民進党の玄蕃議員が希望の党に行き、民進党議員の選抜に協力していたわけですが、彼が記者会見で言った一言がネットで大炎上しています。
私もこれを聞いた時に、「え?やっぱりそう言うか」と思ったのですが
時間がないが、候補者の人生がかかっているので、1つ1つ丁寧に進めていく。できるかぎり希望する人を公認してほしいが、あすも協議を行って、前原代表に一定のレベルの報告ができるようにしたい。
これを聞いてなんとも思わない国民っているんですかね。
猿は木から落ちても猿。でも議員は落ちたらただの人。
そんなことは当たり前で「当選するかしないかはその人の重大な岐路」なのはそのとおりでしょう。でも希望の党と合流するにあたり、そのメンバー決めの彼の頭にあるのは「民進党議員のことだけ」がはっきりした。
「候補者の人生がかかっている」「できるかぎり希望する人を公認してほしい」
そうじゃないでしょう。
民進党議員の延命措置が大事じゃないでしょう。ここに日本の将来が掛かってるんですよ!!
自分が生き残るためには他人の心臓、腎臓、肝臓、なんでも利用させてもらいます、みたいな感じ。
まぁ、生き残るためには恥も外聞もないいやらしさがあちこちによく見えます。
あの加計学園問題で良く出てきた、獣医師会から献金をもらい獣医学部開設には断固反対すると表明していた玉木雄一郎議員も希望の党に鞍替えし、ブログに面白いことを書いている。
「変わる政党、変わらぬ思い」「今回の決断に伴い、私たちは、極めて大きな犠牲を払いました。小池百合子代表にも、相応の決断を求めたいと思います。」ですと。
これって「俺達が希望の党に移ってやるんだから、それ相応のことをするのは当たり前だろう」という論理。
そしてあれほど騒いだ「戦争法案」とやらに関して「10の法律の内、ぎりぎり9つの法案については理解できます。」と。
だったら最初からそう言うべきでしょう。そしてそう思うのだとすれば、玉木議員は自民党にでも入れる。
今では希望の党の指定席にちゃっかり座っている細野豪志も、国会前のデモ隊に参加して「戦争法案反対」と叫んでいた男。その男が「安保法白紙撤回の方は(公認は)難しい」と。安保法じゃなくて戦争法って言えっつーの。
国民を愚弄するのもいい加減にして欲しいです。
一般的にはどの議員が過去に何を言っていたのか、何をしていたのか細かいことはわからないのかもしれませんが、これで良いのか、日本!
彼らの拠り所は「安倍が悪いのだから、彼を引きずり下ろすためには何をしても許される」ってところなんでしょう。
ところが同じ希望の党の議員であり、立ち上げに参加した(私の好きな)中山恭子議員の夫である中山成彬氏は「安倍総理を倒してはならない」という人。
中山夫妻は保守バリバリ。彼らも今になると「利用された」と思っているんじゃなかろうか。
彼らが希望の党に合流した時には、私も希望の党を「保守勢力」と見ていましたが、今となっては希望の党は「ただの掃き溜め」にしか見えません。
でも小池氏はわかっているのね。選挙って「ムード」だと。「風」だと。
都知事になってからも掻き回すだけで一体何をしたんですかね。当初は大きな夢を掲げていましたが、ただの口だけ。「都政大改革」と言ってやったのは「公用車の廃止」ですか。これって笑い話でしょう。
都議会には「恐ろしいドンがいる」ということでしたが、蓋を開けてみればそれほどのことではなくて不正もなかったのははっきりわかった。豊洲もまだはっきりしないし、築地にはまだ卸の機能を残すと。アホか。
あんな近くに2つの卸売市場があったらどうなる。そもそも都は「東京の卸売市場は多すぎるので統合する」という方針だったはず。
小池都知事が生まれるまでに彼女に心酔して支援をし、小池都知事誕生に一役買ったあの若い音喜多都議会議員ともう一人が今になって「都民ファースト」と決別することになった。ここは非常に重要な点で、彼女そのものがとんでもない「ブラックボックス」、はっきり書けば「独裁者」なのは外から見ている私にもはっきり見えるわけで、パフォーマンスに関しては天才的な彼女をそのまま信じてよいのかどうか。
都民ファーストの議員には「勝手に記者と話をしてはならない」と決め、議員同士の「飲み会」も禁止しているおかしな団体。希望の党の代表を決めた時の話は噴飯物で、先頭を走っていた若狭氏と細野氏をさておいて、突然「リセット」と言って自分が代表に就任。これの発表が確か2時半で、若狭氏も知ったのは1時半頃だったと。何の相談もなかったのか?という質問に「私の携帯電話が壊れていて連絡が・・・」と弁明。議員が携帯電話は二台持ちなのは常識で若狭氏はただの「使いっ走り」なのが露呈した。
あらためて書く。
小池氏はわかっているのね。選挙って「ムード」だと。「風」だと。
希望の党が作った踏み絵(政策協定書)は以下の通り。
私はこれにサインした民進党議員を忘れない。(笑)
政策協定書
希望の党 小池百合子代表殿
政策協定書
私は、希望の党の公認を受けて衆院選に立候補するに当たり、下記事項を順守すること、当選した場合には希望の党の所属する会派に所属して国会活動を行うこと、希望の党党員として政治活動を行うことを誓います。
記
1、希望の党の綱領を支持し、「寛容な改革保守政党」を目指すこと。
2、現下の厳しい国際情勢に鑑み、現行の安全保障法制については、憲法にのっとり適切に運用する。その上で不断の見直しを行い、現実的な安全保障政策を支持する。
3、税金の有効活用(ワイズ・スペンディング)を徹底し、国民が納める税の恩恵が全ての国民に行き渡る仕組みを強化すること。
4、憲法改正を支持し、憲法改正論議を幅広く進めること。
5、国民に負担を求める前に国会議員が身を切る改革を断行する必要があること、および、いわゆる景気弾力条項の趣旨を踏まえて、2019年10月の消費税10%への引き上げを凍結すること。
6、外国人に対する地方参政権の付与に反対すること。
7、政党支部において企業団体献金を受け取らないこと。
8、希望の党の公約を順守すること。
9、希望の党の公認候補となるに当たり、党に資金提供をすること。
10、選挙期間が終了するまで、希望の党が選挙協力の協定を交わしている政党への批判は一切行わないこと。
年 月 日
第48回衆院選 立候補予定者(署名欄)
ああ、それとジャーナリストでこういうことを言っている人もいる。「小池氏は電話で【石破氏】と【野田聖子氏】にアプローチしている」と。