玉ねぎは血糖値を下げる?

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血糖値の話の時、日記かコメントに「玉ねぎを食べると血糖値がかなり上がる」と私が書いたのですが、それに対して読者から「玉ねぎは血糖値を下げるんじゃないですか?」とメールを頂きました。

実は玉ねぎが血糖値を下げる作用があると巷では言われているのは私も知っています。でも私の場合、玉ねぎを食べると血糖値が上がるんです。

困りましたねぇ。(笑)

改めてあちこちのサイトを見てみますと、「玉ねぎは血糖値を下げる」という内容のオンパレードです。

その理由は

○ 玉ねぎに含まれるイソアリインがインスリンの働きを助ける

ということのようです。イソアリアインとは玉ねぎを切った時に目に染みるあの辛味成分。これそのものが血糖値を下げる作用があるわけじゃないので、食べ過ぎても低血糖になることはない。あくまでインスリンを助ける作用だとのこと。また玉ねぎの効能は血糖値を下げる以外にも動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールや中性脂肪も下げる効果があるらしい。

どのくらい食べたら良いのかですが、一日に50グラム程度。中サイズの4分の1程度。でも食べ過ぎても問題は起きないという特徴があるそうです。また、加熱しても効能に変化はない。

素晴らしいですね。こんなのを見ていると毎日玉ねぎ一個は食べたくなります。

さて、私の場合の血糖値が上がるということですが、もしかしたら食べ過ぎかもしれませんね。ほとんど火を通して食べる。つまり炒めたり、スープにしたりですが、玉ねぎ自体はかなり好きなので、食べる時には4分の1個どころではありません。

もしかしたらそこに問題があるのかもしれません。玉ねぎの糖質含有量はかなりありますから。

ただですね、私がここで一つだけ確認したいことがあります。ネットの中に「玉ねぎは良い」と書いてあるサイトはごチャマンとありますが、よーーく読んで欲しいのです。実験結果が添付されていたかどうかです。ネットの傾向として、例えばヤフー知恵袋のような一般人が質問して一般人が答えるようなサイトがたくさんあります。また栄養学を勉強しているような方々もいろいろ書いていますが、その裏付けまでを書いている人って皆無と言っていいんですね。

つまり、そういう風に言われているという知識を書いているだけで、自分で検証していないってこと。

これじゃ朝日新聞の「慰安婦」報道と同じじゃないですか。なーんて関係ありませんが、世の中にはこういう情報が溢れているんですね。特にネットの中は要注意です。中には私みたいな変なのもいて、いかにも事実のように書くのもいるわけですから。(笑)

大事なことは専門家に聞くべきということですが、では専門家とは誰のことをいうのか。医者もいれば看護師、あるいは勉強中の学生から、どこかで得た知識を事実のように自信を持って喋るコンサルタントみたいなのもいるし、どこに真実があるのかはなかなかわからないという大前提を常に持つべきですね。

で、玉ねぎを食べると血糖値が上がるというのは、私が自分の身体で調べた結論であって、どこかで聞いた話じゃないということです。でもだからそれが正しいということでもなくて、自分で確認ができることはしたほうが良いですよね。ただし、こんな記述もありました。「玉ねぎの効能は1923年にカナダで、実験により糖尿病に対する効果が明らかになりました。その後日本でも、玉ねぎに含まれている有用成分を糖尿病患者に投与して、その効果を確認済みです。」

ついでと言ってはなんですが、私が発見したことは「玉ねぎなら玉ねぎでも食べ方で血糖値は変わる」ということです。こういうことを書いている人ってまずいないですよね。だから私はあまりネットを信用しません。こんな大事なことを書かずに、アレが良いとかコレは駄目だとかいうのはナンセンスですから。

血糖値が上がるのは、食物が胃腸で消化吸収されて成分、養分が血中に入ってそれからいろいろ起きるってことですよね。つまり、消化吸収のスピードが大きく関係しているってこと(食物繊維が良いのはそのスピードを遅らせるから)。血糖値が上がりやすいと言われる野菜に人参がありますが、でも血糖値がさほど上がらない食べ方もあるんですね。極論を言えば、消化しなければ血糖値も上がり様がないわけです。

つまり、血糖値の上がりやすいものは消化の悪い食べ方をすれば良いってこと。また、血糖値が上がりづらいものでも消化が良ければ血糖値はドンドン上がるという単純な話です。

マレーシアの糖尿病に関して調べていた時に、マレーシアの英語のサイトに何をどういう食べ方をしたらよいのかが書いてありました。その中に「スープを飲むな」とあったんです。これを見た時には流石わかってるじゃんと思いました。(笑)

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該当部分を抜粋しますと、これです。

Appetizers

Choose fresh fruit or vegetables.
Avoid soups and broths.
Stay away from bread and rolls with salty, buttery crusts.

