最近、巷では仮想通貨の話題が少なくなってきている感じがするんですが、ビットコインの値動きに注目しています。
私のチャートの見方では、４月１２日に上昇トレンドに入り、しかし５月１０日にはまた下降トレンド入り。そして６月６日頃にまた上昇波動が続いて上昇トレンドに乗りそうで乗れず反落。この時の上昇波は非常に弱く、本日６月２１日の上昇派も勢いがなく、そろそろまた反転して下げても良い位置に来た。
この次に来るであろう下降波はどうなるんでしょうか。見どころです。
というのは今の位置は去年から今年に入ってからも支持帯にあって、下降波がここに当たると反発して上昇するという繰り返しがあった。
でもこの支持帯を下に抜けるとかなりチャートの形としては悪くなる。当然、年初来安値をつけるかもしれず、ここで攻防戦が行われているはず。買い方はここを崩されると一気に大きく下がる可能性がありますから必死に買い支えているんじゃないですかね。
でも大きなトレンドを見ると下げ続けているわけで、その中の出来高を見るとやっぱり売り方が優勢で、ここぞというところで大きく売ってきていますよね。
さて次の陰転、下降波動で何が起きるか。見どころだと思います。
でも今までの動きですと買い方に力がないのははっきりしていますし、持ちこたえられるんですかね。
かつてのビットコインって「現物を保持する」だけでしたが、FXが出来、先物もできましたから、現物を持っていないトレーダーが「空売り」が出来るんですね。
つまりビットコインに全く関係もなかった保持もしていない私みたいなのが「ここから下げる」と読めば、売り方として参入できるってこと。
FXや先物の市場がどのくらい大きいかわかりませんが、ここで売り崩して利益を出そうとチャンスを狙っているトレーダーって世界中にごっそりいるはずで、どうなりますか。
今までの上昇波でも買い方が強い感じはないですし、ここで売り崩されることをどうにか持ちこたえても、世界に何か大きな変化がなければ大きく上昇することも無いんじゃないですかね。
ま、仮想通貨、暗号通貨に思い入れがない人にとっては傍観者として非常に面白い場所。
将来のことは神様しかわからないわけで、買おうと思っている人は上昇トレンドを確認してから買えば良いだけのことで、安いから買おう、買増ししようなんてなんてのはギャンブラーと同じ。
そしてそれで得るものは「高揚感」だけであって実利があるのかないのかは全く別の話。
出来高も多く大きく突っ込んだ所を買うという手法もあるけれど、それは反動を取る手法であってこれまた投資とは無縁。
どれほど仮想通貨、暗号通貨に興味もあってブロックチェーン技術に将来性を感じていようと、資産価値を計算するのが不可能なこの手のものに真剣に投資するってのは私には理解できません。
株だとすれば、「技術は凄いのだけれど、商品化は出来ず、世間には受け入れられていない会社」の株を買うのに似ていて、オタク、ギャンブラーには面白いのだろうとは思うのだけれど、それも投資だなんて考えてしまうのは上手くないんじゃないですかね。
ただ単に値動きを追って利益を出そうと思うのなら、世界中にあるありとあらゆる商品、先物、株などと同じで、上がろうと下がろうと利益を出そうとするのはありなんでしょう。でも今のように値動きが小さくなってしまったらなんの妙味も無し。
かと言ってビットコインは過去のものとして消えていくかどうかはわからず、出来高も増えて動きが面白くなってから参入を考えても全く遅くないはず。