二カ国以外の国でもそれをいう意見もある。
結局、アジアにあった植民地を欧米の植民地と一言でまとめてはいけないと思うんです。
昔はグアムに入り浸っていた私ですが、グアムも歴史的には大国の植民地としてたらい回しにされた過去があり、また何十年にも渡るスペインとの戦争が起きて人口が3分の1に減ってしまったようなことがあるのですが、戦後、アメリカに組み入れられたのをどう見るべきか。
私は単純でグアムはグアムとして独立する道があっても良いんじゃないかなんて当時おもったのですが、でも現地人の友人達の考え方を聞いてびっくりしたことがあるんです。アメリカ人であることに誇りを持っているんですね。へー、そんなもんかと思いましたっけ。
当時はサイパン、ロタ、テニアンは北マリアナとして独立しておらず、グアムの様にアメリカに組み込まれるか独立するかの分かれ目にあったのですが、そういうお隣のサイパンに対して、俺達みたいにアメリカになるのが一番良いのにというグアム人が多かったのが印象的です。でも、サイパンたちは独立を選んだ。
ま、この辺は独立していたほうが得であるという損得勘定が働いていたように私には思えて、民族としての独立自尊とか、そういうのは関係なかった感じがします。
ま、外から見ると植民地のように見えても、その国民はそれを歓迎している、あるいはそこまでいかないにしても仲良くやっている、あるいは宗主国の経営がうまいのかわかりませんが、決して植民地とは略奪があり、愚民化政策が採られていて、あってはならないものという考え方は変だと思うようになりました。
それどころか日本が進駐したときに、地元住民が日本と一緒になって戦った国もあれば、逆に宗主国の地元兵として日本と戦った国もあるわけで、日本による植民地からの開放を望んでいたのかどうかその差は非常に大きいと思います。ですからフィリピン辺り、あるいはマレーシアと、インドネシア、インド、ミャンマー辺りとは日本に対する見方も違うんじゃないでしょうか。ちなにみグアムでは日本統治の時代は良かったという人もいれば、まるで関係ない戦争の時の事をグアムの役所で担当官にネチネチ言われたこともあります。また日本の海軍時代と陸軍時代があるようで、海軍は良かったけれど陸軍は本当に怖かったと言ってました。島民も斬首された例があって日本に恨みを持つ人は決して少なくなかった。
つまり、台湾と韓国の違いがあるのと同じに、植民地という言葉で全てをくくるのは不可能で、日本が開放したのだと言う英雄としての自画自賛は世界には通用しないと思います。中国が沖縄の独立に関して言い出しても、余計なお世話なのと同じでしょう。
それと最近のあの二カ国の言動には腹が立つことばかりですが、その反論として、日韓併合は良かったのだと言う人たちが多いのには違和感を感じています。確かに併合前の韓国は国の体をなしていないと言ってもいいくらい国力が落ちていたようですし、文化的にも経済的にもどん底に近かった。まぁ、日本が日清戦争に入っていったのもそういう韓国の地政学的な問題も絡んでいたはずで、併合していなかったらどうなったかというのも興味がある点です。
この点を強調する日本人が結構いて、併合前はいかに酷かったか、併合後はどれだけ発展したかを強調して併合は良かったという論調がありますね。
でもこれって半島から言わせれば、余計なお世話だと思うんですよ。日本が併合しなかったらロシアが出てくるなり、まぁどうなったかわかりませんが、私は朝鮮半島の発展は間違いなく遅れたと思っています。そこまで日本は半島の開発に力を入れた。でもそれもまた日本の考える地政学的なものがあるからそうしたはずで、それに対して、半島の人々が有り難うというわけがない。日本が併合なんかしないほうが良かったというに決まっていると私は思うんです。自分の国が消滅させられたんですから。
でも併合に賛成した半島人もいたとか、創氏改名も日本が強制したのではなくて彼らが自ら望んだのだという人もいる。私はこれは事実だと思います。でもそれも考えてみれば、彼らがそう動くのも時代の流れで当たり前だと思うんですよ。もし日本がアメリカに占領されそのままアメリカの一部となったとします。日本という国は地図から消えて、日本人という人種も消えようとしたときに、じゃぁ、名前もジェイムズにしよう、豊かなアメリカ本土に生活拠点を移そうと新しい世界の中でいかに生き延びるか考えるのは当たり前だと思います。これはグアムも同様だと思うんです。(でも後に連行されたの強制されたのとは日本人なら口が裂けても言わない)
