なんか韓国の動きが変に感じるんですよ。
靖国参拝なんて今までの流れを考えれば「全面対決」の様相になってもおかしくないのに、いやにトーンが低い。それどころか靖国参拝前に出ていた韓国内の「大統領は日本と話し合いをしろ」というメディアのムードは全く消えていないし、首脳対話はするべきか否かのアンケートでは「するべき」が上回ったなんて発表を参拝後に出してくる。
やっぱりかなりヤバイ状態なんじゃないかなぁ。IMFのストレステストの発表が遅れているようだけれど、それもどうも靖国に関係があるような気がしてきます。
ここのところ韓国の負債も発表とは違うと3倍にも跳ね上がったし、IMFのストレステストの内容がかなり悪いんじゃなかろうか。つまりまたIMFの出番になる可能性があって、超巨額な資金が必要でその時の頼みの綱はやっぱり日本。
靖国参拝もそれと無関係じゃないかも。俺、知らないもんね、という安倍さんの態度。通貨スワップの時もそうだけれど、日本に助けてくれとは言えない状態の維持。アメリカのDisappointedも本音は日本がうまく逃げたことだったりして(笑)、アメリカがなんとかするしかなくなる。でもアメリカは韓国の思いやり予算増額でかなり強気に出ていて、言いたい放題、やりたい放題(中国への擦り寄り)への韓国包囲網が強化されている印象も受ける。
そもそも靖国参拝に対するアメリカの発言が変だった。これはメディアも一切そこに触れないし、保守陣営もそれに全く関心が無いようだけれど、あの文面を見るとおかしなことに気がつく。アメリカが何にDisappointedしたかというと、靖国参拝だとは言っていないのね。
「Japan’s leadership has taken an action that will exacerbate tensions with Japan’s neighbors.」つまり安倍氏の「近隣国との緊張を高めるような行動」に対して言ったわけで、「靖国参拝」そのものに失望したとは言っていない、安倍氏に失望したとも言っていない。なんであえてこういう言い回しにしたのかを考える必要があると思うんですよ。また後に報道官との質疑応答でも彼女は自分の言葉を使って説明することはせずに、同じ文章をそのまま使った。そして「選んだ言葉から我々のメッセージは明確だ」と変な言い方をしている。選んだ言葉?メッセージは明確?どこの誰に向けたメッセージ?
外交文書とか声明とかって世界中が見るわけだから、かなり慎重に言葉を選ぶし、また行間に大事なメッセージが隠れていて、それを読み取る(でも確信はできない)ことは大事だと思います。だからこのアメリカの発言も中韓に宛てたメッセージを当然含まれていると思うし、それは「アメリカは靖国参拝に口を出す立場に無い」と言っているとも取れる。
ここにどうしてメディアは注目しないのかと思うんだけれど、これを聞いた中韓は、はっきり靖国参拝に触れないアメリカに裏切られたと地団駄を踏んでるはずで、だからこそアメリカも怒っているとキャンペーンを張る。そして日本のアホメディアもそれに同調して「参拝に失望」とアメリカが言っていないことを言う。でもま、逆を考えれば靖国参拝だけでなく、慰安婦、戦争認識、村山河野談話にも触れるなというメッセージであることは間違いが無い。でもこれって問題を起こさないでくれというアメリカの悲痛なメッセージのわりには、参拝を直接非難しないなんて絶妙なメッセージだと思いました。
今のところは安倍さんがうまく全体をコントロールして頭一つ出ている感じがします。
IMFのストレステストの発表が待ち遠しいなぁ~~~。もうそろそろ?