今は自宅売却でドタバタしているのに息子は日本へ一週間の一時帰国。
ま、友人の結婚式だから仕方がないし、彼がいたところで何がどうなることでもなし。
でも彼が帰ってくると聞くと嬉しくてワクワクしてしまう。飛行機が何時に着くのかも知らず、頼まれもしないのに飛行場へ迎えに行きたくて日本にいる息子に電話をかけて帰りの便の確認をした。
30数年前にヨメさんに一目惚れして今で言えばストーカーみたいなことをして、しっかり振られて落ち込んでいた頃を思い出す。3年ぶりに掛かって来た電話が私を救った。その当時、私は強烈な偏頭痛持ちになって、仕事どころか普通の生活もできなくなって、仕事もやめて毎日毎日コタツに入ってテレビを見続けるようなことをしていたっけ。危なくて外出もできない。車の運転なんてとんでもない。
突然襲ってくる偏頭痛。この痛さは半端じゃなくて頭を抱えてのたうちまわり、そこらにある硬いものに頭を打ちつけたりしてたっけ。片目は完全に見えなくなり、顔は歪み、強い薬を飲んでもまるで効かずラリるばかりで俺の人生はもう終わりだと毎日メソメソしていた。そこに掛かって来たヨメさんからの3年ぶりの電話。会おうよって話になって、慌てて何日ぶりかでヒゲを剃り、着替えて出かけていったっけ。
あれ以来、あの偏頭痛は一度も出ていない。不思議だ・・・。
私の恩人のヨメさん、そして息子はそのヨメさんが産んだ。当たり前だ。(笑)
その息子が日本から帰ってくる。このワクワクってあの時、ヨメさんが電話をくれた時のワクワクと同じ。
親ばかと言われようとなんだろうと、愛する人が居るってどれだけ幸せなことか・・・・。
ヨメさんと最愛の息子二人、そしてまだ見ぬ孫達のためにこの生命を最大限燃焼させようと思う。
それができることが何よりも有難いと思う。あの時、死んだと思えば怖いものは何もなし。
感謝。