読者からメールをいただきました。
その方は日経225ミニをトレードなさっているのですが、練行足での表示が出来ないとのこと。一体練行足だとどう見えるのか知りたい。また私がどうして日経225をやらないのかもう少し詳しく教えてほしいと。
えーと、大変申し訳無いのですが、皆さんの疑問には全てお答えしたいもののその時間が私にはありません。ですから「多くの方の興味があるであろうこと」は日記に取り上げたいと思っています。でもそれでもじっくり時間を掛けて書くことはできませんし、吟味にもそれなりの時間がかかるので「さわりの部分」しか書けないことをご容赦ください。
でも「質問は勘弁して欲しい」ってわけではありませんし、そういう皆さんの声から私も「ヒラメキ」を頂戴していますのでメールやコメントは嬉しいのです。ただご期待にそうようなことが私に書けるかどうかはわからないのです。すいません。m(_ _)m
まず本日、いや昨日ですか(笑)の日経225を見てみます。9月19日の日中だけ。一分足です。ああああ、そういえば質問を頂いたのは良いのですが、その方が日経225をトレードしているのはわかりましたが、一体どういうトレードをしているのかは書いてありませんでした。デイトレなのかスイング、ポジショントレードなのかわからず。これじゃ私も書き様が無いのですが、私に聞いてくるということは「デイトレ」だと思うので、その観点から書きます。
9月19日は「衆院解散を好感して上昇」ということらしいですが、一方通行の動きになっていますね。まずは1分足。
これをどう料理するかは「自分がどういうトレードをしたいのか」でかなり変わってくるのですが、練行足を使うとすれば、まずこの一般的なパラメータを使って最初に表示させて「全体の雰囲気の把握」をします。でも実際に売買するにはそれなりの変更、微調整が必要。
う~~む、結構面白いじゃん、と思いました。(笑)
ところが海外の多くの先物に比べると
○ 出撃チャンスが少ない
○ 値幅(ティック)が取れない
のは間違いがありません。この9月19日の9時-15時のチャートでも(私流のやりかたですと)「ロングが5回」「ショートが1回」だけです。その内、3回は20円幅ぐらいしか動いていませんから、きっと良くてトントン。多分マイナスになるはず。100円上昇しているところは「必ず出撃しなくてはならないサイン」になっているので多分70-80円は抜けるはずですが(ミニで14-16ティック)これはたまたま(それなりの)上昇トレンドがあったから良いだけの話で、私にとってはやっぱり「あまり嬉しくない動き」です(海外先物に比べて)。
それ以前のチャートも見てみますと、9月18日でこんな動き。
9月15日。
9月13日。日中の6時間でこれだけの動きしかないんですね。これじゃ暴れたくなるってのがお分かりになりますでしょうか。(笑)
勝てるのか勝てないのかという見方をするならきっと勝てるでしょう。でも非常に危険な動きが多く(値幅が全然出ない)、50円(10ティック)抜けたら万々歳しなければならないような動きばかり。もし世の中にこの日経225しか無いのであればこの動きの中でどうにかするしかありませんが、世界には面白い先物がいくらでもあるわけで、【私にとって】日経225は「東アジアの面白くない、そして難しい先物」としか言い様がないのです。
私に取ってデイトレは仕事と同じなわけで、いや、日雇い労務者みたいなもので、「今日は給金がなかった、少なかった」なんてのは困るわけです。たま~~に「今日は思ったより多くもらった」なんてのも駄目。いやデイトレだと「パートタイムの仕事」と同じで、「この2時間一生懸命働いたのにこれだけ?」ってのもイヤなんですよ。でも海外先物の場合はここがまるで違うわけで「頑張りたい人は頑張ってください。お給料は貴方の仕事次第」みたいなんですね。一時間きっちり働けばそれなりの報酬がある。私はここは非常に大事だと思っているわけで「収入は自分が主導権を持って決められる」ような仕事じゃないとやってられないわけです。
このドイツのDAXの動きを見てください。これって9月19日のマレーシア時間の午後3時から4時まで、たったの一時間でこの動きです。横グリッドの幅は10ティックです。つまり日経225だとすれば一つの山だけで150円抜きを狙える動きが1時間の間に何度もあるってこと。でもこれはかなりデイトレに慣れていないと目が回るハズ。(笑)
ドイツはEurexのDAXですが、1ティックEUR12.5ドルで、横グリッド一マスは5ポイント=10ティック=EUR125ドルです。
へ~~って思いません?
こういう動きの中でも私は「(いつも書いているとおり)一勝負2ティック取れれば問題なし」という考え方でやるわけです。(笑)
ただDAXをやってみようと思っても絶対にCFDにはてをだしませぬように。少額から始められますが、スプレッドが大きいのです。ですからCFDに手を出すのは「安物買いの銭失い」と同じことが起きるはず。もしCFDで問題なくスキャルで勝てるのなら、世界を手中に収めることも可能じゃないですかね。
ああ、それと最初にお断りを入れるべきでしたが、日経225のチャートは大阪のデータではなくて「CFD」からデータを取っています。日本の先物をやるつもりは全く無いので日本の取引所からのデータは取っていません。
私は日経225のチャートは全く見ないわけではなくて、日足のチャートはほぼ毎日見ています。それはトレード対象としてではなくて「日本人として知っておくべき」だと思うから。それだけです。(笑)
日足。
ただしスイングトレードをする。変換点を見るとしたら「4時間足を見るべき」だと前から何度か書いています。これは4時間足。8月1日から今日までの動き。
私が再びデイトレの世界に舞い戻るなんてことはちょっと10年前まで考えもしなかったのですが、でも世界の変化、我が家の事情で舞い戻ることになってマレーシアにも来ました。でも私はもう64歳ですし、「心身ともに疲れ果てるのが普通のデイトレ」を今後も長く続けられるわけがないんですね。
そんな時が来たら、この日経225の4時間足でも見ながらボケ防止のためにトレードをしようかなんてことは考えています。
でもねぇ、デイトレ男としては「長い時間足で見る」のが難しいんですよ。例えば、そろそろ「反転場所に来たな」なんて思ったとしたら、どうしたって短い時間軸の足を見てそのピンポイントを探したくなるんですね。またポジションが無ければ構いませんが、ポジションを持っていればどうしたって細かい動きも見てみたくなるわけで、「一日に一回」どころか「4時間に一回」しかチャートを見れないなんて「とんでもないストレスになる」のは間違いがないんです。(笑)
だからトレードなんてのは「一時期集中して頑張って、ある程度貯めるべきものが溜まったらさっさとやめて好きなことをする」のが良いと考えています。あるいは午前中とか一日のある時間帯だけ、遊び半分でやるか。やりたいときだけやるみたいな。
でもそれが出来ないんですよ。性格なんでしょうね~~。
とまた余談になりましたが、ご質問頂いた方、この程度でよろしいでしょうか。