ここのところの日経平均の動きは私にとっては嫌な動きだと書きましたが、それに関してメールを頂きました。なんてことの無い内容で、本当に嫌な動きですねってことでしか無いんですが、実際に売買する場合は日足だけを見ていたら駄目なんですね。これはいつも書いていることですが、多くの方は日足でしか見ないから私は日足を出しているだけで、私は4時間足で大きな動きを見ます。
ただし、私が見ているのはCFDのNikkei225であって、いわゆる日経平均でもありませんし、先物の日経225でもありません。CFDは24時間動いていますので、ギャップも出ないのが特徴です。実際にそれを売買するのは専業じゃないと難しい、あるいは24時間監視するのは不可能ですが、私はCFDの利点はあると思っています。
日足。
赤の矢印の部分を4時間足で表示するとこうなります。
7月に入ってから上下の動きが収斂してきて、上に発散したわけですが、その後の動きがややこしい。これを日足で見て追いかけるのは私には難しいし、これだけ見ていたら今月の初めの陽線で買い出撃してしまうかもしれません。でも4時間足を見てください。十分対応出来ますよね?
だから4時間足が大事だといつも書いているのですが、わかりますよね。
長期投資なら日足だけでも良いのかもしれませんが、デイトレはしないにしても数日間で決着をつける手法だとしたらやっぱり日足って長すぎると思います。
でもチャートを監視する時間がないとか、夜中の動きには対応できないとか、そういう環境の方は多いと思います。でも、だからしょうがないんじゃなくて、そういう環境なら手を出さない、やらないという選択肢を取るべきだと思います。あるいは長期投資で大きな流れを取るか、あるいは時間がある時にデイトレ、スキャルをするのか。
自分の都合に合わせて相場が動くことはないわけですから、自分が相場に合わすしか無いと思います。でもどうにか出来るような気がしちゃうんでしょ?巷の情報を見ても、4時間足を見ろなんていう人はいないし、みんなと同じようなものを見て、同じようにやっているのだからそれで大丈夫と思うんじゃないでしょうか。
でも女神がニコっと笑う瞬間を見たいと思うなら、それなりのことをしないと。その他大勢と同じことをしていて自分が勝てるはずがないんですね。
迷いのある方は是非4時間足と仲良くしてみてください。今まで勉強したことが生きるはず。
もし4時間足に慣れたら、次に5分足を見てください。そしてFXでも他の株式指標でも石油や小麦でも見てください。チャンスはどこにも転がっているのがわかるはずで、ここぞと思う自分の好きなパターンだけで勝負が出来るはず。でも対象を固定し、時間軸も固定してしまうと、自分の好きな出撃パターンって少ないんですね。日足だけ見て待っていたら何ヶ月も得意なパターンが出てこないなんてのが普通だと思います。だから余計なことをして負ける。
デイトレって、下手な鉄砲数撃ちゃ当たると思っている人が多いのは今までの「デイトレを覚えたい」という人とのやりとりでわかっていますが、実はそうじゃなくて、ある特定のパターンが出るまで待ち続けるんですね。だから対象も広げて時間軸もいろいろ見ていないと、自分のパターンなんか出てこない。1分足って日足だとしたら一日が何年分もあるわけですよ。だから出撃チャンスもあるってだけのことで、ガンガン盲撃ちしても勝てたり、機関銃で撃つが如くトレードして、その勝率をあげようなんてそんなことは不可能なんですね。
勝つということは待つということだと思っています。だから日足なんか見ていたら出撃チャンスなんか1年に数回ですから、私はデイトレに向かうわけです。デイトレだから勝てるとか、そういうことじゃないんですね。
自分が勝つとはどういうことなのか、自己分析してみると矛盾があるのがわかるはず。で、その矛盾が負けを呼びこむのね。
そんなことにフト気がつけばガラッと変わるんですね。で、縁があって知り合った方には是非変えて欲しいからこうやって書いています。チャートがどうじゃ、インジケータがどうじゃじゃないってこと。そんなチャート分析を何十年勉強したって駄目なんですよ。