私は保守系の思想を持っているし、民主党はわけのわからん党だと思いますし、鳩山さんが首相になったときも「日本の災難」だと思ったくらい。
ただ鳩山氏がクリミアに行った時にはちょっと世の中の反応とは違うものを感じました。彼のほうが正しいのじゃないかと。またプーチン氏になんの思い入れがあるわけじゃないのですが、彼の民族主義を私は良いと思っているし、それが国のリーダーとして当たり前だと思うし、クリミアがロシアに戻ることに何の問題があるんだ?「制裁?」冗談だろ?と思った口。おかしいのはロシアじゃなくてウクライナだろうと思っていました。それなのになぜそこまでアメリカに日本は尻尾振るのかと疑問に感じました。
ウクライナは善で、ロシアは悪という図式は、いつもいつもアメリカがやるプロパガンダだと思ったのです。(ウクライナ政権はクーデーターで出来た政権で、本来それを後押しするのは民主化とは逆になるはず)(でもそのクーデータを後押ししたのはアメリカだという、これまた毎度の図式)
もちろん日本はアメリカに反抗することは出来ないわけですが、アメリカの言うことが正しいと考えてはならないと思っていました。おかしいのはもしかしたら鳩ポッポじゃなくてオバマ氏、そして「対米従属」でも全く平気な日本の保守こそが狂っていると思ったわけです。
そのことに関して書いた日記はこれ。
なぜあの時これを書いたかというと、報道で鳩山氏が写っている隣に、な、な、なんと右翼の木村氏がいたんですね。右翼ですよ、右翼。なんで鳩山氏と右翼がくっついてクリミアに行ったのか。これはどう考えても尋常では無いわけで、やっぱり世の中で言われているような、「頭のおかしな宇宙人」だと思ったら読み違えるはずだと考えました。
この写真です。鳩山市の隣にいるのは右翼の木村氏。これを見た時にはびっくりしたなんてもんじゃありませんでした。
それはそれでもう忘れていましたが、本日、私の大好きな西部邁氏のゼミナールに、鳩山氏とその右翼の木村氏が一緒にゲストとして出演し、あの当時のことを語っている動画を見つけました。
で、やっぱり私が感じたことは大当たりで、私のような保守系の中でも「自主独立」があってこその日本であり、「アメリカ従属」を前提にした独立国日本はありえないという考え方。ましてや国の中に他国の軍隊が基地を持つという極めて異常な状態に対して、それが当たり前になっている国民、政治家こそが異常だという考え方。こういうところで鳩山氏と右翼一水会の木村氏が繋がっていたんですね。そしてクリミア行きはどうも木村氏の発案らしい。
この動画の中で面白いと思ったのは、うまい具合にプーチンと話が進んでいた時に突然手のひらを返すように「アメリカの番犬」の如くアメリカに追従した日本に対して、違和感を感じていた人は多いようで、あの時の鳩山氏の行動こそが日本が取るべき行動だったという声がでていた裏話も面白いと思いました。そう思っていた私は決して異常じゃないとわかってちょっと安心。(笑)
話は今の沖縄問題にも繋がっていて、辺野古ももう決まったんだからしょうがないだろう、ではなくて、もっと日本としての原則論を大切にしようとした場合、やっぱり違う考え方、それは沖縄の左翼の話を受け入れるという意味ではなくて、日本の沖縄は本来どうあるべきかという議論をすり抜けてしまって今があるような気がするのです。
アメリカ従属ではなくて、日本の「自主独立」を念頭に置いて鳩山氏の言動、沖縄を見ると違うものが見えてくるような気がします。
クリミア訪問の真相。
私は前の日記に、右翼一水会が中心に動いていて、ということはその背後にもっと大きな力があって、それは安倍さんではないかなんてことも書きましたが、西部氏も同じことを言っていたのが面白かった。やっぱりそういう読み方のほうがスジが通っていると思います。事実は違うようですが。(笑)
とは言うものの、もちろん本人を目の前にしてこの対談の中では話が出るわけがありませんが、鳩山一族とソ連(ロシア)との繋がりに疑惑を持って見る目を失ってはいけないと思いました。
やっぱりクリミア訪問に関しては鳩山氏は繰り人形で、絵図を書いたのは一水会の木村氏でしょう。そしてその背後に日本の真の独立を考える大きな動きがあるのを垣間見れたのは私としては嬉しいと思いました。今の保守の多くは腑抜けでアメリカ従属を当たり前としていますが、それではならないと考える動きがあるのは間違いがないですね。そしてその動きは一部の左翼とも繋がるという面白い構造。