前の日記に「世界の流れが変わるかもしれない」と書きました。
今の世の中の動きを喜んでいるのはヘッジファンドぐらいでしょうが、そのヘッジファンドにしても正念場に来ていると思います。産油国の動き、アメリカ、ロシアの動きを見ても、また世界中がこの混乱をどうにかしようと動いているわけで、さてこれからどうなるのか。
チャートに出てくる値動きで市場心理がわかるわけですが、今は正念場にあると思います。
原油のチャートはないのでCFD USOILのDay chart.
アメリカのダウ。CFD US30 Day chart.
日経225。CFD Day chart.
全てダウントレンドの中の小さな戻りに見えます。つまり、単純に考えれば、ここで陰転してきたらそこがショート出撃のポイントとなる。
でもねぇ、なんだか底打ち感があるわけですよ。それはこの前の日記に書いたわけで、日本がらみはガタガタですが、アメリカの動きはそうじゃない。またファンダメンタルズは無視する私でも世界が「どうにかしようと動き出している」のは感じるわけで、チャート的には2番底を形成後の「上昇第一波」と見ることも出来ますから、ここは慎重に動きを見ないとならないポイントだと思います。日経やドル円ばかり見ているとそこが見えてこない(ダウのチャートは随分違うでしょ?)。世界の主流は日本ではないということを忘れてはならないと思います。
だからと言って「ロングで入るポイントではない」と思いますし、「陰転でショートするべき」とも思わず。
というか、こんな程度の動きでどうするのか悩むのが馬鹿らしいと感じます。もしデイトレでこういうパターンが出てきても、私は完全に無視で、次のチャンスを待ちます。悩む必要さえ無い動きで、もっと動きを簡単に読める時が来るのを待つだけ。早ければ数十分以内にそういうチャンスが来るのが普通ですから。
ま、興味として、ここは面白いポイントだということだけ。
ここで悪いニュースが出てくると非常にうまくない。でも良いニュースが出てくれば一気に伸びるパターン。アメリカ時間の今日、明日、週明けには今後の流れが見えてくるんじゃないですかね。各国がどう動くか、またそれにどう市場が反応するのか。この違いを見るのは大事で、ニュースそのもので判断しようとするのは危険。逆にニュースもないのに値が上がりだしたら「何か裏で動いている」と考えたほうが良いと思っています。ろくなニュースもなければここは下げてくるのが順当と見るべき場所(力関係)だと思います。
ちなみにこういうパターンの場合、次の陰転はショートせずに見逃して、その下降波がどの程度のものかを見るのが非常に重要なんですね。つまり、流れが変わる時の第一波は「様子見」でみんな出てきて、その後の反勢力の動きを伺っているわけです。今回で言えば、次の下降波が強ければ「やっぱりまだダメか」と買い勢力は引っ込むし、下降波に力がなければ買い方は一気に仕掛けてきて「上昇第三波」が形成されるというのが普通の動き。
だから重要なのは今の上昇波の次の下降派。これをしっかり見て、その次の上昇波が強ければ「絶対に見逃してはならない第三波」となる。
このパターンにはまらない動きだった場合は、ただ見ているだけ。無理して出撃しない、どうするべきか悩んでも意味が無いと思います。「悩んだら出撃しない」のが大事だと思います。
もし今の時点で売りポジションが立っている場合は、次の下降波の動きが弱ければそこが撤退の場所だし、もしここで一気に上に抜けてきたら投げる場所。あるいはドテンもあるかもしれない。
もしすでに買いポジションを持っているとしたら・・・「自分は相場に向いていないかもしれない」と考えたほうが良いかも。様々なテクニックを使いこなせる達人は別ですが。(笑)