でも無くなったはずの祖国は元に戻った。そして朝鮮戦争後はなんと世界最貧国にまで落ちた国が、泥棒といわれようが嘘つきといわれようが頑張って大きくなって、あの超大国の日本さえ脅かすようになってきた。となれば積年の鬱憤を晴らしたいと思うのは至極当然だし、当時の親日派はあるべきではなかったとして排斥され、歴史の中からも抹消されて、現代の姿に合うように歴史も書き換えられ、善悪の基準も変わるんでしょう。で、やっぱり日本の侵略、併合はあってはならなかったと独立した民族としては言いたいし、それを変えることはできない。
私は日本人は韓国側のその辺の心情を理解するべきだと思っていて、併合は良かった。侵略では無いと言う論調はどれだけ証明しようが事実を並べようが受け入れられることはないと思います(原爆投下は正しかったと言うのと同じかも)。もし日本がそういう経験をしたとしたら、私なら絶対に許さないですもの。お前達みたいなサルを人間らしくしたのは俺達だなんて言われたら、いつか絶対に復讐してやろうと私でも思います。またその歴史を子々孫々絶対に残そうと思います。
とは言うものの彼らの歴史捏造は間違いなくあると私は確信していて、これは平気で整形手術をするのと根っこは同じだと思っています。それほど彼らの持っている劣等感から脱却したい気持ち、ハングリー精神は半端じゃないのでしょう。我々日本人にはない考え方ですが(自信の持てる歴史と未来が欲しいと思う点は同じか?)、どちらが正しいとか言う前に、それを信条として生きている国もあるという前提で考える必要があると思います。半島の歴史を考えますと、これを言ってはいけないのかもしれませんが、彼らの独立自尊の精神は日本にはないくらい強いものがあって、そうじゃなければあの半島にあの民族も国もとっくの昔になくなっていたのじゃないかと思うくらいです。だから日本人の普通の常識で彼らを見ても絶対に理解できないんじゃないでしょうか。そういうのも韓国ドラマを見ているだけで想像が付くんですね。儒教の教えが根本にある彼らの考え方と日本人とは相容れることがないのもわかる。
ま、日本がこれからどう対応していくかはいろいろあってこんなところに私の考えを全て書くのは不可能ですが、基本的には「近隣諸国は仲良く」という日本人的なそしてオママゴト的な発想は捨てたほうが良いと思っています。そして政経分離などと言わずに、それは単なる理想論で世界の国のどこもそんなことは考えていないという現実を理解した上で、政経一体となって問題解決の方向へ動くべき。すまないことをしたと日本の場合は謝らずに態度で示すことは多いですが、そういう文化もあちらには希薄なようですし、日本的美学や習慣を国際間に持ち込まないのも大事だと思います。なんだか良くわからないけれどとりあえず「I’m sorry」を言うなんてもってのほか。喧嘩をしろというのではありませんが、世界は理想論で動いているのではないと言う現実を直視した方が良いと思います。
動画を紹介します。中国に擦り寄っていくように見える韓国は一体何を考えているのか、そうしなければならないのは何故か、また慰安婦問題も今どうなっているのか、その辺のことをかなり深く話し合われている動画があります。ま、保守系の動画ですから偏っているように見えるかもしれませんが、それはそれで普通のマスコミには出てこない話題もあるのは興味深いです。あの国会で慰安婦問題も存在しない、南京大虐殺も捏造だと国会で話した中山成彬衆議院議員、西川京子衆議院議員も出てきて、政治の世界ではどうなっているのかの話も見えてきます。
またこの動画では余り突っ込んで話されていませんが、韓国中国の後ろにいるのはアメリカで、戦後レジュームからの脱却はアメリカが絶対に許さず3国の利害は一致しているなんてところも面白いと思います。
全部で約3時間。頑張って見てください。(笑)