(ゴールドコーストの)イポーに行ってきた

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イポーと言っても地名ではなくて店名。(笑)

Ipoh Satay Restaurantという店。ゴールドコーストにもマレーシアンチャイニーズの店が結構あるんですが、我が家はここが一番美味しいと思う。車で30分以上掛かるのですが、この店はわざわざ行く価値があると思う。

BYO(Bring Your Own)なので店にはアルコール類は置いておらず、近所の酒屋で酒を買って持ち込みます。ヨメさんは白ワイン専門で私はビール。

酒屋で初めて見たビールを買ってみました。アサヒの「爽快」ですと。アルコール分が低いらしい。3.5%。普通のビールは5%以上?

まずはこれで乾杯。

うーむ、これって昼間に飲むビールですねぇ。夜、それも食事の時には物足りない。でも美味しいことは美味しい。

このイポーレストランに来たら何が何だろうと必ず頼むのがこれ。

海南チキン。

本当に美味しい。ここの海南チキンを食べると家で蒸し鶏なんて二度と作りたく無くなるぐらい。味ももちろんですが、どうやってこういう茹で具合にするのかサッパリわからず。ネットで何十というレシピを見て研究をしたけれど、こういう風にはならない。身の方はそこそこOKでも皮が駄目なんですね。で、皮に重点を置くと身に火が入り過ぎる。不思議だ~~~~。

この海南チキンを作っているところだけでもチラっと見せてもらえればすぐわかるんだろうけど・・・。間違いがないのは低温調理で作るものとは違って沸騰、あるいは沸騰近くで鶏を投入しているはず。でも火の掛け方、お湯の量が多すぎれば身の方には火が入り過ぎるはずで、取り出す瞬間も含めてその絶妙なタイミングが大事なんでしょうね。そしてお湯から出したら一度冷水に入れて火入れを止めているはず。またお湯はただのお湯じゃなくて、かなり濃い目のチキンストックになっているはず。てなところまではわかっても真似できない。プロって凄いですよね~~。

そしてこれも定番。ヨメさんが大好きな「ナスと豚肉、魚のホットポット」。この魚があのタラの干したものみたいでちょっと匂いが強いのね。だから食材としての魚じゃなくて調味料としての魚。ヨメさんはこの臭いのが良いのよ~~なんて言う。

そしてこれも定番のいんげんの炒めもの。これもなんてこと無いのだけれど美味しい。

この店は何ヶ月に一度ぐらいしか来ませんから、どうしても頼むのは定番のものばかりになるんです。しょっちゅう通う店だといろいろ食べようと思うのでしょうが、久しぶりだとやっぱり「アレを食べたい」ってなるのね。

ということで頼んだことのないものにしようとメニューを眺めていたのですが、気になったのが麻婆豆腐。麻婆豆腐は私も結構拘って作りますので、美味しいこの店がどういう風に作るのか非常に大きな興味がありました。

美味しい。でも私が作るのと全く違う系統。辛くしてもらってあるのですが、いわゆる「粉唐辛子」の辛さじゃないのね。生のあの赤い唐辛子の辛さ。それと葱が多目ってことはなくて、ザーサイが結構入っている。この歯ごたえと酸っぱさが絶妙。そして味のベースは豆板醤ではなくて甜麺醤。そしてオイスターソースが多目。豆鼓はもちろん入っている。麻婆豆腐なのに「麻」の部分はおだやかでホアジャオ(花椒)が入っている感じは無し。これってきっとオーストラリア風にしてあるんでしょうね。ホアジャオ(花椒)がきついとオージーは食べられないと思うし。でも我らにしてみるとちと物足りない。

これも良いねぇという話になって、次回家で私が作るときにはこれを再現してみようという話に。

あああ、それとこの麻婆豆腐の豆腐が抜群に美味しかった。麻婆豆腐はこうじゃないと駄目なんでしょうが、こういう風にちょっとクリーミーでトロっとした豆腐に仕上げるのは簡単じゃないんですよね。最後の火の入れ方と化粧油の使い方で違いが出るらしいのはためしてガッテンで見たけれど、私が作る麻婆豆腐の豆腐は「普通の豆腐」でしかない。(笑)

そしてこれまた久しぶりに食べたくなったチャークェイティアォ。

期待が大きすぎたのか、これは感激は無し。

なんだか水っぽいビールをガブガブ飲んじゃいまして、お腹が一杯でこれだけでも多すぎるぐらいでした。白いご飯ですが、我が家は基本的に食べません。

でもま、大満足。このお店は美味しいと思うなぁ。

店もそうですが、この店がある小さなショッピングビレッジが綺麗になっていました。で、この店の前の外にある10ぐらいあるテーブル席はこの店専用になっていた。大繁盛店です。

でも正直なところちょっと高いという感じがします。ましてやマレーシアが頭にあると尚更。

この料理5点。そしてビールとワインの持ち込み代込で二人で88ドルかな(酒屋で買った酒代を入れれば120ドルか)。これと同じものをマレーシアで食べたらいくらぐらいなんだろうか。3000円ぐらいで食べられるんでしょうね。でもそのマレーシアでもビールとワインを同じように飲んだら合計金額は同じ程度かもしれない。

マレーシアって安く上げようと思えば安く上がりますが、酒好きにはとんでもない国ですね。下手をすると飲み代の方が高くなる。また一般的な物価も同じで、安いなんて喜びつつ、ちょっと気の利いた自動車を買ったら数年分の「安さ」が簡単にすっとんでしまう。

そういう意味で我が家にとってマレーシアの物価は決して安くはないことになります。ただ所得税が我が家の場合はゼロだということだけ。

ま、しょうがないっすね。

早くマレーシアに行きたいな~~~。

Ipoh Satay Restaurant


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