世界市場は息を吹き返したように見える But・・・・

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世界の株式市場を見ていますと、原油もそうですが明るい兆しが見えてきたように思える動きですよね。少なくとも中国発信のドタバタ騒ぎは一服したように見える。

ただチャートから見ると今はちょうど難しい場所。週足で見たばあいですが。

日本の日経225よりは強く動いているアメリカダウ。CFDです。

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日経225CFD 週足。

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どうです?

これって陰転場所は叩かないと駄目な形ですよね。上昇期待よりか、再度下げるところは叩く絶好のチャンスに見えます。特に日経225はそういう形。

世界はちょっと安心しているような感じを受けますが、これって死にそうな大病に罹って大慌てしていたところで、ちょっと小康状態になっただけだというのがこの週足チャートからは見て取れる。決して回復したなんて言えない形。でも回復途中にあるのかもわからない、微妙なところ。

ま、簡単に言えば、こんな時には何もしない、近寄らないのが得策だと思う私。出撃するとしたら下げ方向のチャンスを探す場所。

ところがそんな悠長なことを言えるのはデイトレみたいに待っていればいつでもチャンスがくる場合の話でしかなくて、このチャートは週足。つまり週足チャートで強い下げなり上げなりの方向性がはっきりするにはあと何週間、あるいは何十週間は待たないとならない。待っていてもそれは来ずにダラダラ行ったり来たりするかもしれない。

だから無理やり読んで「出撃」するしかない。あるいはすでにポジションがあるのであれば、それをどうするのか手当方法を考えないとならない。

だから相場って難しいんじゃないかと思うんです。待ったほうが良いのはわかっているのに待てない。

証券会社が、評論家が、経済学者が、機関投資家が、「さぁて、ここは一休みして半年から1年ぐらい休むか?」なんて言えないですもんね。だから無理やり理屈を考えて行動方針を考える。

それに付き合う必要のない個人投資家でさえも、「どうしよ、どうしよ」と一緒になって悩む。なんだか滑稽な気がするのは私だけですかね。

でもま、週足で見た場合の「勝負どころ」なんてそれこそ何年に一度しか来ないわけですから、株式投資家として充実している年月とそれが合致するタイミングとなると、「一生の内に何度?」みたいな頻度になってしまう。

ではその時に勝負!なんて思っても、日頃、勝負の鍛錬をしているわけでもなく、一生に数度の勝負に大金を突っ込むなんて普通の神経の持ち主には出来ませんから、結局、チャンスを掴むことはできずに、「偶然に任す」ことになる。

だから短期売買が良いということになるんです。と、短期売買の宣伝マンの私の出番。(笑)

ここでドイツはDAXの1分足を見てみます。

たったの3時間でこれだけの動き。これは月曜日のチャートです。

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初心者でもFDAXの先物1枚で、3時間で10万円ぐらいは勝てる動きじゃないですかね。チャートに細かい横線が入っていますが、この一マスは5ポイント(10ティック)で125ユーロドルです。つまり長い上げ波動、次の下げ波動、また次の上げ波動の中のほんのちょっとを取れれば10万円の利益ということ。最小単位の1枚でです。というかこの動きで10万円稼げない、どうしたらわからない様ならまずトレードそのものはやめてチャートの勉強を1からやり直したほうが良い。

なんだたったの10万円かよ、と思うなら1枚じゃなくて10枚、それも証拠金は安いところなら1枚3000ドルですから400万円ぐらいの証拠金で10枚立てられます(余裕を見て1千万ぐらい入れるのは常識)から、1日100万円狙えば良いじゃないですかね。そしてDAXは時間が長いですから、3時間じゃなくて10時間張り付いていればもっとチャンスはある。それでも足りなければアメリカ市場が始まりますからE-miniでもなんでもやれば良いんじゃないですかね。

