ユーチューブを見ていると、右の欄に「オススメ」が出てきますよね。
その中の一つを何気なく見ていたのですが、最初は凄いなぁ、と感心していたのが段々と尊敬の念に変わり、そして恥ずかしさを感じました。俺って一体何をして生きてきたのかと。知らず知らず涙がこぼれてきました。
人の限界ってやっぱり自分が作っているんですね。出来ないと思えば出来ないし、俺はこんなもんだろうと思うとちゃんとそこで止まる。何もせずにそれ以上に伸びるなんてこともない。
64歳になって、これまでそれなりに頑張ってきたように自分を評価していたけれど、それもまた自分を可愛がろうと思う気持ち、自分を美化したい気持ちがそう思わせているだけで、実際は大したことをして生きてきたわけでもないし、それどころか言い訳を考えていつも逃げてきた結果が今のような気さえします。
子供の頃から独立心が旺盛で、また30代には家族を連れて見ず知らずの国オーストラリアへ移民として渡り、そしてまたマレーシアへと拠点を移し、チャレンジ精神があるんですねなんて言われることも多いのだけれど、実はそれは大きな間違いで、私は常に「何かから逃げてきた」んですよ。
でも自分では「上を狙おう」とか「まだ伸びしろはあるはずだ」「よりよい環境を作ろう」なんてプラス思考のつもりだったのだけれど、心の底の方を見てみるとそうではないのが自分でもわかる。でもそれを見ないようにして生きてきました。
でもこの動画を見ていたら、自分の本性を暴かれたような気がするんです。
やれば出来る!なんて口では言うけれど、実は小心者でずるくて逃げ回っていただけ。今も同じ。
私にとってのチャレンジ精神なんてのは言葉を替えれば「逃げ足が速く、すぐ乗り換える」だけかもしれない。行動はチャレンジに見えたにしても出来ることしかしていないし、その根本にあるものは「不安、恐怖に勝てないだけの自分」。そしてそれを放置しているといつかその自分に潰されるであろうことがわかっているのにも関わらずです。
この動画の彼の最後、自信に溢れ堂々と歩いて退場する姿に感動しました。
俺もあんな風に生きてみたい。
まだ遅くない。
自分に負けたくない。
死ぬ前に「俺は俺に勝った」って思いたい。
自分の本当の敵、真のライバルは己の中に存在する。じぐしょ~~~~~。
「このままでは終われない。まだ夢の途中、諦めない・・・」