いつもこのままでは日本経済はダメになると書いている私ですが、一つ希望があるのがわかりました。
これもいつも書いていることですが、安倍さんはどうするべきかわかっているはずなんですよ。それは安倍さんに近い人達の話で想像できる。ところが「緊縮財政」「増税」一色になっている今の日本で安倍さんは彼のやりたいことが出来ていないのをずーっと感じていました。(どうにかできたのは金融緩和だけ)
でも財務省の不祥事がきっかけで財務省が主導している「緊縮財政・増税」の世論をぶち破れるかと思ったけれどそれも出来ないのが6月の「骨太の方針」でわかりました。これは安倍さんが悪いと言うより、あんな程度でまとめるしかない力関係があるからだと思っています。
このまま緊縮財政を続け、増税もしたらまた日本は暗黒の時代に入っていくだろうと思っていたのですが、一つの光明があるのがわかりました。
安藤裕衆議院議員という人を私は全く知らなかったのですが、彼が若手を集めて「提言書(「デフレ完全脱却による財政再建に向けた来年度予算編成についての提言」)」を官邸に出したとのこと。ま、今までならだから?で終わるのですが、その内容が官邸のオームページに記載されていて、官邸もまんざらではなさそうな感じなんですわ。(そういう提言が官邸のホームページに掲載れることは普通ありえないらしい)
そしてその提言の内容ですが、安倍さんが出した「骨太の方針」に沿った内容だとのこと。つまり、その提言内容に頭から否定することって難しいかもしれない。もしも安倍さんがその提言を一部でも受けれると面白いことになるんじゃないかと。
もしかしたらこの提言書の仕掛け人は安倍さんかもしれない、なんて思ったり。あまりにも骨太の方針の内容が酷すぎましたし、でもあれで反対派のメンツを立てたとすれば辻褄が合う。
説明はこれ。
「デフレ完全脱却による財政再建に向けた「平成31年度予算編成」についての提案」記者会見 平成30年7月6日
民主党政権で「コンクリートから人へ」ということで「公共投資は駄目」という世論が形成され、それが当たり前になってしまいましたね。そりゃ公共投資には問題があるにしても、問題を解決するのではなくて公共投資は駄目という考え方っておかしいと思っていました。
今回の大雨で各自治体の状態も明らかになってきましたが、災害防止のための工事も出来ない、予算もない状態がわかってきましたね。糞も味噌も一緒にして公共投資は駄目ということで進んできた結果だと思います。
こんなことがわかってきたのに、その原資は増税で賄おうという声が上がってくる日本って狂っていると思います。これこそ国債で賄うべきだと思うんですがね。何十年後の日本人にも恩恵があるんですから。