頬肉のシチューをスロークッカーで作ってみた

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最近、なぜか牛肉を食べないようになっていて、赤肉は健康に悪いからっていうわけでもないんですが、牛肉とはご無沙汰が続いています。

でもやっぱり食べたくなるんですね。でも不思議なものでステーキとか焼き肉とかにだんだん興味がなくなっているのに気が付きます。健康にはその方がよいのでしょうが・・・。

ということで久しぶりに牛の頬肉のシチューを作ることにしました。それも結構真剣に。(笑)

材料に関しては何も拘りがなくて、スーパーで売っている普通の牛の頬肉。2パックで1.1キロぐらいでしょうか。これで1000円ぐらいでしょうか。頬肉って安いのね。スーパーによっては犬の餌の場所に置いてある。(笑)

それとお約束のミレポア。人参、玉ねぎ、セロリ。

肉は大きめに切って小麦粉をまぶしてしっかり焼きます。量はこれの倍ですから3人には十分なはず。

ミレポアも焼き目が着くまで焼きます。調味料がない洋食の世界ではこの焼き目をつけるのが大事なんですね。これが旨さの元になる。

これらを合わせて(安い)赤ワインをたっぷり入れて、市販の牛ストック、トマトの缶詰、スパイスはニンニクと胡椒の粒、ベイリーフだけ。それをスロークッカーで煮込むのですが、Highに合わせて6時間。放置するだけ。

出来上がる1時間ぐらい前に出来具合をチェックして、味を整えます。ウースターシャーソース、トマトペイスト、塩、そしてマシュルームを入れて再び火を入れ1時間。スパイス類を入れるならこの時点で入れますが、我が家はいろいろ入れずに和風洋食みたいな感じでしょうか。

最後の最後の調整で蜂蜜と(安い)ブランデーを入れました。

皿に盛ってクリームを掛け、イタリアンパセリを乗せて出来上がり。

美味しかった~~~~。かなりイケました。

やっぱりシチューはスロークッカーで作ったら鬼に金棒ですね。頬肉って運動量の多いところですし、かなり硬い肉なんですね。焼いて食べるのは不可能かもしれないくらい。でもゼラチン質が豊富ですから煮込むとトロンとしてかなり良い感じになる。

前は時間節約で圧力鍋を使うことが多かったですが、スロークッカーのほうが簡単。圧力鍋ですと時間が短いだけに調節が難しいと感じます。調理時間が短すぎたり長過ぎたり。また頬肉みたいにゼラチン質が多い場合、高温で長い間煮込むとゼラチンがどんどん溶け出ちゃうんですね。

でもスロークッカーですとそういうこともなく、トロンとしているのに弾力のある歯ごたえが残っているという非常に良い状態で仕上がる。野菜もそうで、圧力鍋だとデロデロに溶けちゃったりしますが、スロークッカーはちゃんと形も味も残った状態でいい感じに出来上がる。

圧力鍋ですとこの辺の調整が難しいんですね。肉には調度よくても野菜には長過ぎたりしますから、肉と野菜と別々に圧力鍋に掛けるなんて時間短縮の為の圧力鍋使用が本末転倒になってしまいます。でもスロークッカーならそういう心配はほとんどなく、スイッチを入れて放置するだけで「次の日のカレー」みたいな美味しいシチューが出来上がる。

やっぱり温度って大事なのはスロークッカーを使っていてもわかります。圧力鍋はスープ取りには良いかもしれませんが、適当なところで終わらせてやっぱり最後は鍋を火にかけて調節しないとうまくいかないと思います。でもベトナムのフォー作りでつくづくわかりましたが、スープを取るにもボコボコやったり温度が高いと美味しいスープは取れないんですね。風味は間違いなく飛ぶし(私にはわかりませんが)雑味が出ると言われる。

料理って全く同じ材料を使っても作り方一つで全く違う料理になる。面白いと思います。

使ったスロークッカーはこれ。Sunbeam社のDuosというスロークッカーと低温調理器(Sous Vide)のハイブリッド器。温度管理はメチャクチャの玩具同然ですが、数度の違いは関係ないような料理には良いと思います。これもやっぱり買ってよかった調理器の仲間入りです。前に持っていたスロークッカー専用機は息子の友人にお嫁入り。(笑)

SunbeamのMU400 Duos

 
 
 

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