民進党に期待はあるんだけれど・・

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民進党に期待?ダボは安倍支持じゃないのか?なんて言われそうですが、安倍支持と言っても安倍さんがやること全てが良いと思っているわけじゃなくて、いや、全然駄目だと思うんですよ。でも、他に誰がいる?と見渡すと誰もいない。いや心に思う政治家もいるんですが、その人が中枢に出てくることはまずあり得ないのでどうにもならず。

だから民進党にしても、安倍氏がたじろぐような対案をしっかりだして揺さぶりをかけてもらいたいと思っているんですよ。ところが「安倍打倒!」だけで走るだけですし、そもそも何をどうするのかという方針の話になったら党の中はバラバラで「安倍打倒」しか民進党の共通点ってないんだろうと思ったり。

それどころか新しい出発をしたのに言うことは間抜けで、「解散をするならアベノミクスの失敗を認めろ」とか「消費税は増税できる状態を作ると(延期を決めた時に)公約したのにそれが出来ないのだから総辞職しろ」とか、なんだかピントがずれているというか墓穴を掘っているようにしか見えないんですよ。

まるで日本経済は総理大臣のやり方一つでどうにでもなるような言い方。世界の情勢を無視して安倍氏のアラ探しをしているわけですが、逆を言えば、中国の混乱もなく、世界の資源価格も安定していれば日本は良くなっていただろうと予想するのはデータから簡単にできるわけで、もしそうなっていたとしたら「安倍賞賛」になるのか。激動の世界の中で日本がどうあるべきか考えないとならない時に、足を引っ張るだけってバカとしか言いようが無い。

これってああいう政治の世界しか知らないから、そして自分が中枢に立つことしか考えていないからああいう論理が出てくるはずで、子供の「俺が俺が」というのと一緒。ところが一般国民は経済の最前線で苦労しているわけだから、民進党のいうことを「その通り」だなんて思わないんじゃないですかね。ただ単に「安倍嫌い」を煽ってそれに同調する人たちを集めようとしているだけに思えます。

これが政治の世界じゃなくて、一つの企業の中で「安倍社長」vs「反安倍勢力の取締役」の争いだとしたら非常にわかりやすいはずで、全くお話しにならないってのは経済活動に身を置いている国民にはすぐわかるわけで、会議室の外で騒ぐ新入社員の「安倍やめろコール」を利用しようとしても全く意味がないのも明白。こんな状態を株主たちはどう見るのかってのを民進党は考えるべきじゃないですかね。

私が日本株式会社の株主なら、取締役は全員クビにしたいぐらい。じゃぁ誰がやるのか?となった場合、「安倍、もっとどうにかできないのか」と安倍氏を起用せざるをえない、そんな感じがしています。

でも私は今の日本に不思議なものを感じているんですよ。安倍氏の背中を押すように風が吹いていると。

そもそも安倍氏が総理大臣になったことからして偶然というか、韓国や中国がああいうふうに動かなかったら安倍総理は誕生しなかったはずですし、今の「リーマンショックレベル、大震災レベルのことが起きなければ増税する」という点に関しても、ちゃんとあの当時を超えるほどに危ない数字は出てきていますよね。またつい最近になって中国のヤバイニュースが飛び込んできた。

 中国の五大銀行の不良債権率は30%から70%も増加していた
  とりわけ最悪は中国農業銀行で不良債権は2129億元(3兆8000億円)
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 いずれも公式発表である。

  銀行名      不良債権額       前年比増加率
 ====      =======     =====
 中国銀行     1309億元       30・25%
 中国農業銀行   2129         70・33
中国工商銀行   1795         44・19
 中国建設銀行   1660         46・66
 中国交通銀行    526         30・66

 これらの中国発表数字は、西側このノミスト等の推測統計とは、天と地ほどの差違があり、ジョン・タルボット(サブプライム危機を予測した)などは『中国の債務は30兆ドル(3450兆円)』だと言う。

もし中国経済が「ハードランディング」した場合を仮定すると、最悪でこれら債務残高うちの四割が不良債権化すると見られるから、邦貨換算で1380兆円もの不良債権が生じる。日本のバブル破綻の比ではない。

出典:宮崎正弘のメルマガ。http://melma.com/backnumber_45206/

私はこれから世界を襲うであろう不景気はリーマンショックの比ではないと予想しているのはいつもブログに書いていますし、あの中国が悪い数字を発表するってことは実態はもっと恐ろしいことになっていると考えるのが普通で、当時の「金融クライシス」よりはるかに広範囲で規模が大きいと思うのです。でも日本のメディアは何が何でも「中国礼賛」で中国の悪い面には焦点を合わさない。「不安を増大させない」という「東日本大震災」の時と同じ論理のような気がします。強いものの言いなり。

それでいてここへ来て日本ではリーマンショック以来初めて「正規雇用」も増えてきたのがわかって(女性が非常に多い)、安倍氏が掲げたアベノミクスの大風呂敷は私は失敗だとは思うものの(当初の目論見に反してあちこちの反対勢力に妥協しすぎた)、着実に効果が出てきているのも見えている。

