多くの専門家が「ここで消費税を増税したら大変なことになる」と言っていますよね。前から「リーマンショック級のことが起きれば【増税しない】」と安倍さんは言い続けてきたわけですが、「消費税増税こそがリーマンショック級の大問題になる」と言う専門家も少なくない。
でも財務省派というべきか、マスコミも経済界も、そして大多数の自民党議員も「増税賛成」という異常な状態。
大阪で開かれるG20では「減速が予測される世界経済をどうするか」が焦点となるはずで、そんな中で議長国である日本が「我が国は増税します」って本当に言えるのか。これは貿易赤字をどうにかしたいトランプ氏にしても、「アメリカ製品をどんどん日本には買ってもらいたいのに、日本の内需を冷やすようなことをシンゾーはするのか?」ってことにもなる。中国貿易戦争が今後どうなるかわからない今、そしてイギリスのEU離脱、中東の不安定さが増し、アメリカとイランは一線交えるんじゃないかと言われている中で、「もう少し様子を見よう」ではなくて、「私達は増税します」ってなんだかおかしな感じを世界が受けるんじゃないですかね。
日本こそが世界経済の安定化に貢献しないとならないのに、「皆さんはどうあろうと、我が国は火中の栗を拾い自滅します」みたいなことで良いのか。
それだけじゃなくて、どうも安倍さんは変な方向へ動いている兆候が前からありますよね。移民関係もそうだし、アイヌ法案もそう。これらは昔から安倍さんの考え方を理解しているつもりの安倍支持派から言うと全くの別人のようで、「変身した」、「周りの圧力に屈服した」としか思えないわけです。「安倍追い落とし作戦」があって、もうどうにもならないところまで追い込まれているのかなとも思う。当然、憲法改正はしたくないというのが自民党の本音でもあろうかと。
間違いがないのは、どんな勢力も「安倍が邪魔」だってこと。
そんな現状を加藤清隆氏(政治評論家)が解説しています。1:00:40から。
日本には問題が山積みで、何一つ解決せずに表面だけ取り繕うとしている感が半端じゃありません。「消費税増税対策」も細々とした対策がいろいろ出されていますが、あれを「子供だましだ」と思う国民も多いハズで、私はそれが正常な感覚だと思う。
日本の既得権益を持つ勢力の強さって半端じゃ無いのを「常に」感じていますが、それと同時に彼らの考え方は「国民不在」だとも思う。だからあれもこれもまともな解決法は出てこないし、議論さえきっちりなされない。本当に日本ってどうしようもない国に成り下がったとしか言いようがないと私は思っています。
でもそれは「自民党政権」「安倍政権」のせいでもなくて「日本が持っている本質的な問題」だと思っています。そして野党が全く駄目なのも問題で、理想論を連発するばかり。こんなことなら子供でも出来る。