中国軍が「台湾総統府」を攻撃、軍事演習で模擬市街戦

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あああ、びっくりした~。模擬戦ですね。

この数日、中国が台湾を攻撃する可能性を考えていましたし、最初の文字だけを見て、まさか!動いたか!とびっくり。(笑)

でもこのニュースってやっぱりおかしくて、模擬戦だとしてもそういうことをしたのは普通表に出さない。ではなぜ今回出したのか。

当然、台湾の独立派が力をつけていて、来年の総統選では今の国民党に代わって民進党が勝つ可能性が出てきたからでしょう。脅かし以外の何ものでもない。1996年はミサイルも撃ってきたし、アメリカは空母を出して大騒ぎになった。

でもそんな脅しにどれほどの力があるか?と思うわけですが、これは対岸の火事だからそう思うわけで、日本の場合、中国は驚異として存在はしていてもすぐに何か起きるとは考えられませんよね。ま、偶発的な衝突はあるかもしれませんが。そんな状態なのに、中国脅威論を振り回す人がいるじゃないですか。かつて外務省でそれなりの地位にいた孫崎氏なんてそれの典型。中国を刺激するなという。戦争をしたら絶対に負けると、兵士や戦闘機の数を比べて、ほら、怖いでしょ?みたいな論法。

こういう人は当然台湾にもいるわけで、でも台湾の場合は偶発的な局地戦ではなくて、もろ本土決戦になるわけで、それの恐怖たるや一般市民も半端じゃ無いと思います。でもそれをわかった上で、「台湾は台湾であって中国ではない」という人たちが増えだしている。相手は中国だし、中国がチベットやウイグルで何をしているのか知っているのに台湾国民の多くは、「怖いから我慢しよう」とは言わない。それなりの覚悟があるってことでしょう。

中国は独立の動きが本格化したら「軍事介入も辞さず」って言っているんですから。

もしこういう状態で市民が「戦争反対」のデモを総統府で行ったとしたらそれは何を意味するんでしょうか。

攻めてくるとしたら中国しかないわけで、台湾から攻めることはあり得ない。だったら戦争反対は中国共産党に対して言うべきことで、自国の政府に言うべきじゃない。でもそれをあえて言うってことは、何かあったらすぐに白旗を揚げて降伏しろっていう意味ですよね?もちろん戦闘行為、武力弾圧なんか起きないように「話し合い」「交渉」でうまくやるのは大前提だとしても、相手の行動を決めるのは相手なわけで、自国政府に戦争反対って、頭がおかしいんじゃない?と私は思います。ま、そういうバカな人たちがいる国って世界には多くはないと思うのですが、そういう人たちがいるのは間違いがない。

私は知らなかったんですが、台湾とアメリカは同盟、安全保障条約はないものの、アメリカに「台湾関係法」という法律があって、台湾が攻撃された場合、アメリカが助けることも「できる」みたいですね。でも日米の安保と同じで、実際になにか起きた時にアメリカが助けに来るかどうかはわからない。それはアメリカが決めること。

ところがヨーロッパのNATOとアメリカってそういう条約じゃないんだそうですね。NATOが攻められたら自動的にアメリカは参戦することになっているとのこと。随分差があるじゃないですか。やっぱりアジア人軽視か?(笑)

冗談はさておき、中国にとっての台湾の重要性って尖閣どころの話じゃないですから、100年掛けても台湾を完全掌握するように動くと私は思っています。そして出来ることなら沖縄も欲しい。これは前にも書きましたが、そもそも沖縄が日本の領土であることを中国は認めていませんから、なんらかの動きがあってもおかしくない。もちろんすぐ戦争ってわけじゃなくて、日本人リベラルの大好きな「戦争はしない」という大前提で色々仕掛けてくるんでしょう。もちろん沖縄懐柔策ってすでに動いているはずで、沖縄左翼のいうことを聞いていると日本人だか中国人だかわからないようなことをいう。沖縄にある新聞社2誌も中国共産党の新聞と内容が変わりませんし。

台湾の総統選挙は来年ですが、もし中国が強硬策を取るとしたらいつ、どうやるか、なんてのは専門家はシミュレーションをしているはずで、是非それを見てみたいです。当然、台湾、日本の自衛隊、アメリカペンタゴンもシミュレーションはしているはずですが、どこにどんな可能性があるんでしょうね。

中国共産党べったりの今の馬総統ですが、もし中国が武力を持って台湾に迫っても「反撃命令」「迎撃命令」を出さない可能性すらありますね。馬総統って私から見ても権威がまるでない人で、口先三寸であちこちで良いことばかり言う人。もちろん中国にはべったり。それでいて、中国には信用されていなくて習近平に「事実と異なるメッセージを送っていた」と言われる始末。

