舛添さんですかぁ。やっぱりなぁ。でもこれほどぶっちぎりだとは想像できなかった。
しかし今回の都知事選はなんだか面白く無いというか、都民ではないけれど都民のつもりでいる私としては馬鹿にされたような感じがしています。誰が良いというか、私にとっては消去法で選ぶしかないような候補者ばかりでした。
脱原発を都知事選の焦点にするべきではないと思うのだけれど、脱原発が日本にとって一番大事だと思う人にはそれも利用したいのはわかる。でも私も脱原発派だけれど、細川氏が良いとは思えなかったですわ。脱原発が悲願の人は、誰でも良いから脱原発に力のある人をと思うのだろうけれど、細川氏は説得力がなかった。具体案、代替案もなく、感情に訴えるばかり。私はこういう人を政治家として認めたくない。そもそも、小泉さんがバックアップしてくれるなら出ます、みたいな言い方をしたのもマイナスだと思ったし、ただの安倍おろしの刺客にしか見えなかった。
舛添さんは若いころ「朝まで生テレビ」の常連だった時代から知っているけれど、私としては人間的に好きじゃない。あの頃からすぐ捨て台詞を吐く男だった。また人を侮辱するようなことを平気でいうのね。頭の良い人だとは思うけれど、庶民の代表として行動してもらいたいと思えるタイプじゃない。何か信用出来ないものを感じる。こういう人がどれほど良いことを言っても私には届いてこない。
で、田母神さん。私は人間的に彼を好きだけれど、保守の悪い部分も持っている人で、私としては日本美化が過ぎると感じる。でも左に寄り過ぎた日本を元に戻すにはああいう人の存在って大事で、問題はあるにしても良いと思う。まして東京強靭化を考えると彼は他の候補とは違うことをやるだろうと思った。でも彼の保守色の強さは、慎重に事を進めている安倍さんの足を引っ張ることになるだろうことは簡単に想像できるわけで、心情的には安倍さんとかなり近い人だけれど、安倍さん、及び安倍さんの取り巻き、側近も彼を排除する方向に動くだろうと思った。出るなら国政だろうなぁ。
他の候補者だけれど、うーーむ、細かくは書くまい。
どちらにしても、是非この人にって思う候補がいなかった。討論もまともに開かれなかったし、都知事なんて誰がやっても同じだよ、みたいな空気が流れているのも良くない傾向で、好き嫌いで選ぶとか、何が何でも原発反対とか、東京都には本当に解決すべき問題はないのか?って感じ。
結局、都知事選を舞台にした安倍支持、安倍おろしの戦いの場にしか見えなかった。
大阪は大阪でなんだかわけのわからんことをやっているし、庶民と政治の距離がどんどん離れていく感じがするなぁ。
でも反面、コツコツと一生懸命やっているのが見えて気になる政治家もいるし、政治に落胆したり、どうせ何も変わりやしないなんて思うこと無く、頑張っている人は応援したいな。
しかし、舛添。私は嫌いだわ(笑)。人間として尊敬できると思う面を一度も見たことがないし、その逆なら何度もある。器の小ささ、ずるさも感じるし政治家向きじゃないと思いますわ。
世界のGDPだけれど、国だけじゃなくて大都市もそのランキングに入れると、東京って14位だったかな。東京よりGDPの小さな国っていくらでもあるわけで、そういう国でも大統領じゃ首相じゃとなると国中が盛り上がって選挙をやる。それを考えると、東京都知事選ってなんだろって思う。本当に凄い人材が出てきたら、まさに東京から世界に発信できるものがいろいろ出てきそうだし、日本も変わるんだろうに。