このブログの読者の年齢層は高く、(私から見ると)左傾している方が多いんじゃないかと思っています。世の中の見方も、安倍政権に対する考え方も朝日新聞ときっと似ているじゃないかと。
だから朝日新聞の悪いところをブログに書くと、私に対して「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」と同じ心理状態になるであろうことも覚悟しています。
でも書きます。
朝日新聞が世界に広めた「慰安婦問題」ですが、そのキッカケになった吉田清治の創作の書籍が元になっているのは周知の事実。それを多くの人達に指摘され、とうとう朝日新聞が「誤報である」のを認め、謝罪し、社長も辞任したのはつい数年前。またその時、福島原発の吉田所長の手記に「指示に従わずに多くのスタッフが逃げた」書いてあると報道し、そんなことは書いていないと「政府までも手記を公表する」と動き出した途端、前言を翻した朝日新聞。このことに関しても一緒に謝罪した。
そしてそれらに関する記事は誤報でしたと朝日新聞の紙面にも載った。
ところがですね、それが誤報であるというのを英語版にはなかったんですね。これに気がついたケントギルバート氏が大憤慨して問題は大きくなった。これを産経新聞が取り上げたところ、朝日新聞はこう答えた。
「記事は存在しますが、検索でその記事がヒットしないように埋め込んだ【メタタグ】を外すのを忘れた」という様な内容。これでまた世間は大騒ぎ。
なぜこれほど重要な記事はないという記事だけ、たまたまメタタグを外すのを忘れたのか?と。そんなことを信じる人がいるんですかね。そしてもっと酷いのは海外向けの英語のサイトには検索も何もその件に関しては一切書かれていないってこと。慰安婦問題を書いたいくつかの記事は誤報でした。謝罪しますというのは、それこそ全世界に向けて言うべきじゃないんですかね。
ここで新たな真実。
メタタグを外さずに「検索しても出てこない文書」が他にもあるのがわかった。
そうか、朝日新聞がいうことは本当で、そういうメタタグを外すのを忘れるようなことは起きているんだと思う。
でもその新たに見つかった記事(というかページ)にどんなことが書いてあったと思います?
最近、巷で大騒ぎになっているじゃないですか。企業も政府機関も「ある一定の比率の【障害者を雇わなければならない】のに政府機関でそれが全く守られていなかった」という報道。これもひどいもんですよね。民間にはその決まりを守らなかったら罰金等の罪が課せられるのに、政府機関にはそれがないらしい。
さて、朝日新聞。
当然、朝日新聞も一定の比率の障害者を雇わなければならない。
これってどういう風になっているのかなとか、仕事を見つけようとする人は調べますよね。
ところが・・・。
「障害者の雇用に関して書いたページ」は検索でヒットしないようにメタタグが埋め込まれていたのが発覚。
ダボは右傾しているから朝日新聞の悪いことばかり書くんだろうと思います?
思想信条がどうこう言う前に、
これっておかしいだろ~~~~~~~~~~~~~~~~
と私は言いたい。
そして朝日新聞はそういう新聞社であることを多くの人に知ってもらいたい。
この手の、ちょっと手を加えて「勘違いするような記事の書き方」をするのはいつものことで、それをここに書き出したらキリがない。悪いことをする政治家はいくらでもいるのに、与党の場合は大騒ぎ、でも立憲民主などの野党議員の場合は、一切、記事にもしない。自民党の総裁選も同じで、とにかく安倍を引きずり下ろせるならなんでもOKで、なんとあの実態がわからない、政策が大事と言うけれど政策は言わない石破氏にエールを送る。これは野党も同じ。
やっぱりここにも「憲法改正は何が何でも阻止する」という強い意志を感じます。石破氏は改憲論者としては安倍さんより右傾しているけれど(あれが本筋だと私も思うけれど)、9条は今いじるべきではないと言う。これに反安倍派は飛びついた。
また証拠がはっきりしない疑惑でも大騒ぎするのに、証拠があるのに野党議員の場合は報道しないってどういうこと?
