運転免許を持っている人なら必ず行くことになるJPJですが、営業時間に注意しないとならないのがわかりました。
私が免許の取得(オーストラリアの免許証からの書換)の時に行ったのは「Wangsa MajuのJPJ」でした。大きな場所で人がごっそりいてわけがわからない場所。
でも「免許の更新」は出来る場所がいろいろあるようで、私達はPUDU SENTRALにあるJPJに行くことに。セントラルマーケットの近くですがここは珍しく駐車場も大きくて止めるのに苦労はないし、証明書用の写真を撮る店、プリント屋も何件もあってここに
○ 免許証
○ パスポート
だけ持っていけばOKな場所。
まずここの営業時間を見てください。良いでしょ?日曜もやっているし、営業時間も長い。注意すべきは金曜のお祈りと祭日ぐらい。
Office Hours :Monday – Sunday : 8.30 am – 9.30 pm (Closed on Public Holiday)
Friday : 7.45 am – 12.15 pm / 2.45 pm – 9.30 pm
Remarks : Counters closed during Friday prayers.
先日は私の免許の書き換えで一人でいってきたんですよ。二度目ですから全く問題がないと思っていました。
車を駐車し、運転免許所用の写真も撮ってもらって、必要なもののコピーも取って、2FにあるJPJに。
ああ、必要なコピーですが
○ パスポートのコピー(パスポートが更新されていたら新旧のパスポートのコピー)
○ 現行の免許証のコピー(表と裏)
これらを持ってちんたら歩きながらJPJに行ったところ・・。
Closed!!
なんで?と思って中を覗いてみるとまだ係員が席に座っているんですよ。そして入り口のところにセキュリティーがいたので、「なんでClosedなの?」と聞いたら、ドアに張ってある張り紙を指差すんですわ。
こういうマレーシアの政府機関がある場所ってイミグレもそうですが、「ほぼ英語表記は無い」のね。Closedだけは英語でしたが、書いてあることはなんだかわからず。でも5時に閉まるということはなんとなくわかった。でもネットで調べると9時半までやっているはずで、「なんで?」と聞こうと思ったものも「開いていないのは間違いがない」ので諦めることに。
その時、フト時計を見たんですよ。
「17時2分過ぎ」
たった2分かよと思って、中をのぞいたら係員と目があったので、手を合わせてお願いポーズをしてみたんですよ。でも優しいはずのマレーシア人はこういう時には優しくない。(T_T)
2分ですよ。2分。随分、閉める時間に正確じゃないか~~~~~~。
がっかりなんてもんじゃないです。チンタラしていた自分が馬鹿そのもので、ほんの10分、早く来るのは決して難しくもなんともなくて、駐車場に着いてからもゆっくり歩いて飲み物を買ったり、写真屋、プリント屋に行っていたんですから。
9時半までやっているんじゃないのか?ってことに関しては腹が立ちませんでした。
家に帰ってきてから、おかしいなぁ、なんでだろうと思ってネットを見たら・・・。
○ 9時に行ったら閉まっていた(9時半まで営業のはず)
○ 5時にしまっていた(この報告は複数ある)
ってな口コミがありました。
こういうのを見落とすほうが悪いんですよね。マレーシアでは。
自分がきっちり注意しておけば全く問題ないことなのに、マレーシア人のミスとか不条理に文句を言ってもどうにもならない。
また一つ、勉強をした66歳の誕生日。
その次の日に、絶対に営業時間中に間違いがないであろう11時頃に行きました。
入り口で整理券を貰い、電光掲示板を見て自分の番になったらその窓口へ。「免許証更新用の申請書ってのは存在しない」ので、ただ整理券をもらって座って待つだけ。
ラッキーなことにこの窓口の係員たちは英語に問題がないのね。警官の制服を着ている若い女性を見ても、頭の良さそうな顔をしているし、ああ、これがマレーシアの学歴社会、そしてブミプトラなんだなって思う場所。中華系は一人もいない。
私の場合はパスポートを更新していたので、新旧パスポートとそれのコピー。そして現行の免許証と免許証用の写真一枚。そして現行免許証の裏表のコピーを提出。
パスポートの更新があったので、それ用の「申請書」を渡されました。ここに旧パスポートの番号。新しい番号はここ、住所はここ、サインはここと教えてくれて、それを書いて渡します。そして免許は1年間の有効期限で60リンギ。最長は5年なので5年分の300リンギを渡してあとはまた席に戻って待つだけ。
私の免許証は一日前の誕生日で切れているわけですが、こういうのって全然問題じゃないみたい。ヨメさんと息子の免許は一ヶ月前に切れてしまっているのに気がついて慌ててJPJに行ったわけですが、「失効した免許の更新」ってこともなく、普通に更新できちゃいました。もし3ヶ月あるいは1年前に切れていたらどうなんでしょう。
名前を呼ばれてカウンターに行くと、新旧両方の免許証をくれます。受け取りのサインも何もなし。
そういえば、マレーシアにおいて「海外の免許証からの書き換え」は停止した(シンガポールのはOK)と2018年に聞きましたが、その後どうなっているんでしょうか。今までは日本の免許でもオーストラリアの免許でも、筆記試験も実技試験も無しに「書き換え」ができましたが、それが停止されたとのこと。
