日曜日がヨメさんの誕生日でした。
昔はお互いの誕生日、結婚記念日には良く出かけたのですが、ジジババになるとそれも減ってくるし、「お目出度う」ってのが全然目出度くなくて、「いくつになったんだっけ?」なんて聞いてはいけないのは、お互い様のお約束。
でもこれだけは絶対に忘れては駄目なんですよ。
百合の花。他の花でも駄目。
買ってねって言われた覚えもなければ、百合が良いって聞いたこともないのだけれど、いつの間にやら「誕生日に百合の花」がヨメさんのお気に入りだってのはわかってるのね。
私自身は真っ赤なバラが好きで、若い頃はバラの花ばかりだったっけ。
そもそもなんで花を贈るようになったかってのが面白くて、あれはまだ私が二十代だった頃、親父に言われたんですよ。
父 「お前、彼女に花を贈らないのか?」
ダボ 「え?花?」
父 「バカだね~、花ぐらい買ってやれ」
ですとさ。
それが始まり。
効き目抜群。(笑)
だからといって私の誕生日に何かもらった覚えがあるかというとそれはないし、ヨメさんは朝に寝ぼけた顔で「オメデト」と言うだけ。そういえば、ヨメさんからバレンタインのチョコレートをもらったことも一度もないなぁ。
どうもそういうのが嫌い、かっこ悪いと感じる様子。
そしてそれは古い九州女の特徴なんだと誰かに聞いたことがあったっけ。
でも他人様には抜群の愛想を振りまく。
なんだかつまんね~~~~~。