彼にしてみれば、中国が軍を送ってきたら迎撃命令を出さずに無血開城をするかもしれない。それをしたら名誉挽回できるし、後世まで名を残せる。

ところが独立派の民進党候補が新総統にでもなったら大変なことになるわけで、中国はなんとしてでも芽を摘みたいでしょうね。

国内の統制が取れなくなればなるほど、外に目を向けて、人心を一つにまとめようとするのは、韓国もいつも取る手でもあるし、でも中国の場合は他国を圧倒出来るだけの武力を持っているから怖い。

なんだかそうなるように全ての環境が揃ってきたような気が私にはするわけで、非常に嫌な感じがしています。

全然関係無いですが、イラク戦争の時に、フセインがクエート侵攻してもアメリカは手を出さないという話が付いていたという裏話がありますよね。そのお墨付きがないのに動くほどフセインがバカだとは思えないし、またイラクがクエートに入った時には世界が驚きましたが、あれほどの規模の軍隊が国境に集結して入っていく様はもちろん軍事衛星でかなり前からわかっていたわけで、クエート国境まで遠足に行ったとは誰も思わないし、その動きはクエートにはもちろんサウジにも教えて、そして「お前、なにやってんだ?」とイラクに言うのが筋でしょう。でもそういう風にはならず、まるで天災でも起きたように、「イラクがクエートに侵攻した」と騒ぎ出した。これってわざとらしいなんてもんじゃないと思うんですよ。で、そういうパパブッシュの息子もオヤジそっくりで、大量破壊兵器があると騒いで侵攻。それが見つからなくてもケロっとしてる。

じゃぁオバマはどうかというと、ノーベル平和賞なんかもらっちゃって、口では脅かすものの武力は使いたくない人。でもそれがシリア問題でバレバレになって、その後は中国もロシアもやりたい放題。ロシアがクリミアをとっても、結局は名ばかりの制裁しかできない大統領。

ロシアと戦え、中国をたたけっていうんじゃないんですよ。あいつは何をしても手を出さないと読まれたら外交なんてできないってことじゃないんですかね。大好きな話し合いをいくらしても良い結論なんかでない。

日本のことは日本人以上に世界が怖がっているのは間違いがなくて、「戦争が出来る国」になるだけで、相手はビビる。今回の安保法制だって一番嫌がっているのは中国じゃないですか。本当に戦争反対と思うなら、強い国にならないと戦争に巻き込まれるというのは子供でもわかる理屈のはずですよね。戦争は何がなんでもしない。軍備も持たない。他国も助けない。こんな国があったら世界の笑いものになるだけだと私は思いますわ。

台湾はどうなりますかね。まずは穏便に、独立派の民進党が勝たないような策略を練っているはずだけれど、もし民進党が勝った場合、あるいは勝ちがはっきり見えた場合はどうするかという次の案は間違いなく中国は考えていると思うんですよ。もし民意に任せる、台湾のことは台湾に任せるみたいな考えがあったとしたら、それじゃ共産主義が崩壊するんですね。中国は何もしないだろうと思う人は、中国が共産党の一党独裁だということを忘れていると思います。そして民主主義はそこにはなくて、本来なら台湾の総統選挙そのものを認めたくないはず。

ここで中国が黙ってみているようなら、最初から「核心的利益」だなんてことは言わないはず。私が中国もある意味良いと思うところがあって、それは、彼らはやるといったらやるんですね。そしてやろうとすることをちゃんと言うってこと。でもどういう手段を取るかはわからない。ここが問題。

ここのところ元李登輝総統が日本に頻繁に来て、一体どこの誰とどんな話をしているんでしょうか。講演で何を言っているかってことじゃなくて、非公開の席で誰と何を話しているのか。

安倍さんは安倍さんで、安保法案にしても全部丸めて通そうとせずに、一本一本が重要な法案なんだから、それぞれ時間をかけて国民に説明するとか審議すればよいのに、なぜか急いでいるのが見える。なぜそこまで急ぐ?

