マレーシアの医療費、昨日より値上げ

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参加しているSNSで、マレーシアの診療費が昨日6日から値上げされたのを知りました。

新聞にも出ています。

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値上げは私立病院ですが、14.4%とのこと。またGPは現在のRM10-RM35からRM30-RM125とのことですから、率でいうととんでもない率。3倍以上。それでもまだ安い感じが無きしにもあらずですが、歳を取ればお世話になる回数も増えるだろうし、検査じゃ薬だも値上がりするはずで、大きな負担になりますね。ましてマレーシアがどんどん発展して物価も上がり、リンギットも値上がりしたら・・・・

マレーシアの医療費は安いという噂がありましたが、私が旅行で行った時にたまたまお尻に出来たオデキが爆発しまして、病院に行ったところ、なんと一泊で手術。あの時、確か12、3万円掛かったと思います。旅行者保険も入っていませんでしたので、痛かったです。

マレーシアに居住する場合、もちろん保険があるわけですが、高齢になると入れませんし、マレーシアで大きな病気をしたら大変なことになりそうです。日本に住民票を残し、国民保険が使えるようになっていればまだ良いですが、マレーシアのタックスヘイブンの良さを享受しようとするならば、日本に住民票を残すなんてとんでもない話で、本当に困ったもんです。

ロングステイヤーはいつ帰るのか、なんて話題が結構出るようですが、病気になったらまずアウトなのは間違いがなさそうです。

マレーシアが大好きな方々の中に、骨を埋めるつもりだと言う人もいるようですが、病気になったらどうするんでしょうか。とっても不思議。

結局、マレーシアはロングステイの地であって、移住じゃ永住じゃという場所じゃないのははっきりしていると思います。

こんなことを考えていると、以前この日記でも紹介したフィリッピンに死に場所を探しに移住した日本の老人を題材にしたテレビ番組を思い出します。フィリピンの永住権を得るのはかなり簡単で、医療設備も良く、日本人経営で日本語がわかる看護師や世話人がいるというのが売りのリゾートがありましたが、それが経費負担に耐えられなくなって破綻直前であるという内容でありました。また大病に掛かった老人は非常に高価な薬、治療が必要になって財産を使い果たしたとのこと。お金がなければ治療を受けずに死んでいくか、あるいはまた日本に帰らなければならない。それじゃ、何のための「豊かな老後を送るための海外移住」だかわかりません。

もし80後半とか90代ならいざしらず、60代、あるいは若くして大病に掛かったらどうすれば良いのか。治療すればまだまだ生きられるのに、なにもしないでいられるはずもなし。

ま、それを考えただけで、我が家の「マレーシアを最後の地とする」選択肢はあり得ないことになります。

その時はその時に考えて、それまでは楽しんだほうが勝ちなのか?そういう風に考えることが出来れば幸せなんだろうけれど・・・・・・・

私としてはヨメサンが頼りないこともありますから、私がいつ死んでも大丈夫なような、また残されたヨメサンがアタフタせずに生きていけるような環境づくりをしないとなりません。当然、日本ということになりますが、やっぱり介護が必要になったらすぐ併設されたそれなりの施設に横滑りで移れるようなシニアマンションになるんだろうと思います。そこを拠点とすることが出来れば、あとは好きなことをして世界のどこで野たれ死んでもOK。

でもねぇ、半端じゃないゴールドが掛かるわけで(笑)、思うようにはいきませんねぇ。

あっ、でもその資金を確保するためにも、元気なうちは無税で生活費が安いところで頑張るって考えも成り立つってことね。

おーし、頑張ろう。(笑)

しかし、死ぬまで金、金、金の人生ってなんなんでしょうか。技術の発展だの経済が大きくなるだのって何の意味があるのかって思いますよね。人間誰しも絶対に死ぬわけで、歳を取り死を迎えるのに半端じゃないお金が掛かる世の中って意味ないと思うなぁ。

そんなことを考えると社会保障が充実しているオーストラリアって凄いと思いますわ。政治も経済も2流だなんて馬鹿にできないなぁ。この国の国民は幸せだわ。人生を楽しみながら普通に生きて、そして普通に死ねる。この国は絶対にTPPなんかやるべきじゃないと思いますわ。多国籍企業に食い荒らされてしまうはず。

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