待機児童の問題もそうで、「待機児童が増えている」と民進党は騒ぐ。これだけを聞けば政府は何をやっているんだと思うけれど、他の数字を見れば「保育所は増えている」のがわかって、つまり「働こうとする女性」の増え方が保育所の伸び率より大きいというのがわかる。これって日本は良い方向へ向かっていると国民が確認できるキッカケを民進党が作るという逆効果になった。ただ保育所の数も予算も増えているけれど間に合わない。攻めるしたら「間に合っていない」という点であって、待機児童の増大という一点のみを大げさに騒ぐのはやっぱり墓穴を掘っているとしか思えないわけです。そもそも保育所関連の予算を削ろうとしたのは事業仕分けの蓮舫氏。あの時は結局、削減はせずにそのままに決まったはず。

ところがまたマヌケな民進党は「失業率が減ったのは民主党時代である」と反撃するんですね。これも数字をどう使うかの違いでしか無くて、民主党時代は失業率が減ったのは間違いが無いのだけれど、それは「働こうとする人が減った」のが失業率を計算する数字そのもの変化を見るとすぐにわかる。つまり、民主党時代に「働くことを諦めた人(失業者にカウントされない)が大きく増えた」ということ。これって民進党のこの論理を誰が考えたのかわからないけれど、他の数字を出して反論すれば、民進党は赤っ恥を書くだけ。

そうかと思えば、「反安倍」をいう人たちの中で「就職者」が増えたのは「不景気で食えないから」だという論理まで出てきた。この理屈でいうと、「不景気ほど働く人は増えて失業率は下がる」ということになる。

こういうことを言えば言うほど墓穴を掘るのがわからないんですかね。

民進党は今になって「安保法案の対案」を出してきた。でもそれは審議しないことになった。すると民進党は「対案を出せと言っただろ~」と言う。これもバカ丸出しで、今頃出してきて何を言うかですよね。審議中に出すのが道理なのは子供でも分かること。

どちらにしても野党の劣化って半端じゃないと思う私。

本来のあるべき姿に戻るべきじゃないですかね。きちっと党内をまとめてしっかりした政策を出す。これを私は見てみたいと思うわけで、国民の多くもそうおもっているんじゃないでしょうか。でもまとめられるわけもないというのを国民はもう知っているんですよね。野合の党でしかないのはバレてる。

でも民進党には一度だけ成功体験があるんですよね。「政権打倒!」で一度成功しちゃった。だから過去を振り返れば、その手がまた使えると思うのかもしれない。いや、それしかまとまるポイントがないんでしょう。でもそれで酷いことになったと国民は思っているはずで、二匹目のドジョウがいるとは思えず。

でももちろんそれに乗る勢力もあって、民進党の結党集会に「来賓」で出てきたのが「シールズの奥田君」。来賓ですよ、来賓。

でもま、それなりに「安倍打倒」の声は国民の中にあるんでしょうね。これはアメリカの大統領予備選を見ても同じで、国家がどうあるべきかではなくて「閉塞感」「嫌いだ」「面白くない」という点で、その鬱憤を晴らしてくれる候補に票が集まる。

私としてはここで(あり得ないにしても)安倍打倒が成功しても何も解決しないどころか、野合の衆は日本をぶち壊す方向に行くとしか思えないし、いかに「国民が安倍氏を動かすか」ってことを考えるのが重要だと思うんですよ。「【今の時点】で野党に求めたいこと」は「政権を取る」ことではなくて「しっかり政権を見張っておかしな所は是正する」ことであって、日本株式会社の行き先を決める取締役会で「社長に意見する」ことしか出来ない実力も実績もない平取締役が「俺を代表にしろ」と言っても無理。それに賛同する株主っているんですかね。会議室の外で騒ぐ「一株株主の平社員」が声を上げても無理。彼らが「僕たちはアホじゃない」と言っても、会社の行く末を決めるほどの論理も頭脳、理解力思考力がないのは明白。

でも民主主義ですから鬱憤がたまって爆発すれば代表取締役も降りるしかないわけで、安倍氏の力量が問われるし、今のままで良いわけがないのも確か。安保法案にしてもそうで、内容より通し方に問題があったとは私も思うし。でも「なんでも反対」で「俺を社長にしろ」と騒ぐアホしかいないとなれば、数の論理で強行するしか無いのもわかる。

そういう意味で、私は安倍支持ではあるものの、期待をしているのは野党。いや、もしかしたら「支持無し」というべきかもしれない。安倍氏がこのままで良いとは思っていませんから。でも近いうちに何か大風呂敷を広げるのを期待しています。消費税の先送りは「現状維持」にしかならず、いつかは消費税増税が必要なのはわかっているもののそれは「今」ではないし、「今」必要なのは「減税」だと思っています。そして大型の、そして「長期計画が民間に立てられるような【財政出動】」。でも日本の本質的なところが変わらないかぎり、日本の「延命」にしかならないかと。

日本の今の問題点は、安倍政権にあるのではなくて、それに立ち向かう中身も何もない野党しかいないってことかもしれないと思ったり。

理想も考え方も違う野合の衆が一致団結して政権を倒したところで、その後に一体何があるんですかね。これこそがなりふり構わない暴力だと思う私。破壊でしかない。

でも「日本、死ね」と破壊したい気持ちが国民の中に広がっているんだろうか。

 
 
 

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