読者の方から、「USD/JPY」は売りどきが近いのではないかというメールを頂きました。
確かに日足を見るとそんな場所に来ているように見えます。
ただ、私が大きな流れを見るときに重視するのは4時間足ですが、それでは積極的に売る場所じゃないのがわかると思います。
大きなトレンドに乗って流れている場所じゃないですから、そういう意味では「消極的な逆張り」で「試してみる」程度の出撃に留めておくのが良いのかも。逆に米ドルの買い場を探している人はこれからが見ものかもしれませんね。今の小さな下げが陽転して先の高値を抜いたらそこが買い場になりますから。
これは日経225も同じで、日足はここで叩かれて下がると見ても良いかもしれない。
でも重視している4時間足では流れが変わる可能性も見えている。
超目先ではピークに来ているのでここで陰転しても全くおかしくない場所ですが、だからといってそこで「売り攻勢」を掛ける場所ではなくて、下げの力を見て「買い場を探す」方が面白いと思います。
どちらにしてもはっきりした方向性もなく、積極的に考える場所ではないし、出撃するにしても(売り買い共に)肩慣らしの域を出るべきじゃないというのが私の考えです。
ところで、一体どうなっちゃたの?と思うのが金(ゴールド)。完全に動きが止まってしまっています。
世の中の大きな流れを読みづらい場所であるというのがビッグプレイヤーの本音かもしれませんね。これは為替も株式市場も同じなんでしょう。まぁ、アクビが出る毎日ではありますが、それはエネルギーを貯めている場所だと考えるべきで、一般論としては大きく動き出したところを逃してはまずいんでしょう。
長い時間足で大きく動かない時は1分5分でも大きく動かないのが普通ですが、でも値幅は出なくても動きが素直であるとも言えるはずで、こんな時にシコシコ小さな利益を積み上げられるようになることが一番重要だと思っています。他人様が「暇だ~」と言って鼻くそをほじくっている時にしっかり稼いで、皆が「動き出したぞーー」と張り切って市場に波乱が起きた時には黙ってみている、なんていうのが私の理想のスタイル。
でもいかんせん動きが小さすぎますねぇ。練習には最適かもしれないけれど。