「日本の和牛の【A3】」を食べてみた

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マレーシアでどこのどんな肉が手に入るのかいろいろ調べていますが、今日は日本の、つまりオーストラリア産ではない和牛のA3ランクの肉を食べてみました。

肉質の等級は「3」ですからこんなもんなのでしょう。でも正直な所、これでも霜降りの脂が多すぎると感じます。

肉の塊の断面が大きいので、薄く切りすぎました。それでも350グラムぐらいでしょうか。重さそのものとしては全く問題ない、少なすぎるかもしれない量。

さて、どう食べるか。まずは余計な手は加えず、ステーキというか「タタキ」をイメージして焼いてみました。こういう薄さだと焼くのが難しい感じ。

これを
○ 醤油+山葵
○ ポン酢
○ 塩コショウ
そして我が家育ちのカイワレ。付け合せのポテトは余り物。キノコ類は珍しく長男が炒めました。バター醤油味。

さてさて、日本の和牛なんて食べるのは本当に久しぶり。オーストラリア産の和牛は結構食べていますが、本家の和牛、それもマレーシアに入っているのはどんなものなのか。

まずは塩コショウで食べましたが、美味しい・・・・。じわ~っと旨さが口の中に広がる。あああ、和牛ってこんなだったな、なんて遠い昔を思い出したり。(笑)

でも結局はポン酢+カイワレが一番美味しいと思いました。

でもねぇ、A3なのに脂が・・・・、我慢できないほど脂っこい。

オーストラリアの普通の牛肉で育った長男は「美味しい」と最初に一言いったきりで、「脂がひでー」だの「気持ち悪くなる」だの、食べる間、ずーっと悪態をついていました。食べたあとは「気持ち悪くなった」と連発。(笑)

でもわかるんですわ、その感覚。

私も途中から「噛みしめると脂がジュワ~~~っと出てきて、気持ちわり~~~」と思ったし。(笑)

皆でブツブツ言いながら食べましたが、やっぱり和牛って「副食」「おかず」なんですね。分厚いステーキにして600グラムぐらい食べるとかそういう食べ方をする肉じゃないのがよーくわかりました。多分、この脂っこい肉でも一口口に入れて、そして御飯と食べれば全く違う感じになるんでしょう。でも我々にこういう肉と一緒に御飯やパンを食べる習慣はなし。(きっと焼肉にしてご飯と食べたらメチャ美味しいかもしれない)

我々は味も素っ気もない大きいだけの赤身を食べて\(^o^)/とは思いませんが、肉の食べ方としてはやっぱりオージー風になっているんでしょう。ワシワシ食べるのが肉で、それにはほんのちょっとサシがはいっていればOK。

駄目だわ、この和牛。我々には合わない。

食べるとしたら本当にちょっとだけで、「もしこれが鉄板焼きのコースの海産物じゃなんじゃあるなかで、ほんのちょっと和牛ってのなら良いね」なんて贅沢を言い出す始末。

実はこれはオーストラリアにいたときも同じで、オーストラリア産の和牛も美味しいねぇなんて言いながら結局、量は食べられないのね。ゴールドコーストのフェリーロードマートで見つけたオーストラリア産の和牛、それも「ブレード」という安い部位でしたが、あれも300グラム食べたら「オエッ」となるレベルでした。

でもちょっと食べる分には「やっぱり和牛は違うねぇ、美味しいねぇ」なんてことになる。今思い出すとあのブレード肉は良かったです。これで1キロ2500円しないんですから。

実はこの和牛のA3って肉屋さんが持っている和牛の中でも一番グレードの低い肉なんですよ。A4、A5、松坂牛もあって、部位も最高級のザブトンがどうじゃこうじゃと。

でも我々が欲しいのはそういう肉じゃなくて、ブレード、ランプ、シルバーサイド(腿肉)なんですね。でもそんな和牛を欲しがるレストランは多分ないはずで、というか「日本の和牛」は高級路線で売る肉で、赤身なんか扱いたいレストランはないのかも。つまりそういう売れない肉を肉屋が輸入することはまずあり得ない。

でも赤身はかなり安いそうで、そういうのを入れてくれたら我らは嬉しい(注文はできるかもしれないけれど、最低注文ロットは5キロぐらい?)。ローストビーフじゃタタキじゃにしてそこそこの量を食べても「オェ」ってならない肉が欲しい。(笑)

ま、今の時点で思うのは、「普通のオージービーフ」を安く手に入れたいってところでしょうか。

そういえばこのブログを登録してあるブログ村の上位の方のある日の日記を読んでびっくり。

どうもイオンでは安いオージービーフがある様子。

こんなことが書いてあった。

>100g 260円のリブアイステーキを230g買ってきた。

ということは1キロ2600円。100リンギット程度ってこと?

これって豪ドルで言うと1キロ30ドルって感じだけれど、これは安いと思う。今時、オーストラリアの普通のスーパーでリブアイと言えば30ドルを越すこともあるぐらい。

いいなぁ・・・。写真を見ても悪そうには見えない。

つーことで、今日、早速行ってきました。ワンウタマのイオンに。って肉が目当てではなかったのですが、いや、それは言い訳か。(笑)

見つかりませんでしたよ~~~~~~~。どこだ~~~~~~~~。(T_T)

ところで、私が自称「ファンクラブの会長」をやっている「ビレッジグローサーのクズ肉」っていくらだかご存知?

1キロ20リンギぐらいなんですよ。1キロですよ!500円程度。グラム50円!(笑)

これが美味しいのなんの。ってこれは普通に焼いたり炒めたりする肉じゃなくて、スープを取ったり煮込んだりする肉。ま、いわゆる「スジ肉」ですね。安いからと言って、これを煮込んだりシチューにしても「臭う」わけでもなんでもなくて、私にしてみればこれほど「使いみち」のある肉はない。

で、こういうのでシチューでもカレーのベースを作って、そしてそこそこの肉をちょこっと焼いて乗せれば、あるいは大きめに切って煮込めば、かなり「豪華」で「美味しい」ステーキカレー、牛シチューになるってこと。

もし我々がいつもゴールドコーストで食べていたリブアイと同じような肉がキロ260円で買えたら、それだけで我が家の牛肉に関する問題はなくなります。

それにこの前買った「頬肉」や「オックステイル」があるわけだから、

1キロ500リンギだ600リンギだなんて肉はいらない。

例えばこの前、買った、オーストラリ牛の頬肉。2.5キロ。220リンギットだったかな。つまり1キロ2300円ぐらい?これって安い方なんだろうけれど、オーストラリアではメチャ安いから高く感じます。でもま、こちらの価格にも慣れてきた。

こういう肉は煮込むしかないんですが、そのベースに「メチャ安クズ肉」を使うわけです。あるいは結構高いけれど、ショートリブでカルビスープを作るのも良い。でもクズ肉なり骨なり使って元のスープを作るのか作らないのかで出来上がりがまるで違うんですね。

あのクズ肉があるからこそ、他の肉が生きる。(笑)

箱に入っているストックより遥かに美味しくてコスパは高い。

うーむ、こんなことを書いているといつまででも書き続けちゃうからこの辺で終わりにしますが、ま、我々の知らないうちにベロ、食習慣がオーストラリア人に近くなっているのを今回の「日本の和牛」で確認しました。

もうこういう和牛のサーロインを買うこともないかもしれない。安くてもいらない。でもブレード、ランプ、シルバーサイドが手に入るならとりあえずそれらを試してみたい。

 
 
 

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