日本じゃ阪急阪神ホテルズの食材名の偽装問題が大きくなっていますが、あの弁明を聞いていると腹が立って仕方がありません。ちょっと遅れて参加のあのリッツカールトンも同じですが支配人の言い草。
「意図的では無い」「ミスだ」「日本特有の問題だ」と。
ブラックタイガーを車えびと表記するのがどうしてミスになるのか。カローラをレクサスとして売るか(笑)?流石あの支配人は日本人じゃないと思いました。日本人にはそういう弁明の論理はないですもんね。バカにしてると思うのは普通だろうし、それとリッツの鼻の高さと相まって、まぁ、腹が立つことったらありゃしない。
でもねぇ、ブラックタイガーが車えびに変身しちゃうのって確かに普通といえば普通ですもんね。嘘だ~~、車えびじゃない!と思ったことは何度もある。また芝海老もしかりで、あの大きさの海老って芝海老が普通だけれど、海外からいろいろ代用品が入ってきて違う海老を使っても芝海老と表記する店の方が多いんじゃなかろうか。ただの海老と書けば間違いはないけれど、あの芝海老の料理を連想できませんもんね。また本当の名前を書いたらなんだか怖くて食べたくない。
考えてみれば、このインチキ表示は確かに日本特有と言えばそうかもしれなくて、ギンダラにしても本物はほとんど流通していないとか、干物のシシャモもカペリンという似ている魚が多いし(顔が違う)、寿司屋でもこの手の表示って山のようにある。
ゴールドコーストもそうで、刺身のハマチとかブリなんてのがあるけれど、こちらにはハマチもブリもいない。でもヒラマサはいるんですね。これってハマチ、ヒラマサ、カンパチと似たもの三兄弟で姿を見ればわかっても切り身を食べてわかる人って多いとは思えない。で、ヒラマサなんて表示しておくと「それ何?」と思う人が多いんでしょう。でもハマチならすぐわかる。すぐ売れる。
でもパックのオレンジジュースをフレッシュと言うのは明らかな嘘。冷凍の切り身を使って鮮魚というのも嘘。
まぁ、阪神阪急ホテルズもリッツカールトンもスケープゴートと言えばそうなのかもしれないけれど、各地の各ホテル、そして有名どころの料理屋も戦々恐々としているでしょうね。
ちゃんと表記しようという動きが起きるかもしれないけれど、ではスーパーでシシャモとしていたものをカペリンとか、ギンダラを聞いたことも無い魚の名前にして売れるのかどうか。またそうするべきなのかどうか。
「通称」ってのがあるわけで、それを使っていますというのは「偽装」になるのか、まぁ確かにややこしい問題で、日本特有といえばその通り。
でも私は文化の保護という観点からちゃんとした名前をつけてもらいたいなぁ。通称があるとしたら併記して欲しい。
リッツカールトンみたいな名前のあるところの今回の打撃ってどの程度のものになるんでしょうか。ホテルって宿泊よりも宴会部の売り上げが大きいなんてところもあるはずで、ましてや超有名ホテルって家族や身内で使うより、結婚式じゃ会合じゃと見栄を張る集まりが多いわけだから、こういう問題が起きると使わない、使えないようになりますよね。私だったら使いたくないもの。こんな問題が起きたところを接待に使ったら、バカにしてるのか?なんて言われそう。
しかしま、逆を考えればこういうことが起きると汚名返上で頑張るのが普通だから、身内で使う分には良いチャンスになるかもね。
今、フト思い出したのが楽天市場での買い物、オークションなんだけれど、どの店も掲示板みたいのを持っているじゃないですか。で、カニならカニで、当たりハズレがあるのが当たり前の商品でもハズレを掴んだ客は面白くないわけで、それを掲示板に書くのね。この辺をちゃんと見ていると、そういう書き込みがオークションの盛り上がり度に少なからず影響があるのがわかる。つまり、そういう書き込みがあった時こそチャンス。(笑)
でもハズレを掴んだら困ると思うかもしれないけれど、業者はそれが広まると困るので、ハズレたと書き込んだ客には「代替品」を送るのが普通っていう業者もあるのね。文句付け勝ちってやつ。
ま、悪い噂は逆手に取ると面白いなんてこともある。
でもリッツカールトンに泊まろうとは思わないなぁ。
かつて一度だけ大阪のリッツカールトンに泊まった時には、楽天トラベルだったかなぁ、一番安い部屋を取ったのだけれど、どういうわけかチェックインのときに無料アップグレード。数部屋しかない二間続きの和室のスイートルームでした。\(^_^)/
たった一人でその部屋に泊まったのだけれど、お風呂が石で、お湯がどんどん冷めちゃうのね。で、私は実は怖がりで和室が駄目なんですよ。お化けは洋室には出ないけれど和室には出る。(笑)
東京のリッツカールトンって格調の高さを感じるのだけれど、大阪はちょっと違っていて、建物や内装は凄いものの従業員がやっぱり大阪タイプ。東京みたいにツンとしていなくて腰が低いのね。ドアマンがまさにそれで、あの立派な制服じゃなくてハッピでも着たほうが似合うと思った。
東京のリッツは喫茶店のウエイトレスもモデルみたいなのがいて面白かったっけ。
ま、将来、リッツに泊まることはないと思うけれど、嘘とか偽装、勘違いを狙った表記の無いまともなところに泊まりたいし、そういう店で食べたいなぁ。