今の時点では確定ではないけれど、自公民も「不信任決議案」を出すことになって舛添さんも諦めた様子。というか最後の最後まで「自ら辞任を」と説得を続けていた自公民の力に屈したのか。それとも裏取引があったのか・・。私としては舛添さんが「解散」にまで持ち込む可能性が高いと思っていたのだけれど、そこは外れて結果的には良かったと思う。
でもここで舛添さんが辞めればそれで終わりじゃ無いわけで、気になることがいろいろある。こんな考え方があるのも忘れては無いと思う。
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私は今回の件を「リンチ」だと感じていて、そんなことを言えば馬鹿野郎と思われることは覚悟はしていたものの、やっぱり同じような考えを持つ言論人がいてちょっと安心した。こんなリンチがまかり通って当たり前だなんて恐ろしいと思うし、舛添さんを引きずり下ろせば終わる話じゃないと思う。
どうしてこうなったかの根本的な問題として「政治資金規正法」があると思うのだけれど、残念ながらそれの「見直し」「改正」論議は一切出てこないのが不思議。このままで良いのか?
「どう使っても良いけれど、使い方は【政治家のモラルに任せる】」のが今後も続く。そしてそのモラルが気に入らなければあの手この手を使って引きずり下ろす。
でもこれでは「法治国家」ではない。
でもま、こういういい加減な法律だから「政治家の人となりが見えてくる」のは間違いがなくて、それは良いことなのかもしれないとも思ったり。もし法律が厳格であったなら、舛添さんがどういう人なのかは広く世間の人にはわからなかったはず。知る人は知るうわさ話で終わってしまっていたかも。
しかし、良く舛添さんは「辞表」をだすことを決めたと思いますわ。彼のことだから「最終決戦」まで持ち込むだろうと思っていたのだけれど、そこまでの「ワル」じゃなかったのか。またそれをやると「再起不能」になるのは間違いがなくて、最後の望みを「辞表」につなげたのか。全てが計算づくだったんでしょうが、最後の最後まで自公民の動きを見続けいていた冷静さはやっぱり「切れる人」なんだと思ったり。
でも自分で自分の「セコさ」には気が付かなかった。ここが彼の最大の失敗なんだろうし、このまま終わればもう彼は二度と表舞台には立てないと思うけど、どうなりますか。彼のこれからの人生が気になります。昔からの「舛添ウォッチャー」である私としては今後も見続けていくつもり。
牧場も持っている大金持ちなんだろうし、年齢は67歳。マレーシアにロングステイして悠々自適に今後を過ごすのも良いかもね(笑)。でも彼はそんなヤワじゃないはずで、どこでどうやって再び頭角を現してくるか私としてはそれが楽しみ。
しかし気になるのは選挙。いつになるんでしょうか。
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舛添さんは自業自得だとは思うけれど、なんだかすっきりしませんわ。「空気で動く日本」が今後も続くんですかね。
きっと都民は「やった~~~」と喜ぶのでしょうがそれで良いんですかね。
まさか次の選挙も「知名度で勝負」なんてことになるんだろうか。
(後記)
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彼は最後の最後まで「俺は悪くない」を押し通すんですね。あの意志の強さって恐ろしいと思うくらい。もし彼の行動に「法律違反の疑い」があるのなら、あるいは更なる「公私混同」があるのなら、その追及の手を緩めてはならないと思う。「辞めれば追求も終わりになる」と彼の策略に乗せられてはうまくないはず。「辞めるなら許す」というのが日本の空気なのかもしれないけれど、それでは「有権者の負け」が確定するんじゃないですかね。