一体日本の政府も日銀も何をやっているのか、世界はどこへ向かっているのか、わけのわからないことばかりですよね。
黒田さんの「マイナス金利」も、今はもう市中に出回る国債が無いからこれ以上の買いオペもできず「マイナス金利」にするしかないというのはわかった。でも内容を聞いてみたら、「銀行が日銀に持つ金の全て」にマイナス金利が掛かるのではなくて「これから積み上がる金」に掛かるというのがわかってきた。こんなんで意味があるのか？また今では銀行が日銀に預け入れている220兆もの金に０．１％の金利を銀行のためにつけているけれど、これって一体なんなのか。銀行は国民から低金利でお金を集めてそれを日銀に入れておいただけで利益が出るというこの摩訶不思議な構造は誰がなんのために作ったのか。これじゃ企業が投資をしない理由も理解できるけれど、そもそも銀行が内向きになっているのはもっと大きな問題のはず。
消費税増税に関してもどうなっているのか、そんなわけのわからないことはいろいろあって、また参議院選挙もあるからそれぞれが出方を見ながら自分も小出しにしているのだろうし、一体大筋はどうなっているのかが全くわからない。日本がどこへ向かっているのかもわからない。
ま、そんな苛立ちがあったのですが、この討論会を見て、かなり視界が開けてきたような気がします。内容は「嘘だろ？」みたいなことばかりで、でも政治の世界ってのはそんなもんなんだろうと思ったり。
私の大好きな嘉悦大学の元大蔵官僚の高橋洋一氏や産経新聞の田村秀男氏が出ているので楽しみにしていましたが、本当に面白かった。テレビや新聞では絶対に聞くことの出来ない内容。また安倍さんは何を考え何を狙っているのかも見えて来ました。
シャープの支援に突然、台湾の企業が大きな金額を提示して出てきましたが、一体あの話の裏に何があるのか、それも非常に興味深い内容でした。
是非、ご覧あれ。