政府を全く信用せずになんでもかんでもケチを付けたい人でもこの国土強靭化計画は面白いと思うかもしれません。私はこれがどういう内容かなんて全く知らず、アベノミクスの二本目の矢である財政出動の裏づけになる計画、法律ぐらいだろうと簡単に考えていました。
また巷ではばら撒きだの公共事業を増やして利権を得るための法律だとか、文句を言う人もいるけれど、ちょっとそういう決め付けは横に置いといて、一体何を計画しているのか、その考えの根本に何があるのか知るのは良いと思います。
南海トラフが危なくて広範囲の大規模災害は必ず来るなんて恐ろしい話が当たり前のように話されています。政府発表ではM9クラスの巨大地震が30年の内に60-70%の確率で起こり、試算では最大32万人の死者、全壊238万棟なんて予想が出てます。
これも公共事業を進めるための捏造だろうとか、そういうのもちょっと横においといて、我々は少なくとも311は経験したし、過去に関東大震災等の経験があるわけで、多分、いつか何かが来るだろうとは思うわけです。これを放置するのはおかしな話で、やっぱりそれなりの準備は必要だし、災害防止の施設を作るなり、ハードだけじゃなくてソフト面でもなんらかの対処を考えないとならないのは明白。
まぁ、そんな軽い感じでこの国土強靭化計画に関わっている人たちの動画を見たのですが、これって単に箱モノや堤防、避難場所の整備というだけじゃなくて、国防、安全保障まで考えた壮大な計画であるのがわかりました。実のところ、私はこの動画を見て感激してしまいました。生まれてこの方、これほど楽しみな政府の計画を聞いたことがなかったから。そしてそれが法律として成立し、それを推し進めようとしている人たちの頑張り、気の入れようを知ってワクワクするくらいです。もしこれが彼らの言うとおりに動けば、国が変わる。地方も変わる。国民も政治も官僚、公務員さえも変わるかもしれないという夢を感じました。
お暇な方は是非見てみてください。全部で3時間ぐらい。
「国土強靭化が日本を救う」
出演者は衆議院議員、東大教授、内閣官房参与、その他各大学の教授やおなじみの三橋経済評論家。そこそこお偉いさんが多いので硬い話になるかと思いきや、まるで青年のように熱く語る皆さんに胸を打たれました。