私はここにはっきり書きたいと思います。朝日新聞は廃刊まで追い込んだほうが良い、ってこと。ま、それは極論でしかありませんが、そういう勢いが必要だと思うわけです。
でもこういうことをするのは朝日じゃなくて毎日もそうだし、NHKもそうだった知っていました?虚偽に基づいた番組を作って世論を誘導している、番組に出た当事者もそういうことは言っていないと外国人も憤慨して大騒ぎになって1万人訴訟とか起きたのをご存知?モリカケ問題のニュースでも野党の言い分を重視して、大事なキーパソンが国会で何を言ったかはほとんど取り上げないなんてことはしょっちゅう。
逆にテレビも新聞も「政権に都合の良いことしか報道しない」と言う左派もいるし、そう思っている視聴者・読者も多いはず。でもそれを自分で検証してみたことがあります?
検証してみるとどんなことが見えてくるか。それは私がここに書くことじゃなくて、みなさんが自分の目と耳で調べ、みなさんの頭で考えることだと思います。
誰が何を考え、信じ、話そうとそれは自由。
でもそれを形付ける情報、ニュースが歪められていたらどうなるのかってのが問題で、朝日新聞が左傾しているしていないって問題じゃないんですよ。
それともそのくらいの情報操作は許される?そうでもしなければ世の中は変わらない?
そしてそれは右派も同じだろうって?
そう思うなら、例を出してみてください。私も検証してみたいですから。
でもねぇ、右派、保守系も似ているところはあるのが間違いがないのね。
私がいくらなんでもそれは無いだろうと思うのは「戦時中、日本軍の規律は厳しく巷で言われているようなこと(慰安婦関係)はあり得ない」「アジアの各国は日本に感謝しています」と断言する右派の評論家も少なくない。
そして、そして、それを聞いて「私は自虐史観を教え込まれ、事実はそうだったのを知りませんでした。真実を教えてくれて有難うございます。涙が出ました」という読者、視聴者も出てくるのね。
こんなのありか?
なんでそんなに簡単に信じてしまうのか。それは左派も右派も関係ないのね。
最近、またか・・と思ったのは「トランプ氏が安倍氏に【私は真珠湾のことは忘れない】と言った」という報道。え?そんな事を言ったの?と思って調べてみると、全く違うじゃないですか~~。発信元のワシントン・ポストがそういう風に報じたのを日本側はそのまま流した。
でも真珠湾云々の話をしたのは間違いがなくて、でも「日本はかつて真珠湾攻撃をしただろう」「そういう強さ、気概が日本にはあるはずだ」という文脈だったのは調べてみるとわかってくる。「あちこちに気を使いすぎて、大事なことを見誤るな」とトランプ氏は言いたかったように私は感じます。
前に日記に書いた「メディアは国民の敵だ」とトランプ氏が言ったという報道ですが、あれほど酷い印象操作って無いと思うくらいで、その時の演説の音声には「フェイクニュースは国民の敵だ」と言っていた。その「フェイクニュース」というところを「メディア」と約してテロップを同時に流したのね。そのくらいの英語でも日本国民はわからないと思ったんですかね。
あっちもこっちもプロパガンダ大盛り。
さて、我々は何を、どんな情報を元にして考えれば良いんでしょうか。
そういう意味で、私は玉石混交でメチャクチャなネット情報も良くなってきたと思うんですよ。誤報、嘘はすぐ訂正される情報が流れるようになってきた。
ネットは一切見ないでテレビや新聞から情報を得る人って日本の場合は60歳以上が多いのがデータからはっきりしていますが、最近は40歳代でも「ネット重視」の割合が「新聞・テレビ重視」の数を上回ってきたそうです。
いい傾向だと思います。
でもなんでも信じ込みやすい人がネットを重視するととんでもないことが起きるのも確か。これは「ネトウヨ(ネット右翼)」と呼ばれる人たちの中に顕著に見える傾向。
朝日新聞社の中にも善意を持つ人は絶対にいるはずで、是非、社内で「メタタグを入れた本人」「それをそのままにしておけと言った上司」の特定を急いで、世間に知らせるべきだと思います。
今回の「都合の悪い記事(ページ)は【検索でヒットしないように手を加える】」ってあるまじきことだし、そういう大事な記事(ページ)の「メタタグを外すのを忘れました」なんて言い訳が世の中に通用するわけがないじゃないですか。
特に今回発覚した「障害者の雇用に関するページ」も検索ではヒットしないようにしたなんてのは、朝日新聞としては致命的な大失態じゃないですかね。朝日が言う、人権だの平等だの公平だのって一体なんなんだと思う。