ちょっと調べましたがこれが再開された様子はないみたい。
これって困りますよねぇ。かなり困る。でも反面、私はマレーシアは大したもんだと思ったんですよ。結局ですね、運転なんかしたことのない人が「他国の偽造運転免許証」を持って入ってきて、それをなおかつマレーシアの運転免許に書き換える事例が多いからじゃないんですかね。
偽造免許証も、いわゆる写真を張り替えたとかの偽造なら駄目なのはすぐわかりますが、この手の免許って「本物の免許」なんですよね。だから偽造と言うと違っていて、「不正に手に入れた免許証」という言うべき。
今、日本でもこれで揉めているんですよね。
海外からの旅行者が日本でレンタカーを借りて事故を起こすケースが増えているみたいですが、この手の運転免許証を持っている外国人旅行者が決して少なくないのがわかっている。
そういうことをするのは誰か?それは想像の通りの国の人達ですが、免許証はフィリピンの免許証だったりする。それを簡単に作れる裏ルートが存在するんですね。ネットで検索してもすぐにわかるとのこと。
フィリピンの運転免許証って昔からそういうのがあって、日本で、日本在住の日本人なのにフィリピンの免許を持っている日本人に会ったことがあります。裏社会の人でしたが、日本の免許証は「取り消し」になったのでフィリピンの免許証を手に入れて運転していると。これって違法なわけですが、事故でも起こさない限り、普通の道路での検問などでその免許を見せて何の問題もないと言っていました。
私も若い頃にグアム発行の運転免許証で運転していた時期もあるし、オーストラリアに移ってからは日本でもオーストラリアの免許証で運転していました。その国からの旅行者であれば、問題がないのね(ジュネーブ条約を結んでいる国じゃないと駄目)。
マレーシアで日本の免許の書き換えが出来ないのなら、日本から国際免許証を持ってくればいいかとなりますが、本当はそれも駄目なんですよね。国際運転免許証は旅行者がつかうものであって、その地に住んでいたら無効になるのはジュネーブ条約で決まっていることのはず。基本的に居住者は使えない(要確認)。
ま、どの国でも「旅行者に便宜ははかる」けれど、「住んでいるならその地の免許を取らないとならない」という当たり前の制度なんでしょう。
ここでどうもマレーシアはもう一つ運転免許に関して新しいルールを作ったらしいのがわかってきた。
「マレーシアの運転免許を持っていてもそれが他国の運転免許の書換であった場合、国際免許証を発行しない」とのこと。
つまり多くの日本人や私らみたいに海外の運転免許証の「書き換え」ということでマレーシアの運転免許を手に入れた場合、マレーシアは国際免許証を発行しないということらしい。ただしマレーシアで筆記試験や実技試験を受けて取得した運転免許ならOKということ。
私は今現在、マレーシアの運転免許証しか持っていませんが、マレーシア発行の国際免許証がなくても海外で運転免許証だけで運転できるのかできないのか。オーストラリアの免許証を持っていた頃は、どの国へ行ってもそれでレンタカーを借りることが可能でしたが、マレーシアの免許証でも同じなんだろうか。
ちょっと調べてみたら、日本では海外の「国際運転免許証」か、「外国の免許証+日本語の翻訳」がないとならないと書いてある。マジっすか?今まで日本語の翻訳なんてしてもらったこともなくて、日本へ行ったときにはオーストラリアの免許証だけでレンタカーを借りられた。これって何?
私がなんとなく感じていたことは、英語圏なら英語表記の免許証があれば大丈夫だし、英語なら日本でも大丈夫なんだろうってこと。これは法律的な話じゃなくて現場の運用の話で、例えばドイツ語、フランス語とか中国語、あるいはタイ語、アラビア語みたいな免許証だとレンタカー屋の窓口ではわけがわからなかもしれない。でも英語ならOKみたいな。
でも免許証に書かれている「運転できる車(オートバイ)の種類」って多くは記号で書かれていて、その詳細ってのはレンタカー屋の窓口じゃわかりませんよね。例えばオートバイの免許なのか普通車の免許なのかって見てもわからないんじゃないですかね。
こまりましたねぇ。マレーシアの免許しかなくて日本に行ったらどうなるんだろうか。マレーシアでは国際免許証は発行してくれない。
こんな記述も見つけました。
本日、JPJで運転免許を更新したついでに国際免許を申請したところ、当地で取得した二輪免許だけでなく、日本からの書き換えである自動車の免許も無事に取得できました (国際運転免許証のカテゴリーAとBにスタンプが押される)。昨年の申請時に「外国免許から切替取得したものには発行できない」とあれだけ厳しく言われたのは何だったのかと思わずにはいられません。ただ、マレーシアの場合は係官のさじ加減である程度融通が利くこともあるので、今回たまたま担当者に気に入られただけなのか、または単なる見落としか、それとも法令が変わったからなのかは確認できませんでした。
どこぞやの国の人達がちゃんとルールを守ってやっていればこんなことにはならないんでしょうに。
そういう意味で早速動いたマレーシア政府って偉いかもしれない。日本は何も出来ずにやられっぱなし。こういうインチキを平気でする人たちが日本で事故を起こし、それで死ぬ日本人もいるってことを忘れてはなりませんよね。