でも私がもし中国サイドだとしたら、彼らの言い分もわかるんですよ。

長い歴史の中で欧米に良いようにされ、日本は与し易いと思ってちょっかいを出したら日本って思った以上に強くてやられちゃうし、蒋介石を上手く使って戦わせても、首都南京は陥落しちゃうし、結局は対日抗争はしても自分で戦争に勝てたわけじゃなくて最高に気に入らない相手。これは韓国から見た日本も同じ。

それは自国に力がないからそうなるはずで、どれだけ長い歴史の中で恨みつらみを溜めていたか。でも力をつけてきたら、本来ならあの時、力があれば取れた島、海域、あるいは泣く泣く取られるのを見ていた場所を、今なら俺達のものに出来る。取ろうッて思うはずですよね。この理屈ってCO2問題と似ていて、「かつてお前たちは好き勝手にやってCO2をばらまき、公害を垂れ流したじゃないか。俺達はやっと今、そういう状態になっただけのことで、俺達にはやめろというのはおかしい」という論理。これと同じじゃないですかね。

中国人旅行者のマナーが悪いのなんのってのも同じで、かつては日本の農協さんという凄いのが各国を荒らしたし、またヨーロッパではルールもマナーもわかっていないアメリカの田舎者がと言われていたのはついこの前の話。それを今じゃ偉ぶって中国人を見下すってどういうことか?って思うのは当り前じゃないですかね。

やっと俺達も一人前になってきたのだから、お前たちがやったのと同じことをやらせてくれというのは決して筋違いとは思えないんですよ。それを「現状の変更は許さない」っていうけれど、じゃぁ、過去にお前たちはどれほどその変更をしたんだ?俺達はそれを黙ってみているしか無かったんだ。そして現状とは過去の変更がそのまま残っている姿だと言われればその通り。

だから、好きにやらせろって言われてもねぇ。

でも中国としては国家存続のために必要なことは「核心的利益」で何が何でもそれを手に入れる。ところが話し合いで、南シナ海をくれよ~なんて言っても誰もウンと言わない。尖閣も同じで、あんな小さな島なんだからくれてもいいじゃないかと言われてもやれない。かつての世界では「現状変更」なんて日常茶飯事だったけれど、今の世界はそれを許さない。でも欲しい。どうする?

ま、ありとあらゆる手を彼らは仕掛けてくるはずで、こちら側もありとあらゆる手を打たねばならない。軍事、安保なんてのはそのうちのある部分だけでしか無い。

でもシンガポールの発言を聞いていると中国寄りなんですよね。ま、中国の経済力を当てにしているんでしょうが、でも中国を擁護する理屈がまるでわからず。というかそこまで聞いたことがない。探しても見つからない。

それと我々って外国を見るときに、その国は一枚板一枚岩だという前提で話をしてしまいがちだけれど、日本国内だって右も左もいればいまだに極左もいる。中国とて、軍は中国の国の軍ではなくて共産党の軍。そしてそれが絶大な力を持っていて、習近平が掌握できているのかどうかもわからない。また汚職を断じると言っても、あれは中国の文化の一部で、紹介料、お礼、口利き料などどういう言い方をするにしても、汚職と断罪するにはちょっと違うものがあると思うんですよ。ただそれの額が大きい、広がりが凄いってことはあるんでしょうが、これはそもそも中国の地方統治の歴史に関係しているという話を聞いたことがあります。

つまり、現在のどの国でもやっているように、税を徴収して政府に収めるということじゃなくて、地方の官吏は中央に決まった額を支払い、その地域を運営する許可をもらっていたみたいな感じらしい。正確ではないけれど、地方の権力者は好きなように出来たわけで、そういう文化があったとすれば、突然汚職と言われても・・という部分があるのかもわからず。制度は変わっても習慣は残るし、今の世界観であれを判断したら駄目だと思うんですよ。日本に来た中国人が、運転試験場で試験官に1万円渡して捕まったというニュースを聞きましたが、あれももしかしたら「よろしくお願いします」という普通のことと認識していたかもしれない。

ま、それだけ中国って文化も価値観も違うわけで、大躍進政策にしても文化大革命にしても、今の欧米的な感覚で見ると気が狂ってるとしか思えないじゃないですか。きっとまだまだ遅れているのが中国で、突然、西欧的な価値観、あるいは制度を持ち込んでもうまくいくはずがなかろうと。でも、習近平はそれをやっている。

習近平になってから9度も暗殺未遂があったというじゃないですか。公表はされていないものの。また汚職追放も良いけれど、反対派、政敵の動きがまるで見えてきません。ここも中国らしいと思うけれど、政敵が何もしないで習近平に好きにさせているとは思えません。というかそんなことはあり得ないでしょう。普通の国なら、たとえば江沢民がどういう集団を持ってどういう主張をして対抗しようとしているとか聞こえてくるはずですが、全くわからない。軍も同じ。

国が上手く動かなくなるとこういう政敵なり軍が行動を起こすのが普通なわけで、それが内向きでやるなら勝手にどうぞ、だけれど、外に向かって動きが出たら大変なことになる。

