なんだか日本って変だなぁ

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最近の日本を見ていると、なんだかピントがずれていて変な国だと思うんですがそんなことを思うのはどうも少数派の様子。

森友問題だって、事の発端はややこしい土地があって早いところ売り飛ばしたいところへ籠池氏が飛びついてきた。ところがこのおっさんがやり手と言うか近畿財務局が甘っちょろいのかうまくかき回されてしまってチョンボをしただけじゃないんですかね。でもそのチョンボも隠したいし、国会での佐川氏が的はずれなことを言い出して、隠蔽に隠蔽が重なっただけで、「その隠蔽工作の責任は安倍にある」と言えばそりゃそうだけれど、あんなことで政権を追い落とそうなんて無理がある。

忖度もあったろうとは思うけれど、そして「忖度しろ」という圧力があったにしろ、そこの犯罪性は立証できない。この「犯罪性の立証」が何よりも大事であって、立証できなければどうにもならない。ところが「やっていないならそれを立証しろ」と平気で馬鹿なことをいう政治家、政党がいる。これって右左、与党野党の問題じゃなくて、やっていることが馬鹿過ぎないか?

でも文書改ざんは話は別で、それは「改ざんしたほうが悪い」わけであって、それにも官邸が関与したなんて飛躍を言い出してもねぇ。

これって裏を返せば、もしこれで安倍さんの首を取れるなら、「いつでも官僚の腹ひとつ、地方の関連事務所の作戦で、国のトップを追い落とすことが可能」ということになる。

なんでもかんでも理由をつけて「安倍打倒」に結びつけたいのはわかるけれど、私に言わせると全く論理的でないと感じるんですわ。

前川氏が中学校の特別授業で何を喋ったかを自民党議員が文科省に問いただしたというのが問題になっていますが、その自民党議員は文科省関連の仕事があるひと。前川氏はヒーローでも何でも無くて文科省のトップでありながら昔から日本の国の大きな問題であった「天下り」を平気で推進して保護した大罪人。それが加計学園問題で自分であちこちに情報を持ち込んで「官邸の関与があった」と言いふらして加計問題を大きくした人。文部科学省のトップであるのにも関わらず、売春の温床である出会い喫茶に足げ無く通い「貧困の調査」だと馬鹿なことを平気で言う人。なおかつ出会い喫茶に行くには公用車を使い、自分の居場所がGPSでわからないように自分の携帯は持っていかないようにしていたことまでバレてきた。

そしてなおかつ、彼の座右の銘は「面従腹背」だという変わった人で、でもそれは「極左」と言って良いほどの思想を持っていて、時の政権とは真逆の考えを持っているからだというのもわかってきた。

それはそれで一向にかまわないし、そういう人が一般人となったわけで、彼はあちこちで講演をしているのは全く問題がない。ところが「教育の現場」に彼が出てなにかしゃべるとなると話は別でしょうが。一体何を喋ったのかを確認したいと教育関係に携わっていれば、それも国会議員ならチェックを入れるのは私は当たり前だと思う。

それと国会で自民党の和田議員がおかしな質問をして太田充理財局長に「まさか安倍政権を陥れるためじゃないか?」と言った。この文言を使うのはやりすぎだと思うけれど、これは太田充理財局長がかつて何をしてきた人か、そして今回の件も「財務大臣とは違う答弁をしている」ところに気がついていないと和田議員がなぜそんなことを言ったのかは見えてこないはず。麻生大臣は財務省のトップで、国会の答弁をするときには必ず「財務省が台本を作る」わけだけれど、そして太田充理財局長が答弁するときも同じで、必ず省内ですり合わせをする。つまり、財務大臣と理財局長が違うことを言うのは普通考えられないわけだけれど、それが起きた。なぜ?ここに和田議員は何かおかしな動きを感じた、ってことじゃないんですかね。

そして最近は「官僚の人事を掌握した官邸に問題がある」と。つまり「忖度が横行する」「官僚は官邸を見ながら仕事をする」と安倍批判に傾いている。それどころか、書き換えの実行犯は財務省、近畿財務局にいるのに、「佐川氏は犠牲者」みたいな論調で野党は動いている。

バッカじゃない?これって右派も左派も与党も野党も関係ない話で、要は「官僚は上を向いて昔から仕事をしてきた」ってことが明るみに出ただけじゃないですか。忖度をする相手が変わっただけでしょう。で、忖度の結果、なんでもする組織だというのがわかった。あるいは忖度でなくて指示があったにしろ、平気で犯罪を犯す組織なのがはっきりわかった。森友問題が表面化する以前にも書き換えがあったのが見つかったくらい。

政治家は国民に選ばれ、国民が望む方向へ国を操縦する義務と責任がある。そして手足となって国を動かしている官僚を政治家がコントロールするのは当たり前のことで、それが今まで日本ではあやふやだったことにこそ大きな問題がある。政権が変わろうと、国民が選んだわけでもない官僚が主体となって国を動かしてきて、人事も方針も官僚が決めるということが当たり前に起きていた日本。

当然、表向きは政治家が決めるわけだけれど、細かいことがさっぱりわからない政治家は官僚のペースに取り込まれるのが普通で、リーダーシップを発揮した政治家なんて今までどれだけいた?