日足を見ていればトレンドが出来ていて大きく動きそうな日、ヨコヨコで一日の値幅が小さいであろう日ってのは大体検討がつきますから、毎日せっせと仕事をしなくても「ここぞ」と思う日だけに集中してもOK。やる気がでなければ1週間でも1ヶ月でも半年でも旅行に出てのんびりしていれば良いじゃないですか。

これが出来るのがデイトレーダーの特権なんです。

そして自分の資金がリスクにさらされる時間、つまりポジションを持っている時間って、この3時間チャートで言えばせいぜい長くても30分でしょう。丸一日、世界中の先物に張り付いていたところでポジションを持っている時間は2時間もないはず。

つまりですね、ブラックマンデーだとか911のテロじゃ、311の震災じゃと、ああいう大波乱に巻き込まれることって確率的には非常に少ないんですね。

またポジションを持っている時にチャートから目を離すバカはいませんから、もし911、311の様なことが起きてもチャートを見ていれば異変はすぐにわかるのね。だからそれに対処することは全然難しくないんです。それどころか、数秒、十数秒で大きく動くことはあり得なくて、初動が起きてそれが段々と大きくなりますから、それは大きなトレンドとして出てきて、大きな声では言えませんが、それが大チャンスになるってことなんです。何が起きたかわからなくても動きには十分乗れるし、その後、時間が経ってからニュースが飛び込んでくる。

逆に困るのが、要人の発言とか大事な指標の発表時。この時はみんな固唾を呑んでその瞬間を待っていて、突然大きく動きます。これも一方通行ならまだしも上下に大きな幅で一瞬にして動くことが多い。この動きを見てからそれに乗ろうと思ってもほとんど無理な話で、それだけ大きく一瞬にして動くってことは、大量の成り行きが入っていると思って間違いがなくて、それに自分が乗ろうと思ってもババを掴むのが関の山。

だからそういうイベントで利益を出そうとする人は、人間が判断するような手法は取らずにPCで自動売買するのね。それもネット接続の遅延があるとそれが致命傷になりますから、わざわざ証券会社に近いサーバーに自分の自動売買システムを置くということまでする。大企業のコンマ何秒で売買を終了させる超高速売買が近年大流行ですが、彼らも証券会社のサーバーに限りなく近いところにシステムを置いている。

でもま、そういうことはそれ専門の人たちがやることであって、一般投資家には関係ない話だと私は思っています。ですから波乱が起きるのがわかっている要人の発言時、指標の発表時は「静観する」のが良くて、何が何でも動きについていこうなんてバカなことは考えないほうが良いはず。また世界に異変が起きた時も同じで、311の時の為替がそうでしたが、上だ下だと大きく動きますし、「他人の不幸に乗じて儲けよう」なんてことは考えないのも一つのやり方。

ただ時間がない人にはデイトレなんか出来ないわけですが、前にも書きましたが4時間足で短期売買するグループがいまして、どこでそれを知ったのか忘れましたが、4人ぐらいで分担して24時間見張っていて、売買ルールを決めてその時その時の担当者が一人で判断して売買するなんてのもあり。

そしてですね、FXにしても先物にしても、世界中でほぼ24時間動いているんですね。ただそれが大きく動く時間帯ってかなり決まっていますが、例えば上に書いたドイツのDAXって、当然ドイツ時間なわけですよ。SP500のE-miniはアメリカ時間。つまり、ドイツ人やアメリカ人が仕事をしている時間帯は夕方とか夜の我々アジア人にとってはまたとないチャンスなんですね。

そういう意味ではヨーロッパやアメリカで普通の仕事をしている人は、市場がオープンしている時間帯は働いていますからどうにもならない。ま、それもあって欧米では自動売買が進んでいるのかもしれませんね。

