先日、NSKで買った「【活】タイガープロウン(ブラックタイガーではない)」を蒸して食べたら激ウマだったことを書きました。(この日記)
さすが生きているエビで、本当に甘くてエビの味がしっかりしていて美味しかったのですが、逆に、ではスーパーで売っている「【死んでいる】タイガープロウン」が本当に美味しくないのか気になって来ました。今まで何度となく買って食べていますが、「まずい」というより「こんなもんだろうなぁ」と思っていた。
この際、はっきりさせるためにビレッジグローサーで買うことにしました。ついでに他の種類のエビも買って食べ比べ。
◯ Tiger prawn (Harimao)XL @79.9RM
◯ King prawn XL @116RM
◯ White prawn XL @58.9RM
この3種をまずは塩水で洗ってから「紹興酒」に5分程度浸けて、それから蒸してみました。
蒸し時間は5分。
それから「氷水」に浸けて火の入りを止めます。常温程度にして食べてみました。タレは醤油と青唐辛子の特製タレ。
まず見た目がアウトですね。古くなったエビの証で頭、尻尾、足が黒くなっている。そして頭がしっかり着いていなくてブラブラ。臭い匂いがしないってのが救い。(笑)
数日前の「NSKの活エビ」を蒸した時にはこんな感じ。見た目が全く違うのが写真からわかりますかね。
蒸しエビを食べる時ってまずは頭をちょっと外して「ミソ」をすするのがお約束なんですが、水っぽいしすすりたいという意欲がまるで出てきません。でもすすってみましたが、見たとおり水っぽいし全く美味しくない。でも臭くはない。(笑)
さてさて、身の方ですが、やっぱり「甘みもなければエビの味も弱い」のはどれも一緒。
ヨメさんが「私にも味見をさせて~~」と食べだしましたが、「この前のと全く違う。美味しくない」ですと。
ではこの3種の中で比べるとどうかですが、まず基本的に「どれも美味しくない」のは間違いがなくて、その中ではもしかしたらKing prawnがまだましかも。身がしっかりしているのはTiger prawnで、White prawnは「良いところ無し」みたいな。身がプリっとしていなくて繊維質を感じました。
前に食べたNSKの「活Tiger prawn」の点数を90点とすると、このTigerは12点。Kingは13点。Whiteは10点みたいな感じで、どれが美味しいか比べることがそもそも無意味だと思いました。
それだけNSKの「活Tiger」はぶっちぎりで美味しかった。
これほど違うんですかね~~。
それぞれの値段を考えてみます。
1番 King @RM116
2番 Tiger @RM79.9
3番 NSKの活Tiger @RM65
4番 White @RM58.9
NSKの活エビがどれだけ価値があるかはっきりしました。NSKでは「活きの悪い【活Tiger】」は活きの良いものが@65のところ@RM55でしたし、死んでいて古くて美味しくないビレッジグローサーの同じくTigerがRM79.9ってどれほどNSKが良いかはっきりしました。
ま、値段はおいといても「味の違い」がありすぎます。月とスッポンってこういうことだろうと思うくらい。
活とそうじゃないものの差もあるのでしょうが、私としてはスーパーのこれらのエビを買うくらいなら、日本から入っている「冷凍のブラックタイガー」の方が間違いなく美味しいと思います。ビレッジグローサーでも寿司の場所(中島水産)が日本からのブラックタイガーを売っていましたが、キロ単価は確かRM58ぐらいだろうと思います。無頭の殻付きですから決して高くないと思います。ただ型が小さめ。
いや~~、楽しみが増えました。今までマレーシアで見つけた「現地の海産物」の中ではこの「活Tiger」の美味しさが栄光の第一位。(笑)
あちこちの日本レストランでエビを扱っていますが、ほとんどはブラックタイがーでしょう。でも家でこのNSKの活Tigerを使って料理したら、間違いなくその方が美味しいはず。天ぷら、フライ、あるいは炒め物でも段違いに美味しいはず。
私としては中華をぜひ作ってみたいです。それも一番気になるのがチャーハン。(笑)
チャーハンで活エビを使ったものって私の生涯で多分食べたことはないはずで(笑)、あの海老を使ったチャーハンってどれだけ美味しいのか、想像しただけでワクワクしてきます。エビチリもきっと美味しいことでしょう。
でも逆を言えば、いつも美味しくないエビを食べ続けていたってことなんですね。でも活エビってなかなか手に入らないし、ゴールドコーストにいた時でも知人が働いていた日系企業の「車海老養殖所」から活車海老をわけてもらったことがある、その一度だけしか活エビを食べていません。日本にいるときにはエビ好きでしたし、結構頻繁に活海老(天然車海老の刺し身を出す小料理屋にハマっていた)は食べていましたが・・・・
でもゴールドコースト、クイーンズランド州は海産物が有名で、特に海老は豊富に捕れるんです。私達が住んでいたコンドの目の前にブロードウォーターがありますが、対岸に「主にエビを獲る漁船」が集まる漁港があるんですよ。
ここへ行きますと漁船から直接エビを買えるのですが、活エビはないし、新鮮なはずなのに大して美味しくありませんでした。街の中には海産物を出す店が多くあって、エビの茹でたものが山積みになっていて、観光客は「わ~~、凄い~~」なんて喜んでいますが、茹ですぎて味がすっかり抜けていて、塩辛いのが普通です。
だからオーストラリアにはエビはいくらでもいるのに、美味しいエビを食べたことはありませんでした。いつのまにやらエビ嫌いになりまして、鍋物をするときには必ずエビを入れますが、それは「食べるため」ではなくて「出汁用」と決まっていました。(笑)
でもここマレーシアでは「活エビ」が手に入る。これって凄いことだと思います。そして安い!!
その内、刺し身でも食べてみることにします。(笑)
しかしNSKは面白いと思います。私が探していた鶏の「ひね鶏」も売っていたし、あれでスープを取ったら最高のが取れるだろうし、牛の大腿骨(マローボーン)や首の骨(これらは出汁取り用)、オーストラリア牛の舌(タン)もありました。でも頬肉は無かった。(頬肉はパブリカのB.I.G.で買える)
またその内、NSKであの活エビを買ってこようと思います。今度はちゃんと調理してみるつもり。エビのてんぷらも美味しいでしょうね~~。楽しみ楽しみ。