公務員改革なんて昔から言われていたけれど大きく変えることは出来ていないし、大問題中の大問題である天下りだって全く解決していないじゃないですか。そして各省庁は外部団体をたくさん抱えて内輪で美味しいことをやっているのはどこも同じ。規制緩和が何でも良いとは思わないけれど、規制緩和の方針、外国からの圧力、これらを利用しない限り、鉄壁に囲まれていると言ってよい官僚が作り上げた牙城を切り崩すことが出来ないのは今も同じ。

これを変えるには人事を政権が握るのが何よりも大事で、それに成功しただけでも凄いことだと思うんですよ。でも当然、それに対する反発は凄まじいものがあるんだろうし、それを野党が利用して時の政権を叩くという構造になっている。

「官僚の忖度助長」だと?

政権の言うことを聞いてくれないと困るわけで、勝手にやられて良い訳がない。話が逆じゃないのか?問題は忖度ではなくて「忖度の結果、犯罪を犯すのかどうか」だけじゃないの?前川氏のように「面従腹背」があの世界では当たり前だとしたら、そこの意識改革こそ絶対に手を付けるべきで、イエスマンは組織のためには必要がないのは国民はとっくのとうに知っていて、封建時代じゃあるまいしそんな文化が濃く残るのが官僚の世界なら、それこそ解体、再編成まで持っていくしか無いと私は思う。

でも今は忖度が問題になって政権の屋台骨が揺らいでいる。これこそが「人事権を握る官邸に反発したい全ての官僚が望むところ」と言って良いくらいで、書き換え事件だって簡単にバレるようなことを平気でやっているし、本当に忖度しているとしたら「バレないようにするのが世の中の常識」でしょう。でも今回の嘘の上塗りにしてもなんだかやり方が稚拙に見えるんですよ。あるいはあれが官僚の体質なのかもしれないけれど、我々がなすべきことは「まずは問題の核心をはっきりさせる」ことであって「安倍政権を倒すことではない」んじゃないですかね。

まだ「核心がわかっていない状態」で「安倍打倒」を言うとしたら、それは「今回の事件を利用するつもりです」と言っているのと同じで、「核心がわからないのに平気で騒ぎ、話を大げさにしているだけ」なのがすべての国民に見えている。こういう人が身近にいたら、まず距離を置きたいと普通の人なら考えるはず。でも日本の野党、偏向報道に乗せられている国民は全くおかしな方向へ動いているのに気がついていない様子。あるいは気がついていても、「そんなことはわかってるさ。安倍打倒が大事なんだ」と考えているように思えるわけです。

政治家同士の攻防戦もあるけれど、「官僚の反乱」の可能性も無視できないわけで、「忖度をしたように見せた攻撃」の部分もあると私は思うわけです。「皮を切らせて骨を断つ」ぐらいのことは日本のトップの頭脳を持った人たちは考えるんじゃないですかね。「今まで通り官僚が日本を動かす」のか「国民に選ばれた政治家が国を動かす」のかという、近代日本において「歴史が大きく変わる瞬間」なんですから。

「忖度をして法律違反をする」のは法律違反をするほうが絶対に悪い。ところが世の中の風潮は逆で「忖度させたほうが悪い」となっている。官僚の思う壺。

こういうのが太田充理財局長の言動に見えるわけですよ。したたかさがそこにあるし、実際にトップの麻生総理と違う事を言うってことは、麻生総理を無視している、舐めている、官邸を攻撃したいのかと太田充理財局長の過去、人となりを知っていて、そして今回の動きを注視している人には見えてくる。だから釘を差したいと和田議員は考えたはず。

でもこういうところが全く表に出てこない。ま、それもわかりますよ、ややこしい話だから。

だからといって子供相手に洗脳するがごとく「官僚が自ら法律違反をするはずがない。必ず裏に指示した政治家がいる」とまるで真相を知っているがごとく叫ぶ野党。枝野代表はそれの急先鋒で、さすが極左の革マルとつながりが指摘されているだけのことはある。やり方が尋常じゃない。

そりゃこれだけの問題が起きれば「そうかもしれない」とは誰しもが思う。でも証拠を集めて追及するべきであって、「可能性」だけで騒いでいるのが今の日本の野党。そしてそれに乗せられて「やっていないならやっていない証拠を出せ!」と悪魔の証明を平気で求める国民が増えている。

私が絶対に国会でやってもらいたいのは、書き換えの実行犯と指示を出した人の確定。それと森友学園の同じ土地にある「野田中央公園」がなぜ14億から2000万円になるように補助金が出たのか。これで動いたのは辻元清美なのははっきりしているけれど、他にどんな団体、政治家、官僚が関与したのか。そしてまったく話題にも出てこない「給食センター」もただ同然だったということの解明。

誰が悪くてどう責任を取るかってのはこの次の話じゃないんですかね。

それが全く解明されていない今の時点で、安倍じゃ麻生じゃ昭恵夫人だと騒ぐのを「リンチ」という。

リンチが好きなら、是非、辻元清美も引っ張り出さないと。

日本が抱える「問題」って奥が深いと思いますわ。でもそれは政治家でも官僚のせいでもなくて、我々国民のせいだという意識を持つのは重要だと思うわけです。

だから一生懸命リンチに加担する、ってか?

 
 
 

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