【トレード】昨晩の石油(クルードオイル)の動きは凄かった~~~

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昨晩の真夜中マレーシア時間の02時15分ごろ、トランプ氏のイランとの核合意に関する発表があったわけですが、まぁ石油の先物の動きが凄いこと凄いこと。

でもトランプ氏は核合意からの離脱を言うであろうことは多くの人が予想していた。トランプ氏はずーっとそれを言い続けてきましたし。だからもし石油の値動きに波乱があるとすれば、「核合意を維持する」と言った時でのはずで、離脱は想定通りですから「すでに織り込み済み」でもあったんですね。

ファンダメンタルズで予測する難しさってそこにあるわけで、多くの投資家が「離脱する」と考えていれば、その発表前に石油は高騰するわけで、そして発表内容が想定通りだとすると「熱が冷めて逆に値が下がる」、あるいは「大して上がらない」ことが起きてもおかしくないのね。

チャートを見てみますと、発表後の上昇がありましたが、発表前の高値を大きく超えることはなかったのがわかります。

30分足。発表数日前にクルードオイルの値は高騰し、「何故か」途中で大きな下落が二度あって(この理由は私は知らない)、そして発表。そこからは値は上昇を続けましたが、ここで大事なことは「発表前の高値と同じレベルに【戻った】」という結果。

「トランプ氏が【離脱を決定】すれば石油価格は高騰するであろうこと」は読めても、実際の売買ではどこで動くべきなのかわかります?

発表前に買う投資家が多かったのはわかりますが、それって「予想を頼りに買った」ってことですよね。これを私は「ギャンブル」と呼びます。

また途中で大きな下落が二度ありますが、もし私だったらここで疑心暗鬼になるはず。トランプは「合意の破棄ではなくて【継続の意思】を持っていて、それがリークされたのではないか」と。少なくとも大きく下落していますから、「上がるはず」と思ってはいても「ここで撤退を考える」投資家は多いハズ。いやいや、絶対に「離脱する」「そして値は高騰する」と信じて疑わないとすれば、まさにそれってギャンブラーの考え方。

これってビットコインも同じで、上がると信じているとしても「上昇波動を確認してから買い出動」で良いんじゃないですかね(ちなみにビットコインは4月13日に上昇に転じたと見ています)。それじゃ遅すぎるなんてのは欲が突っ張っているだけで、値が下がっている途中に自分がナンピン買いしても、もっと下がるかもしれないし、上昇波動の確認は慌てて買い増ししたより安い価格でできるかもしれないじゃないですか。このクルードオイルではそれが起きていますよね。トランプ氏が予想通り「離脱」を発表し、そして上昇波動を確認してからの出動でも全く遅くない。

でもそれって「後から見てわかることであって、事前にわかることじゃない」。

でも【今は下落しているけれど、絶対に高騰する】なんて考えるのも、私はそれって予想ではなくて「信仰」と同じだと思っています。

ま、どちらにしてもファンダメンタルズで投資するってのは「読みの正確さ」「出動撤退のタイミング」「予想が外れた時の逃げ方」など全てにおいてそれなりのノウハウがないと出来ないわけで、私はそれを想像しただけで「俺には無理だ」って思います。(笑)

でもこのクルードオイルの動きも、超短期売買の視点で見ると全然難しくないのね。

チャートが延々と長くなりますから、トランプ氏の発表前後の動きだけ出してみましょう。

発表があろうがなかろうが、内容がどうであろうが、普通に大きな波をうって動いていますので、ショートでもロングでもどちらでも問題なく取れますよね?

マレーシア時間の02:00頃から。

延々と大きなうねりが続いていますが、この4つのチャートの動きはたった20分の間。忙しいように見えますが、この様に「大きくうねる動き」ほど簡単なものはないんですね。上昇波動も下降波動も問題なく取れるでしょ?

そして横グリッド線の幅は10Ticksなのをお忘れなきよう。1-2時間頑張るだけで数カ月分のノルマは達成できちゃう。

イギリスのEU離脱の時のボンドの動き、トランプ氏が大統領に選ばれた時の為替・株式指数の動きもこんな動きだというのを前に書いたこともあります。そして世界に起きた大震災、大事件も同じなのね。

世界に何が起きても、その一瞬に値が動くことはありえません。第一報を知った人たちが市場に入ってきて大きなトレンドが出来、そのニュースが広がり多くの人が市場に出てくるまでどうしたって10分~30分はかかりますし、トレンドはもっと大きくなる。そして大事件、大事故にしても詳細がわかってくるとトレンドが逆に動くこともありますが、それも当然大きなうねり、トレンドとして出てきますから、それに乗ることも出来るのね。

今回のような「重大発表」の場合も、その発表の前から大きなトレンドが上に向いたり下に向いたりするのはおわかりになるはず。そしてそれに付いていくだけで十分な利益が出るのもわかるはず。

これって投資じゃないんですよ。将来の予想もいらない。参加者の心理を考える必要もない。ただ目の前にある動きに乗るだけ。色々悩むことなんて何も無いんですよ。

これっていつも書いている「裏山に松茸を取りに行く」のと同じなんです。そしてその山には「間違いなく松茸があるのがわかっている(常に市場は動いている)」。でも自分がどれだけ収穫できるかは山に入ってみないとわからないのね。

それは2-3個かもわからないから、その時はいつもより頑張って多く取れるように粘ってみるとか、そうかと思えば今回みたいに山一面に何千個の松茸が生えているところに遭遇することもある。

それだけのことなんですね、超短期売買って。

これの本当の利点は実は別の所にあります。自分が出撃しない限り、自分の虎の子を投資したまま怖い思いをする必要が全く無いということ。これって投資金額が大きくなればなるほど不安が増大するのが普通で、もし大きなポジションがあった場合、夜に寝ている時に911のNY同時多発テロや大震災のことを思い出すとゆっくり寝るなんてことは不可能。また土日も怖くなるんですね。この二日間に何か起きたらどうしようとか、家族と3泊4日で旅行に行っても気が気じゃないわけですよ。だからいつでもどこでも値動きをモニターしようと思うようになるし、これって命を削るのと同じ。普通の人には出来ない。だからトレードの上手い人でもなかなか大きくなれないのね。

でも超短期売買って、まさにそのポジションがある数分なり、数十分なりの間しかドキドキしないわけですよ。疲れたらやめて寝るのも結構。ノルマを達成できたら遊びに行くのも結構。1週間、2週間、1ヶ月でも遊びに行っても不安なんか何も無い。これって何よりも大事なことだと私は思うんですよ。

また今回みたいなときとか、あるいは大事故、大事件で市場がメチャクチャに動いて怖いと思ったら、何もしなければ良いだけのこと。

 
 
 

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