ゴールドコーストからこちらへ引っ越しする時に「電化製品」は全て処分してしまいました。
大事な「低温調理機」は２台とも小さいので持ってきましたが、私が使っていた他の調理器具は全て処分。
高価なものなんか無くて全て数万円程度のものですし、それでいて大きさはそれなりですから運賃が高いんですね。だからマレーシアで新しく買おうと思っていたわけです。引っ越しするときが「新品」「新製品」を買うチャンスだと思っていますから。
ところがこちらに来たら「売っていない」ものもいくつか。私は「世界ブランド」のものを買う癖がついているのですが、あんなものマレーシアにあるだろうと高をくくっていたのが大失敗。
卓上オーブンは同じものの「新型」がそこそこの値段で買えましたが、（スロージューサーもOK）
◯ フードプロセッサー
◯ 低温調理機＋スロークッカーのハイブリッド器
◯ 真空パック器
がアウト。こちらの電気屋で売っているパナソニックのまぁまぁのフードプロセッサーを買いましたが、新興国向けの機種なんでしょう。おまけの部品が山のようにあって得した感じがするのですが、基本性能が駄目で苦労しています。
低温調理とかスロークックなんてのはまるで流行っていないのでしょう。そもそもそういう器具が売っていません。
ま、それでもだましだましあの手この手で使っているのですが、困ったのが真空パック器。これもマレーシアで普及していないのでしょう。ネットで探しても「怪しげなもの」しかなく、しょうがないのでそれを買ったんですよ。
ま、どうにか使えるかなと思ったんですが、使っているうちに熱で圧着する「熱源」は本体から取れそうですし、真空パックも吸いが弱くて隙間だらけ。そして極めつけは「きっちり圧着していない」ことがある。だから空気は入ってくるし、中のものは出ちゃう。これは圧着が弱いと思って強くすると「袋が溶けちゃう」。(T_T)
でもま、真空パックって万が一のために圧着する部分はちょっとずらして二度圧着するのが常識みたいなもんですが、袋が溶けちゃうようなことがあるとそれも出来ない。真空パックは頻繁に使いますので本当に困っています。
こういう商品が存在するってコト自体信じられませんが、新興国市場ってこういうことなんでしょうね。
これは実はオーストラリアでも同じで、日本のメーカーなら良いだろうなんて思ってもそれは「単なる勘違い」で、日本の大手メーカーは「市場に合わせて作る」んですね。絶対に「需要がないのに」日本国内向けみたいな高品質のものは作らない。価格が高くなりますから売れない。
良いものでも高かったら売れないのが新興国なんでしょう。だから下手に大手のメーカーのものは買わずに、中規模のメーカーが良いと思っています。彼らは国別に機種を揃える余裕なんかありませんから、全世界で同じものを売るんですね。だからそういう機種で評判の良いものを買うのが一番だと思っています。
でもマレーシアではそういう機種も売っていない。(T_T)
オーストラリアとマレーシアは２４０ボルトで電圧は同じ。つまりコンセントの形状が違うだけで、アダプターをカマせればそのまま使えるんですね。
ゴールドコーストから使い慣れたものを持ってくるんだった・・・。
後悔先に立たず・・・ (T_T)