やっと重い腰を上げて親子ともどもスキャル生活に入ったのですが、困ったことがあります。
息子に集中させているのはS&P500 E-mmini, Clude Oil, Goldで、私はその時間帯はDAX、Bund,あるいは息子と同じでも良いのですが、問題は朝昼の時間帯。
私の好きな動きをする銘柄がないんですよ。
一日中スキャルをするのか?っていうとそんなことはなくて、でも一日中、対象銘柄があれば「いつでも好きなときにできる」んですね。ちょっと動きが緩慢だったりヨコヨコだったらいつまでも待つことなく、なんでも好きなことをすれば良いんですが、昼間の時間帯にこれぞという動きをする売買対象が見つかりません。
日経225?なんてことも思うのですが、いつも書いているとおり、日経225って半端じゃなく難しいと思うんですわ。
そもそも私は「窓」をどう考えるかってのが下手だし、日経225は前場2回、後場2回ぐらいしかチャンスがないのね。それも動きが大きくなくて、そりゃトレンドがしっかり出る日もあるけれどそんなのはいつ来るかわからない。そして目先でウロウロ動く波動は値幅が十分になくて「うまく行って20-30円抜き」しかできない。今は昔と違ってミニがあって刻み値も5円だから、20-30円というのは4-6ティックだから目標値としては決して悪くはないんですが、それはあくまで目標であって多くは2-3ティック抜きになりそう。これって昔、日経225にハマっていた頃やっていた10円抜きと同じ。(笑)
きっと私の手法と日経225との相性が悪いのだろうと思うんだけれど、あの当時の「手数料を払うためにやっていた」のを思い出すんですよ。で、世界に目を向けたら面白いのがいくらでもあって、それで私は生き延びることができたわけで、また日経225をトレードするって、なんだか本末転倒みたいな・・。
FXはそもそもああいうインチキっぽい証券取引所を通さない相対取引って好きじゃないし、入ってくるデータのティックなんて1-2秒に一つなんて絶対に有り得ない(世界中でトレーダーが売買しているのに)し、そして分析に大事な「出来高」がわからないってんじゃチャート屋としては非常に不安なんですわ。だから為替なら先物が良いと思うってのはいつも書いていることなんだけれど、出来高が大きくないからスキャル向きじゃない。
FXもスキャルじゃないなら、長い時間軸で大きなうねりを狙うなら良いと思うけど、それは私のやり方じゃないし。
でも昼間のFXの値動きとしては日経225より大きくて波はいくらでもできているから出撃チャンスはいくらでもあるのは間違いがない。ここにトレード対象としてのポテンシャルはあるとは思っています。
ちょっとトレンドができれば20-30PIPSは動くから面白いのだけれど、トレンドがいつできるのかは神様しかわからないと考える私のトレード方法としては、トレンドの中の「小さな波」を取るしかない。この手法が良いのか悪いのかそんなことは私にはわからなくて、でもその方法が私には合っているしそれが一番有効だと考えているわけです。
でも値動きを見ていると、やっぱり4-6PIPS抜きが目標になって、実際には2-3PIPS抜きになるんだろうな、と。(笑)
2-3PIPS抜きだなんて書くと、多くの読者が勘違いするみたいで困るんですが、2-3PIPSってのは結果論としてそれでOKってことでしかなくて、最初から2-3PIPS狙いで手法を構築しているわけじゃないんですよ。
ま、ゴタクはどうでも良いにしても、今のところはFXをやるしかないか・・・と悩んでいるところです。
最近は世界の中心であるEURUSDよりUSDJPYの動きの方がやりやすいとは思うのだけれどやっぱりアジア時間よりヨーロッパ・アメリカ時間の方が動きが大きくておもしろい。
これって先物も同じ。
だからもし朝昼の時間帯にFXをやって、それに慣れてくるのなら、一日中FXが良いなんてことにもなりそ。それはそれで良いのだけれど、私としてはそれは新たなチャレンジであって、できることなら今まで通り先物中心で普通にやって行きたい、なんてことを考えています。
それとも朝から夕方までは好きなことをして遊んでいれば良いかな、なんてことも考えたり。
実際にアメリカ時間に集中していますと最後までやるわけじゃないにしろ、ベッドに入っても興奮した状態だから寝付きが悪いんですわ。で、気がつくと空がうっすら明るくなっていたり。これってマレーシアで言えば6時近くになっているわけで、そこから寝たら午前中なんて仕事にならないんですね。昔はベッドでうつらうつらしている頃に子どもたちが起こしに来て、学校へ送っていましたっけ。で、帰ってきたら日経225が始まる。あの当時は一日中頭がボーッとしていました。そして土日はひたすら眠るだけ。(笑)
でも相場なんて長期間いつまでも毎日ダラダラやるもんじゃないというのが私の基本的な考え方で、やるときには集中して、休むときには何ヶ月でも何年でも好きなことをしていれば良いと思う。それが可能なのがあの世界なんだし。でもま、相場が好きで好きでしょうがなくて毎日いじっていないと落ち着かない人も多い世界なのね。でも仕事として割り切るなら、私は短期集中型が良いと思っています。
その点、息子殿は割り切りが良いのか、S&P500にしてもクルードオイルにしてもヨーロッパ時間とアメリカ時間が重なっているところ、そして米国で言う午前中だけに集中したほうが効率が良いというのを発見して、アジア時間で言う朝昼はもちろん夜中の時間に一切チャートも見ない。ま、これが長く続ける秘訣なのは間違いがないしろ、それって見習いやこれから伸びようとする人間が考えることじゃないし、全く訓練にならない。利益を伸ばすこともできない。
でも私は息子にトレーダーを長く続けてほしいなんて全く考えていないんですよ。さっさと適当なところで卒業できるようになってほしい。そしてその後に本当にやりたいことをやるような人生を歩んでほしい。
私としては、今の時点では明け方の時間帯以外は「やりたいときにやれる状況」を作ってもらいわけですよ。ということは日本時間で言えば朝の7時過ぎから夜中の3時ぐらいまでは「対応可」の状態にして、いろいろな売買対象を研究しないと。でも息子殿は「働く時間を決める」という一般常識しか持ち合わせていない様子。これじゃ他人様より抜き出ることなんかできないと古い私は思うのだけれど、彼は簡単に考えているのか、好きじゃないのか、それが合理的なんだかどうかわかりませんが、あれでうまくなるとは私には思えない。
他人が寝ているときでも一生懸命打ち込むしか自分が前に一歩出る方法はない、ぐらいに考えてほしいんだけど・・。毎日18時間勤務でも土日は間違いなく休みなんだから死に物狂いでやってほしいと思うのだけれど、そういう考え方って古いんだろうか。
ま、最後は愚痴になりましたが、それぞれが良いと思うことをやるしかないんでしょうね。
技術の伝承は簡単ではないというのを最近強く感じています。
どういう技術が合うかは本当に人それぞれなんですね。だから他人の手法を聞いても???だし、その人のチャートを見ても「どうしてこれで売買できるんだ?」なんて思う。息子はまだまだまっさらな状態だから、私の理論理屈を彼に無理やり教えていますがそれで本当にどうにかなるんだろうか・・・。
何よりも本人は気が狂わんばかりに頑張ろうってタイプじゃないし、のほほ~んとしながらやっていて、それでどうにかなる世界だと思っている様子。
自分の息子をクビにするわけにも行かないし、困ったもんだ。