じゃぁヨーロッパ、アメリカ人は彼らの夜、夜中の時間にやっている日本市場、香港市場、オーストラリア市場に参戦すれば良いじゃないかと思いますが、そうは簡単に行かないんですね。私に言わせれば日経225先物なんて世界で一番難しい先物だと思うわけで、DAXやE-miniを知っているトレーダーが日経225に手を出すとは全く思えません。シドニー、香港とて所詮世界の隅の小さな市場でしかありませんから、あえてそれをやろうとは思わないでしょう。またシドニーもそうですが、取引時間が長くなって結局、ヨーロッパ、アメリカが動く時間が大事になって、オーストラリア時間だけの取引ってなかなか難しい物があるはず。

もし日本の日経225が20時間大阪でオープンするとなったら、意外に大きく動くのは夜中の時間になってしまう可能性すらありますよね。

ま、とにかく先物の中心はヨーロッパとアメリカですから、アジアに住んでいる我々には好都合だということ。

短期売買の優位性はおわかりになると思います。

なーーんていうのは私が短期売買専門だからそういうだけの話であって、世の中には短期売買、デイトレでは絶対に勝てないという(不思議な)論理展開をする人たちも多いのね。そういう人たちはそれこそ株の神様と言われるウォーレン・バフェットの哲学を学んで、「良い会社を探し、長い期間それに投資し、育てるつもりで投資しましょう」なんて(小学校の)優等生みたいなことをいうわけです。

ま、それはそれで良いと思います。それでちゃんと「利益も出て」「社会に貢献する」ことが出来るんでしょうから。

結局ですね、短期売買(デイトレ含む)が良いと思うトレーダー、長期投資が良いと思うトレーダーがそれぞれ言いたいことを言うわけですよ。で、どっちが正しいのか・・・なんて考えだす人はもうすでに「市場という化物」の餌食になろうとしているのかもしれないってこと。

もし私が証券会社を経営しているとしたら、私みたいな短期売買型と、真面目な長期投資型の両方の広告マンを利用して大激論をさせようと思います。

投資家予備軍がそれに注目して、「どちらが正しいか」「自分にあってるのはどちらか」なんて考えだしたらしめたもんで、その人がどちらを選ぼうと証券会社としては\(^o^)/。業界もそれで\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/。

ダボの口車に乗ってたまるか!というスタンス。非常に大事だと思います。

そういうスタンスが持てない人がこの世界に足を踏み入れても、所詮どこかで誰かのカモになると考えたほうが良いと私は思うんです。絶対に誰も信用せずに、自分だけを信じて進む。そして自分さえも疑いながら一歩一歩進んで行って初めて何かを得ることが出来るんじゃないでしょうか。

「自分には無理だ」というのも大事な結論で、いつまでもダラダラやらないことは大切だと思います。でもこれはマラソンと同じで、諦めた人から脱落していくだけ。

さぁ、どうする?

ここが本来のスタートであるはずで、それがわかった者同士で「勝ちを取りに行く努力」をしたいと私は考えていて、どんな手法にしても相場技術を手に入れると「どんな世の中でも生きていける」と私は考えていますし、それは人生そのものを変えることになりますし、それが出来ればロングステイだろうが、セミリタイアだろうが、ハワイに行こうとオーストラリアに行こうとマレーシアに行こうと、世界を転々としようと、「来年の今頃はどこで何をするのか」を自分で決められる人生を歩けるはずなんですね。

自立する、自分の足で立って生きるというのはそういうことだと思うんです。

これって「今の自分には【どこそこ】で生きていくしか無い」という意味の「移動」とは違うんですね。それは「選んだ」のではなくて「選ばされた」だけだと私は考えます。

私はいまだにまだその状態。(笑)

マレーシアを私が選んだのは、実は「選んだ」のではなくて「行くしか無い」だけの話。真の自立、自由には程遠い。

ハワイだろうとタヒチだろうと、オーストラリアだろうとフランスだろうと、行きたいと思えば行けて好きな様に生きていけるのが自由であって、マレーシアじゃなければ生きていけないなんて、お話になりませんよねぇ。(笑)

ただ、「行け」と言われたわけじゃない。それだけのこと。

 
 
 

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