私がちょっと気になるのは、尖閣で中国船が日本の船に対して、攻撃用レーダーをロックオンしたことがあったじゃないですか。あれの時の中国の反応って、本当に中央は知らなかったんじゃないかと思ったし、何でもかんでも中央の命令で動いているんではないと、思いました。だから習近平の指示ではなくて、またもしかしたら軍の指令でもなくて、尖閣に武装漁民が来ることだってありうると思うんですよ。台湾然り。

ま、中が見えない国ですからどんどん妄想が広がってしまいますが、何が起きてもおかしくないと思って間違いがないし、チベットだってウイグルだって、まさか・・と思っていたはず。南シナ海のあれも同じ。

そしてアメリカはアメリカで何かあったら動くのかもわからないし、安保もあてに出来ないのは国民のコンセンサスになりつつあるんじゃないですかね。そもそも安保も日本米軍基地も無い方が良いと私も思うのですが、それは将来の話であって、今すぐやめろというわけにはいかず、段階を踏む必要があるはずで、安保を止めるためにも日本が自立しなければ裸になるのと同じで、今はその時期ではない。

こういう四面楚歌の中で私は安倍さんはよくやっていると思うんですけどね~。アメリカにべったりだと批判する人は多いけれど、実はアメリカから独立するための一歩を歩き出しているんだと思っている私。小学生がやっと中学に入ったレベルかな?(笑)

でも日本って、幼稚園児のままでいたいという人が多い国だと思っています。変な国だと思いますが、そういう国にしたのはGHQ。まぁ、よく言うことを聞く国民だこと。^^

私は純粋であること、理想を追うことが悪いとは思えませんが、そういう人たちを利用して何かを企む存在があるのが許せません。

私だって「皆さん、悪いことはしてはいけませんよ。危ないことも絶対にやめましょう」「は~~~~い」みたいな感じで生きていきたいですもの。そういう意味での本音を言えば、憲法9条は絶対に変えず、世界に対しては「すいませんねぇ、我が国の憲法ですから・・・」と何があっても逃げまくり、でも自衛力はつけないと足元を見られるので、核武装は必須だろうと思います。私に手を出したらただじゃすみませんよ、というのは示さないとなりませんから。そして安保もやめて米軍には帰ってもらって、自衛隊も縮小して、でも沖縄には自衛隊を残す。こんなのが良いかと。

でもこれって我儘にしか見られずに、きっと世界から爪弾きにされると思います。でもスイスは?ま、スイスと一緒の事ができると考えるのも変だと思いますが、でもあれで良ければ良いと思うんですよ。その代わり、国民皆兵で全員兵隊としての訓練も受けて、人の殺し方も習わないと。そしていざというときには国民全員が銃を持って立ち上がる。海岸沿いの都市には上陸に備えて各家地下には銃器弾薬も準備して、日本中に核シェルターも作る。軍備関連費はGDP比で5%。今の5倍ぐらいでどうにかなるかも。集団的自衛権は駄目、アメリカとの安保も駄目ってことは、こういうことを覚悟しないとならないってことだと思うんです。

日本は軍国主義になりやすいから駄目というのなら、それこそドイツみたいに個別的自衛権こそが危なくて、「自衛」の名のもとに何かはじめるかもしれない。だから認めるのは集団的自衛権でかならず「仲間」の存在が必要で、自分だけでは決められないようにするというのも逆の発想で面白いと思いました。でもそれはあのヨーロッパだから出来るわけで、日本が組むとしたらやっぱりアメリカしか無い。でもアメリカはバカな戦争をする国でもあるし、それに引きこまれたら大変。だから「日本に近い離の火事には消火活動はする」けれど「遠いアメリカの母屋の火事」は無視するという法案ですが、日本存続の危機とか、それを拡大解釈すればアメリカの敵は日本の敵になりますから、ついていくこともあるかもしれない。ここに反対派は不安を感じるのだろうともうけれど、私も同じ。だからといって、すべての危険は排除しないと駄目なんですという民主の辻元氏は子供が駄々をこねているのと同じだと思うんですよね~。

台湾の国民は、もし中国が攻めてきたら銃を持ち戦うつもりなんだろうか。その覚悟がないと独立は言えないと思うんですが・・・。そしてその時が来たら、日本はただ見ているだけなんだろうか。でも当然、今回の法案では日本は手を出さないことになるはず。そもそも日本にとって台湾は独立国じゃないし、中国の内政問題だと言い切るんだろうか。武力行使に対して非難声明を出して終わりかな。

 
 
 

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