戦後70年を考えてみる

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毎年この時期、そして12月には「日本ってなんなんだろう」「あの戦争ってなんだったんだろう」と考える癖が付いています。

もちろん何をどう考えても結論なんか出ないのですが、やっぱり「考えることを放棄しない」で他人様の意見を聞いたり、自分なりに考えていると自分の中で常に新しい発見があるのは間違いがない。

いつも見ている保守系のチャンネル桜で恒例の座談会がありました。二部に分かれていて、一部は保守の論客が集まっての座談会。私の好きな人、注目する人が出ていて、大変興味深かったです。そして自分も保守系だとは思うものの、やっぱり適当な知識を基に適当な考え方しかしていないのに気が付きました。そして自分自身もしっかり自虐史観を持っている。

「戦争は悲惨」。たしかに間違いが無いですが、日本が何を求めて何をしたのか、何が良くて何が悪かったのか、天皇の戦争責任に関しても総括すること無く、全てを「戦争は悲惨」ということでまとめてしまい思考停止状態になって、非現実的なファンタジーの世界に逃げこんでいるのは何もリベラル派ばかりではなくて保守派も同じだと思います。国民全員が「臭い物に蓋をしてしまった」状態に感じるのです。だからいつになっても戦後が終わらない。

また死んでいった人たちから何を聞くわけにも行きませんが、生き残ったものたちは「命あっての物種」と命さえ存続すれば良いのだみたいな「似非平和主義」の考え方が多くなってしまい、命に危険が及ぶものは全てを否定するという、本来日本人が持つ「死生観」とは違うものが今の社会を支配しているような気がします。

時代とともにそれは変化し、別に日本人が日本人らしくなくなっても構わないし、外国かぶれになって欧米的なものを真似るのも勝手ですが、でも「日本人ってなんだったのか」をあらためて考えてみると、そこには我々が、そして保守派だとしても失ってしまった「大事なもの」があることに気が付きます。

日本人がどうあるべきかは別にして、自分が保守派だと思うのであれば、こういう方面からあらためて考えてみるのは大事だと思いました。

上のものは第一部ですが第二部はメンツが変わって、毛色の違う人達がまた違う方面から見たあの戦争のこと、我々が知らない(GHQによって歪められた)あの戦争の真実、今の日本の問題点、これからどうするべきか、そんなことを話し合っています。

この出席者の中でも私の好きなジャーナリストの高山氏の発言はかなり重要だと思いました。私達は過去の日本、あの戦争の実態をあまりにも知らなさ過ぎる。

私自身は日本は侵略したと思っているし、あの戦争を美化しようなんて思いませんが、決して私達に刷り込まれた「キチガイの国が一人で暴れて近隣諸国、世界に迷惑をかけた」なんて単純なものではないのははっきりしていると思います。

それぞれの動画が約1時間ありますし、全てを見ると6時間近くかかります。私はいつもこの手の動画は1.5倍速で見ますがそれでもかなりの時間が掛かります。でも時間を見つけて、暇な時にはまたあらためて見たいと思っています。

最後にこの手の話になると必ず紹介するお約束の動画を出します。(笑)

私はこの動画を見ると涙がポロポロでてくるんですよ。

私は若い頃に日本を脱出して、常に生きやすい場所を探して放浪を続けていますが、これって前向きのように見えるけれど実はそうではなくて、「(自分と近親者の利益のみを考えて)常に逃げている」んですね。その自覚があるからこそ、祖国日本に関しては自分の中で自分なりの結論を出したいといつも思っています。そして私は「俺は日本人だ」と胸を張って自分に言えるようになりたい。

気がついたらいつのまにかジジーになってしまったけれど、黄泉の国に行くまでに間に合うかな? (笑)

 
 
 

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