ラブアン法人を作ろうかと・・・

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このブログではオフショア、タックスヘイブンのことを何度か書いてきました。で、マレーシアにもタックスヘイブンの地域(ラブアン島)があって、そこはオフショア扱いなんですね。ケイマン島みたいなもの。

マレーシアはそもそも金融から生まれる所得、海外を源泉とする所得に関しては大体無税と考えて良いわけですから、私としてはラブアン法人を作る必要はないと考えていました。でも長いこれからの年月を考えると、やっぱり「資産運用会社」はあったほうが良いかと。これって別にラブアンだけじゃなくて、さきごろ世界を騒がせているパナマ文書のあれと同じで、世界にはいろいろあるんですね。スイスやリヒテンシュタインも同じ。ただ老舗はそれなりに経費が掛かるんですね。それは決して安くないし、近年みたいに金利、運用利回りが下がってくるとその経費の比率って結構大きなものになってくる。

ところがラブアン法人の場合、商品やサービスの売買をしない形態なら一切経費が掛からないらしい。商業をする場合は税率3%あるいは定額の2万リンギットで済むとのこと。

この辺はちょっとややこしいことがあるみたいですが、基本的に海外の証券会社を使っての資産運用であれば「事業活動はしていない」という判定で、利益は非課税となる。海外での不動産投資も同じ。ただし、

○ ラブアン法人はマレーシア国内での事業はできない。
○ マレーシア居住者との取引も出来ない。

その場合はラブアン法人を「持ち株会社」としてマレーシア国内に法人を作らなければならないとのこと。ま、この辺はマレーシア国内での仕事は一切考えていませんから問題はないし、何かするとなれば普通に会社を作れば良いってことなんでしょう。

事業内容が非課税であったり、あるいは課税の場合でも定額2万リンギットを選べば会計監査も必要ないらしい。つまり設立後の経費は掛からないように見えるんだけれど、この辺は調べても良くわからず。

また、ラブアン法人に雇われる形で「マレーシアの就業ビザ」が取れるとのことで、MM2Hより簡単で安いという理由からそれを選ぶ人もいるらしい。ただ人を雇う形にするとラブアン島内に事務所が必要だとか(レンタルオフィスでも構わないらしい)ちょっと面倒なことになる様子。でもま、この辺は我が家には関係ないのでパス。

とりあえず作ってみようと思います。その後、それをどう使うかはわからないにしろ・・・・。

ところでタックスヘイブンに会社を作ったら何のメリットがあるかですが、パナマ文書で大騒ぎしているように「タックスヘイブンに会社を作るのは脱税目的」だなんて単純に考えては駄目なんですね。つい去年、パナソニックもラブアン法人を設立してグループ会社の「資金管理」をすると報道されていましたよね。この時にパナソニックは脱税するつもりか?なんて騒ぐ人はいなかったわけで、タックスヘイブン=脱税という考え方はあまりにも短絡的。でもいろいろ計画してその為に会社を作る人はゴマンといるわけで、その会社の内容、そしてそこに利益が出ているのなら本国でそれを「連結決算」して申告、納税しているのか確かめないとなんとも言えませんね。

でも私に言わせれば、悪いことを考えている連中はそもそも「自分の会社だとはわからないように設立する」のが当たり前で、名前が出たってことは悪いことはしていないと考えても良いかもしれないなんて思ったり。でも、タックスヘイブンに会社を作ってそこで利益が出るようにして、「俺、そんな会社知らないよ」というフリをして租税回避をする人は多くいるんでしょうね。世界はそれを認めないように動いていますし、ラブアン法人は「株主情報」も「取締役」も「事業内容」も外に出ないように法律で保護されていますから大丈夫・・・・、だというのは今までの話で、これからどうなるか。

こういう脱税に関しては私は「とんでもない行為だ」といつも書いていますし、脱税している人はどんどん表に出たほうが良いと思っています。そして脱税が簡単にできるシステムは無くなったほうが良い。

じゃ、脱税しないのならそもそもタックスヘイブンに会社を作る必要があるのかないのか?

ここなんですねぇ、面白いところは。

当然、合法的に節税できるメリットがあるからやるわけですが、興味のある方はその辺はご自分でお考えくださいと書いて、今日の日記は終わりにします。m(_ _)m

 
 
 

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