前菜ですが、フレッシュフルーツ、野菜を選べ。スープ、煮汁はやめろ。パンにも近寄るなと。

なぜスープや煮汁は駄目なんでしょうか。ここなんですね、ポイントは。まぁ、スープには何が入っているかわからないということもあるんでしょうが、じゃぁこれがオニオンスープだとしましょう。血糖値を下げるオニオンのスープなら良いと思うじゃないですか。でも駄目なんですね。理由は簡単で、食物で一番吸収しやすいのがスープだからです。オニオンスープって甘くて美味しいですよね。つまり砂糖水を飲んでいるのと同じってこと。

シチューも同じで、流動食みたいな、あるいは子供の離乳食を考えてみればすぐわかると思いますが、消化が良いような調理をしてあった場合、当然吸収は早くなるわけです。だから血糖値はすぐに上がってしまう。

ということは、一番良い食べ方は何か?血糖値を上げないためだけを考えれば、大きな塊のまま、それも生で、噛まずに飲み込むことです。 (笑)

ま、これは冗談ですが、糖尿病は病気ですから、消化が良い方が良いと単純に考えちゃうとうまくないんじゃないでしょうか。

話は元に戻りますが、スープや出汁を飲むななんていう日本のサイトを見たことがあります?私はないです。また調理方法が大事だというサイトも見たことがありません。ただXXXXにはXXXXXが含まれていて身体に良いとか、GI値が高いとか低いとかそういう表面的な話がほとんど。

こういうのをそのまま信じる人が多いんですね。わかりやすいですから。

実はここが本当に一番の問題点だと思うのです。一般人はややこしいことはわかりませんし、聞いてもすぐ忘れますから、簡単なこと、理解しやすいことしか覚えていないんですね。で、それが正しいと信じている。

こういう傾向って女性に多いと思うのですが、それも歳を取ると益々その傾向が強くなる。ではなぜそれが一番の問題点かというと、大体、我々の世代の奥さん連中ってそういう人が多いってこと。つまり病気である自分、あるいは予備軍だとしても、料理を作ってくれる人が正しいことを理解していないケースが多いってことなんですね。

私のヨメサンがそれです。(笑)

自分の身体のためにはこういう食べ物が良いとか、調理方法はこれが良いとか、アレはやめてくれとか言っても駄目なんですよ。どこの誰に聞いたかわからないようなこと、テレビのワイドショーや女性週刊誌で読んだようなこと、尊敬している友人に聞いたこと、そんなことを信じているんですね。ですから、「そうじゃなくて~、こうなんだよ」と言っても駄目。それの説明を一生懸命しても、聞いているヨメサンは途中で訳がわからなくなって、「とにかく私がちゃんとやるからそれを食べてみてよ」と話が終わってしまう。

ですからちゃんとやるには、きっちりした専門家のところに一緒に行って、全てわかるように確認をしてやらないとどうにもならないんですね。

でも人間の怖い所は、そういう専門家にちゃんと聞いて理解しているはずなのに、頓珍漢なことをやるんですね。自分の奥底で信じていることを変えることはなかなか難しいです。多くの本を読み、専門家の話も聞いて、いろいろやり方があってケースバイケースで対処しないとならないのに、「とにかくカロリーの摂り過ぎは駄目。脂肪の多いものもやめて、消化の良い野菜類をちゃんと食べて、運動すること!」なんて言い出しますから。確かにそれは正しいでしょう。でも一事が万事それで片付けてしまうっておかしくない?ケースバイケースが存在しない。

だから私は自分で作って自分の身体で実験するわけです。これ以上確かなものはありませんから。 (笑)

話は戻って玉ねぎに関してですが、もし本当に玉ねぎが効くのなら私も是非積極的に食べたいし、玉ねぎは大好きですから、人体実験をやって確かめてみます。

でもこんなことも自分で検査キットを持っているからできるわけで、検査キットもない人は一体何を基準に考えているのかとても不思議です。

よくチャット(スカイプ)をする友人がいるんですが、彼は糖尿病。でも検査キットは腹が立つから捨てたそうです(高い血糖値を見たくないから)。大好きな甘いものをいつも食べるというし、これってもう健康に生きることを諦めているようにしか思えないんですが・・・・・・(これを読んでいたら是非考えなおしてくださいね~)。

話が長くなってわけがわからないと思いますが、ごめんなさいね。私は文章を書くのが得意ではないもんで。

とにかく、タマネギは血糖値を上げるのか下げるのか、それをそもそもネットで検索すること自体おかしいってことですね。ネットに書いてある通りに自分の体が反応するんでしょうか。

ですから、自分で血糖値を計ってみること。これしかないと思います。「何を」「どのくらい」「どのように」食べたら血糖値がどうなるかというのは、自分で計ればすぐわかるわけで、それが「自分にとっての真実」であって、どこの誰が違うことを言おうが「そんなの関係ねぇ~~~~~」ってことだと思います。(笑)

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