Youtubeは常に進化(悪くなることもある)していますが、この数日間にまた変わったようです。今日、気が付きました。
何がどう変わったのかというと、動画のフレームレートが60pに対応した。
意味、わかんね~~って人も多いかもしれませんが、パラパラ漫画を思い出してください。あれって枚数を多くして、それを短時間にめくると動きがスムーズに見えますよね。また古い時代の映画ってカクカク動いていたじゃないですか。これって1秒間に表示するフレーム数、コマ数と言ったほうがわかりやすいかもしれませんが、それが多ければ多いほどスムーズに見えるんですね。
で、ユーチューブですが今までは30pだったのが60pに上がったとのこと。
我々が見ているテレビですが、日本はNTSC方式と言って1秒間に30コマです。オーストラリアやヨーロッパの多く、またマレーシアやシンガポール、中国はPALという形式で1秒間に25コマです。そして映画は24コマ。これらはこのコマ数で十分だからということではなくて、技術的、あるいはコスト的にその辺が妥協点だったってことだと私は解釈しています。例えば映画ですが、1秒間に何コマ写すかでフィルム代のコストが大きく変わってきますよね。またコマ数が多くなればその分シャッタースピードが上がるのと同じで、暗いところでは不利になります。そこで、遅すぎない、早すぎない、目の残像を利用してチラつかないぎりぎりのところが1秒間に24コマということなんだろうと思います。
最近のカメラやビデオカメラでも動画の解像度やフレーム数を選べますよね。解像度が高ければ精細感が増しますがファイルが大きくなる。またフレーム数を高くすると動きが滑らかに映りますが上に書いたのと同じように暗いところでは不利になる。ま、その辺を考えながら解像度やフレーム数を変えるわけですが、もし制約がないとすればフレーム数が多いほうが映像はスムーズに見えるわけです。ですから30pより60pの方が良いですし、特に動きの多い映像はその差が出るはず。
で、それにユーチューブが対応したということ。またユーチューブは以前から4Kに対応していますから、我々の家庭用テレビよりユーチューブのほうが画像が良くなったと言って良いと思います。
ただ、アップロードしてある映像がそういう映像ではないと駄目なわけで、元の解像度やフレーム数が低いものはそれが限界ということになります。
また今日、スカイプで話していて気がついたのですが、ユーチューブの映像を見るときに解像度を変えないで、ただ表示しているままで見ている方がいらっしゃるのがわかりました。そういう方も多いかもしれませんが、これはもったいないので是非最高画質で見るようにしたら良いと思います。ただし、同じ映像でも画質を良くすればそれだけファイルが大きくなりますから、インターネット接続が遅い地域や古くてひ弱なPCですと、その高画質では表示できないということが起きます。その場合、カクカクしたり、途中で止まったりが頻繁に起きますので、その辺は自分の環境によって調節して解像度を下げる必要があります。逆にいつもカクカク見える人は解像度を下げる方法を知ったほうが良いということになります。
ではユーチューブの映像をどう調節するのかですが、ユーチューブの映像を見ていると右下に小さなアイコンがいくつか並んでいるのがわかります。その内の歯車のアイコンを押しますと、映像の表示スピードを変えられる(遅回し、早回し)、そして解像度を選べます。
こんな感じ。
ユーチューブの動画をモニター全画面で見る方法はご存知ですよね。上の画像に出ていますが、並んでいるアイコンの一番右の【 】マークを押すと全画面になります。元に戻すにはESCキーを押す。また見ている最中にスペースバーを押せば一時停止ですし、もう一度押せば動き出します。これは画面上にマウスカーソルを移動してクリックしても同じことが起きます。また表示スピードを変えられるのも便利で、私は討論会や料理番組はいつも2倍速で見ています。半分の時間で終わるので便利。(笑)
これらのやり方をご存じない方は是非、この私の映像で試してみてください。全画面にして解像度を変えるとどういう風に見え方が変わるか良くわかると思います。
まずは【 】マークを押して全画面表示にし、次に歯車のアイコンをクリックして数字の小さいもの、大きいものにどういう違いがあるのかを見てください。ただ変更してもそれが反映されるのに数秒掛かります。また同じ解像度で見ている限り、全画面で見ても小さな画面で見てもファイルの大きさは変わりませんからダウンロードのスピードが変化することもありませんので、小さく見ればすぐに見れるとか大きくすると時間が掛かるということもありません。ただし画面を大きくするとカクカクする場合はPCがひ弱だということになります。高解像度、特に4Kの場合はかなり良いPCで無い限りまともには見れないかも。
しかしまぁ、世の中の変化、技術の進歩って凄いですね。あと20年、30年経ったらどうなるのかと思いますが、その時の変化を私は見ることが出来ないのがほんとうに残念です。 (笑)