ま、投資っていろいろあるわけですが、最近、マレーシア国内事情をあらためて調べています。
ってダボは「マレーシアに投資はしないんじゃなかったっけ?」って言われそうですが、それはその通りで、今まで何度も書いて来たように「【余計な】リンギットは持たない」「マレーシア国内では投資しない」という基本は変わっていません。
簡単にその理由を書きますと
◯ マレーシアのことは何も知らない(笑)
◯ カントリーリスク
◯ そもそもリンギットは国際通貨ではない(為替はコントロールされている)
ってところです。
ただマレーシアに住んでいるんですから多少はその世界のことを知っていても良いと思って「調査」だけはしているのは今まで通り。でもマレーシアに上陸してから一歩突っ込んで調べたことがありませんので、また始めたわけです。
これもですね、マレーシアに住んでいない時と住んでいるときでは「自分の見方」が変わるんですね。だから今までとは違う物が見えてくるかもしれないと思っています。
REITに関しては定期的に「利回り」だけは今までも出して来ましたし、それはそれで今後も続けます。
まず何をやるにしても「取引口座」が必要で、そこから話を始めますが、まずその前に絶対必要な条件があります。
◯ 英語に堪能なこと
偉そうに書きますが、私は英語に堪能ではありません。でもこの手の英語って「慣用句」が多いし単語も大体きまっているんですね。ですから「裁判所でのやり取り」や「愛を語る」ことができなくても問題がない。最初の内は辞書を引きひきやっていても知らないうちに覚えてしまう。
◯ 中国語ができたほうが良い。
これは意外だと思うかもしれませんが、通りいっぺんの情報は英語で得ることができても、細かい情報はブログやフォーラムから取るものの、「中国語」が非常に多いんですね。これじゃお手上げ状態。だから「上辺だけの一般的な情報しか手に入らない」という覚悟は必要かもしれない。
取引口座に関してはわかりやすい動画がありますので紹介します。ただこれは2013年頃の情報で、今はかなり違う部分があるかもしれない。ただ、流れは十分わかるはず。
またこの動画の作者は「文字による説明」もしていますので、それも見てください。(ここをクリック)
取引の流れはこんなかんじ。クリックすると大きく表示します。
ただし、私としては「マレーシアの証券会社(銀行含む)」を使わないほうが良いと思っています。この辺はピンと来ないかもしれませんが、日本株なら日本の証券会社を使うと多くの人は当たり前に考えていますが、今の時代、どこの証券会社を使っても特殊なケースを除いて簡単に売買出来るんですね。
私はシンガポールの「Phillip Capital」という証券会社と10数年の付き合いがありますが、彼らが持つオンラインシステムの「POEMS」で、「世界中のありとあらゆる金融商品」を売買できます(アジアに関してはInterctive Brokersより強い)。当然、アメリカの先物、FX、ドイツのDAXやBundもGold Silve Crude oil、大豆やトウモロコシの世界市場、そして日本の株式、マレーシアの株式も売買できる。
そしてシンガポールはアジアを代表する「金融都市」であって、その歴史も古く、ややこしい規制も少ないんですね。そして我々から見るとその口座は「オフショア口座」になるというのも利点で、マレーシア国内の証券会社に口座を持ってマレーシアの住民として投資する時のように、マレーシアの法律に縛られることはないということ。
そして情報量が莫大であること、取引コストが安いことは大事なポイントだと思います。
Phillip Capitalはここをクリック、オンラインシステムのPOEMSはここをクリック。
さてマレーシアに四季報みたいなものがあるのかどうかもわからないのですが、基本的な情報は私はこのサイト「MalaysiaStock.biz」を見るようにしています。ここをクリック
別にここである必要は全く無くて、私は使い慣れているってだけのことで、The Star Onlineでもどこでも自分に合うものを見れば良いと思います。
「投資」とか「トレード」と一口に言っても考え方や手法はそれぞれ全く違いますので、それにあった情報を手に入れないと意味が無いわけですが、この「MalaysiaStock.biz」は大雑把なマーケットのこと、個別銘柄(REIT含む)のことや、そしてそして私には絶対にないと困る「チャート」が優れています。
例えばですね、マレーシアでデイトレが成り立つかどうか私には全くわかりませんが、デイトレはしないにしても「取引高が大きい」というのは非常に大事だと思います。そして私はボラティリティの高い銘柄が好きなのですが、値動きがある銘柄もすぐわかったほうが良いですよね。で、気になるのがあったら、簡単にその会社のことを調べられるようになっていないとうまくない。そしてチャート。
例えばですね、REITを例にあげてみましょう。
本日4月28日の動きはこんな表になって出てきます。(ここをクリックすると【今日】のが出ます)
この中で「KLCC(5235SS)」選んでみましょう。出来高は3528でまぁまぁの出来高。
このKLCCと出ているところをクリックすると、その個別の情報が出てきます。実際に(ここをクリックして)やってみてください。
