歳をとったなぁ・・・なんてことはかなり前から感じていたことですが、最近、かなりうまくありません。
物覚えが悪いとか、忘れるのもかなりのもので、最近、出かけてから帰ってくるときに「鍵を持たずに出た」ことに気づき、インターフォンで部屋に入れてもらうようなことが頻発するようになりました。
また買い物に行っても何を買うか書き留めない限り、「必ず」何かを忘れるようになっています。「必ず」です。
昨日、ガスコンロに火を付けて、それもきれいさっぱり忘れて放置していた私。
また昔からの調べ魔の性格は変わっていませんが、調べた直後にほとんど忘れる、記憶に残らないという恐ろしいことも毎度のこと。昔のことなんかさっぱり思い出せません。
それと非常に怖いと思うのが「固有名詞」も出てこないんです。例えば「キュウリ」「ニンジン」とかその辺は忘れませんが、「あの紫色で中身が黄緑でネットリしていて美味しいやつ。醤油やマヨネーズで・・・」と話している内に「あんた、アボカドのことを言ってるの?」なんてヨメさんに言われたり。まさか忘れるはずのない固有名詞が言葉として出てきません。頭のなかにはイメージで出てきているんですが。先日、ピーマン、ホタテという名前が出てこない時にはいささか慌てました。人の名前なんて、全て忘れちゃったに近いくらいで(笑)、20年付き合っている友人の奥さんの名前がどうしても思い出せないなんてのは普通です。わが子達と小さい時から一緒に育った友人の子供の名前が出てこなくなったり。
ですから、あの・・その・・なんてのは当たり前で、どうしてもその名前を忘れている自分が許せなくて思い出そうとしますから、話も順調に進まないくらい。
日常生活に支障をきたすぐらい、老いが進んでいます。
そして、これが一番困るんですが、このブログです。自分自身で書きながら、おかしいなぁ・・と思うことがかなりあります。視野が狭く、頑固で、柔軟性がないのが自分でもわかるんです。まるで他人のような感じさえ受けます。またもともと文章をまとめるのは苦手ですが、それが顕著になってきたこと。そしてボキャブラリーの極端な低下で、うまく表現できないと感じることも多いのです。
私の父はもうすぐ90なのですが、先日一緒に暮らしている姉から連絡が来ました。父が一人で泣いていることがあると。
どうして?と聞いてみたら、自分の(頭の)能力の低下がわかるようで、悔し泣きをしているとのこと。例えば、皆で話し合って何かを決めるとしますよね。でもその日の内に、どうしてそれがそう決まったのか、決めたのかがわからなくなるそうです。ですから父は常にノートを取っているのですが、自分が書いたものを見つめながら「これ、なんだったっけ」と訳がわからないとのこと。
昔から父とは言い合うことが多かった私ですが、最近は、「うんうん。わかったわかった」とよっぽどおかしなことを言わない限り肯定するようなつきあい方になりました。それによって、昔みたいにぶつかり怒鳴り合うようなことはなくなって、父は「仲良く出来ている」と思っているようですが、実は「何も話し合っていない」のと同じなんですね。笑っている父を見ていると「これで良いのだ」とは思いますが、やはり悲しみも感じます。
そんな年老いた父がいるわけですが、私自身も同じような傾向がでてきて、どんどん悪化しているのがわかるのです。私はまだ(?)62歳ですが、62歳にしてはちょっと早いんじゃないかと思っています。
そして自分が若返ったのではなくて「幼児化」しているのもわかるのです。
多分それらを自覚しているうちはまだ大丈夫なのかもしれませんが、全く気が付かなくなる時が遅かれ早かれ来るはずで、その時には「情報発信」ではない「日々の記録」のこのブログもやめるべきだと思っています。ダボはもうボケてるね、なんて思われたくありませんから。(笑)
今はそれは間違いなく進行中・・・・。
正直ボケは怖いですし、能力低下もイヤですから訓練をしています。昔、速読をやっていまして結構早く読めたのですが目が悪くなってくると全く駄目なんですね。ですので速聴に切り替えて毎日鍛錬はしています。目が悪くなってきますと文字を読むのが辛くなりますから映像のほうが楽。そこでユーチューブでニュースや対談、評論を見ることが多いのですが、スピードを1.5倍にして見るようにしていました。これも慣れてくるとまだまだ大丈夫ということで、よっぽどややっこしい内容では無い限り、最近は2倍スピードで見るようになっています。たまに映画も2倍で見たり(笑)。これも慣れてくるとどうも4倍速ぐらいはわかるようになるらしいので、その方向で頑張ろうと思っています。でも4倍速でユーチューブは再生できず。
それで慣れれば頭の回転も維持できるんじゃないかと期待していたのですが、上にも書いたようにまるっきりダメそうです。違う回路がおかしくなっている。(笑)
老いを止めることは出来ないにしろ、目が悪くなればメガネを掛けるように、なんらかの対応策がないものかいろいろ考え悩んでいます。
何か良い手はないですかねぇ。
気になることは、このブログを見に来てくださる皆様にご迷惑をかけることがないと良いなぁ・・ってこと。
それとも、「老いの記録」なんてふうに方向性を変えますかね。どのようにして能力が落ち、社会性もなくなり、ボケて行くかの記録。(^_^)v
「老いて行く苛立ちを読者にぶつけるブログ」なんてどうだろう(笑)。ああああ、マレーシアに渡ったらそういうふうなブログの副題を付けましょう。決まりっ!!
しかしまぁ、昔の経団連会長だった土光氏が「50,60,はまだ鼻垂れ小僧」だと言っていた言葉が思い出されます。
鼻垂れ小僧なのにもうボケてきた。(笑)