こんなページに飛びます。(ここをクリック)
これは「KLCC(5235SS)」の今日の「日中足」と出来高などの情報ですが、これの下の方を見ていきますと、「Financial Information」「5 Years Revenue & Profit Trend」「Quarter Report History」「Dividend Chart」「Dividend History」など、今までのパフォーマンス等の履歴も見れる。
そしてこの「KLCC(5235SS)」は「KLCC Group」のREITなわけですが、KLCCグループのREITのページにも飛べるようになっているので、より詳しいことを調べられる。これがそのページ(クリック)
ではこのREITは過去に置いてどういう値動きをしていたのか、これが大事ですよね。REITと言えども株式と同じですから。
上の画像のところに「赤印」を入れましたが、それをクリックするとチャートが表示されます。こんなかんじ。ここをクリック
これはこの6ヶ月の日足チャートです。
このREITが上場されたのは2012年の様ですが、その時から今までの値動きもわかる。(週足)
今現在のマレーシアのREITがどの程度の利回りなのかはここで大雑把なものを見ています。今まで紹介してきたのはこのサイトです。(ここをクリック)
赤枠が利回りですが、ここから10%源泉されますので、手取りはこの90%となる。
ありゃりゃ、この中に「KLCC(5235SS)」はないですね。すいませんです。m(_ _)m
ま、こんな感じでそれぞれの銘柄やチャートを見ています。
ただ今の時点で一つ非常に大事なことがわかっていません。
株式にしても「空売り」「ショート」が可能であるかどうかは非常に大事ですよね。株式で空売りとか信用取引というとそれに嫌悪感、あるいは恐怖感を感じる人がいますが、株でも先物でもFXでも「買うしか出来ない」ってのはボクシングを片手で戦うのと同じだと思っています。
ま、株は「長期保持」する投資家も多いですが、FXだとしましょう。「円を買う」ことしか出来ないとしたらおかしなもんで、必ず「円をショート(ドルを買う)」ことができますよね。
また現物を長期保持してて、下がると読んだ時に持ち株を売るのも良いですが、持ち株はそのままで「下落に対するヘッジ」の為に、「空売り」することがあるはずなんです。
また市場が下落フェイズに入った時に、「下落から利益を出す」ことが必要ですよね。日本のバブル崩壊のあと、長い下落の年数を過ごした経験のある人はその辺はよく分かるはず。でもねぇ、空売りって・・・って思うんですよね。でもそういう場合は「チャートを上下反転して見てみれば良い」んですよ。そしていつもどおりに「いつ上がるかな~」と考えれば良い。(笑)
これって冗談じゃなくて、この数年の日経平均の値上がりで良い思いをした人は気をつけないとならないと思います。長い年月の中の「たまたま上昇相場に乗った」だけですから、今後、来るであろう下落相場、あるいはヨコヨコに動いている時にどうするのかって話。ここをどうにか解決しないと「長期での利回りが安定しない」んですね。遊び金で投資するならそれで良いですが、生活費をそこからだすとか、将来設計をする場合、「常時利益を出す方法」を考えないと「結局、景気任せの将来」になってしまうということ。
何年も経ってから「俺って仏様の手の平の上で調子に乗っていた孫悟空みたいなもんだ」と思う時が必ず来る。是非、どんな国のどんな株でも構いませんから、20-30年の「長期チャート」を見てみてください。必ず下げ相場が何年も続く時があるはずで、チャートを見ながら、もし自分がこの時にいるとしたらどうするべきか、何を考えるかシミュレーションしてみたら良いと思います。下げトレンドに入ってしまって、それがまたいつか上がっても当時の価格まで回復していないなんてことも当たり前にありますし。
この辺のことがわからない方は「ヘッジファンドとは何か?」ってことを学んでみたら良いんじゃないでしょうか。「ハゲタカファンド」のことじゃないですからね~~。(笑)
でも「空売り(Short-sell)」に関しては各国様々な規制を掛けているのが普通で、自由に、そして好きなように出来るようにはなっていないんですね。株って上がっていれば皆が嬉しいわけで、下落を助長するようなことはしたくないのが普通ですから。
マレーシアではこの空売り(Short-Sell」を「RSS」と呼んでいて、空売りをしたい場合には「専用口座」を持たないとならないようになっています。そして様々な規制がある。
「規制があるからやらない」ならそもそも投資なんて考えないほうが良いわけで、私としては空売りが出来ないものはトレードは絶対にしません。
マレーシアでは口座も専用口座が必要なのと、空売りが出来る銘柄も決まっています。そしてその中にREITがあるのかないのかもわからない。またこれは例えばシンガポールの証券会社から売買する時に、空売りができるのかどうかもまだ調べていません。これは私の今後の課題です。
マレーシアの「空売り(RSS)」に関する簡単な説明はここをクリック。
Bank Negara Malaysiaの「空売り(RSS)」に関するPDFはここから(クリック)。
今日はとりあえず、こんなところで・・・。m(_ _)m